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イタリア週末紀行 其ノ一 ドゥオーモお久し振り!初めての国での懐かしき再会
タワーリシ各位、本日もお疲れ様でした。


気が付けば10月に入っていたことに驚きを隠せない私ですが、相変わらず仕事では骨を折りつつ、余暇はしっかり楽しみつつの毎日を過ごしています。


9月中は8月に取れなかった夏休み消化のために金曜日を何日か休みにしたのですが、休みなのに家にこもっていたのでは僕のモノクロライフがカラーになることはないよなあ・・・ということで、思い切って行ってきました長靴の国!


時は9月22日の朝、まだ東の空も白まぬうちに家を出発し、安全運転でブラッセル南駅へ向かいます。そう、今回はコスト節約のためブラッセル南駅〜パリ・シャルルドゴール空港まで鉄道を利用しての旅です。鉄道もエールフランスの航路(陸路ですが)にきちんと含まれていて、チケットもちゃんと出るんですねえ。


CDG空港は巨大な空港ですが、以前出張者のお出迎えのために来たことがあったため幸いターミナル間の移動も難なく出来ました。朝ごはんも食べずに出てきたので、駅で買ったPAULのチョコパンがとっても美味しかったです。


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「ボンジュール、ムシュー各位、機長のピエールです。只今我々の下に見えますのは、かの有名なモンブランでございます。ケーキのモンブランは、この山に似せて作ったからこういう名前なんですよ」とまで言ったかどうかは定かではありませんが、モンブランの辺りだそうです。


CDG空港からフィレンツェ・アメリゴベスプッチ空港までは約2時間。非常にこじんまりとした空港のゲートを出ると、何故か警察のようなおっさんがおいでおいでをしている。何故かそのままパスポートを入念にチェックされたのですが、僕がヒゲを蓄えていたため何か思うところがあったのでしょうか(笑)サンキューと言われて行ってよし!


今回フィレンツェを訪れた目的はパスタでもトスカーナワインでもハムでもない!いや実はその全部でもあるのだが、第一の目的は学生時代サークルで一緒だった同級生(大学は違うけど)、まきちゃんとの再会を果たすためだったのである!!!・・・彼女は現在フィレ ンツェ近郊のアレッツォという街でハラショーな日々を送っているとのこと、サークルの新入生歓迎会に行った日付まで一緒だった僕たちが共に欧州にいる以上再会しない理由はないのです(笑)


空港を出たらタクシーを捕まえ、まずはホテルへと向かいます。10分もかからないくらいだったでしょうか、結構飛ばしてホテル前に到着。フィレンツェの陽気はかなり暑いです。


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Booking.com の予約表を握りしめて受付で待っていると、日本人の女子大生と思わしきお嬢さん方が3名ほど入ってきて後ろに並びました。駅チカだし宿泊する日本人も多いんだろうな、なんて思いながら説明を聞いていると、どうやら部屋の水回りにトラブルがあり予約した部屋が提供出来なくなってしまったそうです。おいおい着いて早々トラブルかい・・と思ったら、代替案としてすぐ近くの豪華ホテルの一室を提供してくれるということで問題は無事解決、それどころか予期せぬホテルのグレードアップにニンマリしてしまいました。


ホテルに無事チェックインした後は、待ち合わせの時間まで少しの間ホテルの周辺を歩き回ります。イタリアは前述の通り全く初めてなのですが、非常に活気があり単に街を歩いているだけで楽しい。そして、いちいち建物の迫力がすごい。短い間でしたが歩いた区画はカバンや革製品の露店がとっても多かったです。



雰囲気は楽しいですが辺りにジェラートを持ったヘンな奴がいないか用心して歩きましたよ。


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フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅。写真ではわかりにくいですが構内、周辺ともにかなりごった返しています。


そうです、この駅の構内にかの有名なマクドナルドがあり、そこが僕たちの再会の場所なのでした、、時計の針が15時を少し回った頃、恐る恐るその約束の地へと歩を進めていくと・・・なんと、まきちゃんがいました!最初はイタリアのモデルか誰かかと思いましたが近づいてよく見てみるとまきちゃんでした!突然の来訪に快く対応してくれてありがたい限りです。サークルのタワーリシ各位、僕たちは欧州で無事再会しましたよ!


挨拶もそこそこにお土産の蕎麦と日本製歯ブラシを贈呈し、翌日の切符を買った後、僕たちは街歩きに出かけました。但し、いきなり有名どころには行かず、まずは駅から北東へてくてくと歩いていきます。近況報告兼街歩き兼おしゃべり。そしてフィレンツェの陽気はかなり暑いです。


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しばらく進むと現れたのがこのバッソ要塞。中世の時代にきっと多くの敵からこの街を守ったことでしょう・・・


更に北北東に進むとようやく目印にしていたラヴァンニーニ通りにぶつかりました。ここまでくればもう少しでアレがあるはず・・・心なしか僕たちの歩く速度も 上がった気がします。地下道を超えた先の住宅街を進んだり曲がったり、そろそろこの辺りにお目当てのモノがあるはずなのですが、、、と、それらしい柵が目に入ったので突撃したところ・・・!


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はい、というわけで、フィレンツェにもロシア正教会はあるんです!ただフィレンツェにいってもつまらない(実際はとっても楽しいんだと思いますが)ということで、何かしらロシア絡みのネタが無いか探していたところ、割と近くにあったんですね。魚の鱗のようなクーポルをかぶった教会、写真の通り改修作業中だったので残念ながら敷地内部に入ることは出来ませんでしたが、これも一味違うフィレンツェのハラショーな楽しみ方、でしょう。


イタリアに来てまでロシアを見るという体験に満足した我々は安心して有名どころの観光へと繰り出したのでした。来た道を引き返し途中で南に折れて辿りついた先は、ドゥオーモという名の広場。


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この八角形の建物が洗礼堂だそうです。歴史的建造物に限りませんが、緑系統の色が使われていることが多い印象を受けました。



いやあ、見事なもんですねえ・・・花の大聖堂ってやつでしょうか。


洗礼堂やら教会やらを外から眺めた我々は、ウフィッツィ美術館に突撃しました。何でもこの美術館は予約なしでは3時間並ぶこともあるそうですが、そこはまきちゃんがしっかりと予約を入れておいてくれたので特に問題もなく中に入ることが出来ました。Grazie!


美術館内部は撮影禁止であったためここで写真をお見せすることは出来ないのですが、美術や世界史の教科書で見たことのあるボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」とか、レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」とか、「あ、教科書で見たことのあるやつだ!」という数々の絵画を素人なりに楽しむことが出来ました。


絵画以外にも天井に書かれているグロテスク?様式の装飾や彫像を「メディチ家すげえな・・・」と言いつつ見て回った我々は、廊下の奥にあるオープンカフェでしばしおしゃべりをして休憩。まだまだ陽は高かったのですが、スプマンテ?というシャンパンのようなお酒を頂きほろ酔い加減で見学しつつ出口へと向かいます。


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スプマンテの向こう側の青空も綺麗だろう・・・?


ウフィッツィ美術館を後にした我々はガリレオ博物館を横目で睨みつつアルノ川沿いを散歩し、ベッキオ橋を渡ります。この橋の上にはかなりの数の宝石店が軒を連ねていて、一目見た感じでは橋の上とわからないくらいでした。橋の中程には川を見渡すことの出来る素晴らしい場所があり、旅人がそれぞれ写真撮影をしたり、景色を楽しんだりしてとても賑わっていました。


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アルノ川沿いから見たベッキオ橋。壁の色がカラフルでとっても素敵です。


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見て下さいなこの素晴らしい景色を!ついついシャッターを押す回数も増えてしまいます。


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・・・橋の上では俳優とも詩人とも釣り人とも見分けがつかぬ若者が黄昏ていたみたいでしたよ、、(笑)


さてさてお腹もいい具合に空いてきた僕たちはそのまま南に下り、ピッティ宮殿の前で気をつけをして写真撮影をしたりしながら今宵のディナーを演出するレストランを目指します。


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宮殿の前は広場のようになっているのですが傾斜がついていて斜面に寝そべっている人などもいました。ストレスマネジメントは大切ですよね。


まきちゃんが知り合いの方に聞いておいてくれた地元で人気だというレストランは、意外にも人通りの少ない静かな通りの中程にありました。日本人のディナーの時間感覚で入ったせいかまだお客さんが来ておらず、まるで貸切状態。中庭の席をお願いしてフィレンツェの空の下でディナーを堪能したのでした・・・


というわけで毎度恐縮ですが(笑)、この日の食卓をより一層楽しくしてくれたヒーローとヒロイン達を以下紹介します!!!


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メニューにはなかったけどまきちゃんが交渉してシェフが作ってくれたブルスケッタ?と、トスカーナ産のワイン。大変オシャレかつ美味な一枚でございました。


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英語のメニューに「トマトスープ」というような記述があったため頼んでみたら出てきた一品。Pappa al pomodoroという名の、スープというよりはおじやのような料理。中央に乗っているフライドたまねぎとの相性が抜群で、僕のようなトマト好きは絶対に気に入ると思います。後で調べてみたところ、ざっくり説明するとトマトソースでパンをグツグツ煮込んだ料理みたいです。いつになるかわかりませんが、万が一家で作ったらアップしますよ!


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そして僕の目の前には、何という名前か忘れましたが、既に切られた状態で出てくるステーキが静かに姿を現したのでした・・ごくり。豪快に広がるバルサミックソースまでもが芸術に見えてきます・・・きっと「ルパン3世」に出てくる石川五右衛門が斬鉄剣にバルサミックソースをたっぷりつけて肉塊をぶった切るとこんな風になるのでしょう・・・(なるのでしょうか?)


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来る途中に飛行機から見下ろしたモンブランがまた目の前にあるかと思ったら、デザートが出てきました。これはモンブランではありませんが、僕が言えることは只一つ・・・そう、今日もまたカロリー超過だ!これまた芸術的なチョコレートソースの描く文様は何を暗示しているのでしょうか・・・


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まきちゃんが頼んだデザートもとっても美味しそうでしたが、ここはグッと我慢・・・察しの良い読者各位からこの写真は「あ〜ん」をして食べさせてもらう直前の写真ではないかという問い合わせが殺到しそうですが、ふふふ、真相は同窓会の時にでも話しましょう。


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そして僕たちは、今宵のディナーを締めくくるべくリモンチェロという甘いけど強〜いレモンの食後酒をウォッカの体でくいっと飲み干してからレストランを後にするのでした。とっても美味しいレストランに招待してくれて本当にありがたい限りです。


帰りは少しでもカロリーを消費するべくとことこと歩いて駅方面へ向かいます。陽が落ちても街には沢山の人が出ていて賑やかでしたが、夜は夜で様々な明かりが街を照らしていてとってもいい雰囲気。イタリアもとても魅力的な国だと思います。大学に出願する時にイタリア語専攻を検討したのも故なきことではなかったのでしょう!


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夜のフィレンツェ散策をしばし楽しんだ後、駅のほど近くでまきちゃんとさよならをしてホテルに帰還。平日とは異なり何も気にせずに眠れるのが幸せです。


美味しい料理も然り、素敵な街並みも然り、僕は瞬く間にイタリアが好きになってしまいました。眼を閉じて次に開いた時には明日になっているのでしょうが、明日は列車に乗ってアレッツォという街に出かけます!


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - イタリア, 00:35
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イタリア週末紀行 其ノ二 ライフ・イズ・ビューティフル・イン・アレッツォ!
昨晩(9月21日)は久しぶりの再会におしゃべりも乾杯も盛り上がってリラックス出来たせいかぐっすり眠ることが出来ました。


ホテルをチェックアウトし、今日はとうとうアレッツォに向かいますが、午後の列車の乗るつもりだったのでホテル近くのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会を見学。日本人も流石に結構いましたね。割と縦に長い教会なので、ゆっくり見学しようと思ったら思いのほか時間がかかるのかな、という気がしました。


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イタリアでは内部で写真撮影禁止の場所が多いのでしょうか?毎度の事ながらこういう場所にくると日常のカロリー超過を懺悔したくなり小一時間腰掛けて神に語りかけたのでした・・・まあ今夜も超過だろうけどさ・・・


見学を終えると既にお昼を回っており、朝ごはんも食べなかったため駅に向かう途中にピンと来たカフェに入りました。やはり日本人が多いのでしょう、「コンニチワ」と声をかけられました。


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大好物であるサーモンカルパッチョを迷わず注文。お昼からビールも頼んでしまいましたよ。え?うるせえ、誰がクマだ!


カフェで軽食を摂った後にはいよいよアレッツォに出発すべく駅に向かいます。アレッツォは日本人には馴染みが薄いと思いますので、今回はかなり写真を多くします(笑)


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フィレンツェにある駅ともなるとイタリア各地と連絡のある列車が随分とある印象でした。運賃は7€だったかな?とっても良心的ですよね。


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イタリアには鉄男?みたいな方々はいらっしゃらない模様でした・・・列車はとても空いていてどこに乗っても大丈夫でした。


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イタリアの郊外も素晴らしいものですね。なだらかな丘や森などを眺めながら列車はアレッツォを目指します。


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約1時間で目的地に到着。モスクワからリャザンに行くよりずっと早いですね。


アレッツォはとってもこじんまりとしている街のようで、駅前も全く混んでいません。歩いてこの日の宿であるホテル・コンチネンターレに向かいチェックインを済ませます。しばらくするとまきちゃんがホテルまで来てくれました。


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ホテルの屋上にあるテラスから眺めた街の風景。少し雲が多かったですが写真以上にとっても素敵な街並み。やはり建物自体に味がありますね。眼下に見えるのがモナコ広場です。


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ということで、まきちゃんと街歩きに出かけて最初にやってきたのがこのグイド・モナコ広場。広場の中央に立っているのはグイド・モナコ氏です。


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右手の下の本をよく見て頂けるとわかるかもしれませんが、音符がありますね。そう、なんとこのモナコ氏、ドレミファソラシドの音階の発明者だそうなんです!私も下手の横好きでギターを嗜むので、このような出会いに大感激。


モナコ広場を見た後はまきちゃんの案内に任せて街を歩き回ります。駅の辺りから街の郊外に向けて上り坂になっているような感じで、我々は町並みを見つつ街の高い方を目指して行ったり来たりしながら昇って行きました。


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住民の方々には何でもないであろう路地に味がありすぎます・・・


日頃運動していないせいか上りが長く続くと息が切れるような感じですが、何とも言えぬ街並みに歩みはどんどん進んでいきます。


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こうしてたどり着いたのがグランデ広場。ここの広場には傾斜がついており個人的には不思議な印象を受けました。北側には写真に見える回廊があり、売りに出されている一隅もありましたがレストランなどが入っています。またこの広場では馬上槍試合のお祭りのような催しが開催されているそうです。出来ればこの目で見てみたかったのですが、日本の流鏑馬のようなイメージなのでしょうか・・・?(ちなみに流鏑馬を生で見たことはないのですが・・・)


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街の一番高い辺りまできたかな・・・?という辺りから見た景色。緑の公園の中に売店があり、赤ちゃん連れや犬の散歩をしている方々に混じって2人で腰掛けてしばし休憩・・・しっかりと癒されましたよ。


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先ほどの公園から西へ向かうとかなり大きな建物がありました。こちらがアレッツォのドゥオーモです。


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演説のような声が聞こえたので中に入ってみると、なんと結婚式の最中でした!


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花びらの散るヴァージン・ロードの先には新郎と新婦の姿が!いやあ、おめでたい場面に遭遇したものですね僕らは。僕も将来のことをそろそろ真剣に考えなくちゃね・・・


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ドゥオーモを見た後は別のルートで街を下って行きました。途中にあったのがこのイタリア銀行?の建物。特に上の方にある模様が独特だと思いませんか?


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そして僕たちが辿りついた先は、アレッツォ随一のおしゃれスポットと言われる通りです!


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こちらのCAFFE D'EL COSTANTIに腰掛けてまたもやスプモーニを頂いたのですが、何でもまきちゃんの話によるとこのカフェは「ライフイズビューティフル」という映画にそのまま登場するらしいですよ。


ここでは通りに向かって2人で座りアルコール飲料を頂きました。流石にこじんまりとした街だけあって、通りかかる人同士が頻繁に挨拶を交わしています。オープンカフェに腰掛けてゆったりと往来を眺めるのはいいもんです・・・


おしゃれスポットで早くもアルコールを入れてしまった僕たちは、引き続き街を下って行きます。ブラッセルとは少し違ってアレッツォは歩き回ると結構暑い陽気でした。


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超人気のジェラート屋でヨーグルト味のジェラートを頼んでもらいましたがとっても美味しかった!人気店とそうでないお店は並んでいるお客さんの数が一目瞭然で違って面白いくらいでした。


ジェラートを食べながらトコトコ歩いていると、おっ、何だか先程見たような街並みが・・・途中で郵便局をかすめたのですが、この日は閉まっていたみたいで残念。そのまま語学学校がある辺りをうろちょろしたり、線路の近くを東側に向かったり、街歩きは留まるところを知りません。


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映画館「EDEN」。何だか禁断って感じがしていいですね・・・18時半頃に前を通りかかったのですがこの時間はまだ開館していなかったのです。一日一本しか映画を上映しないらしく、しかも全然混んでいないというなんとも愛らしい存在(笑)


そのまま道に沿って少し北に向かって歩いていくと・・・おやおや珍しい建造物が・・・


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なんとこれは闘技場の後らしいですよ。コロッセオというやつですか・・・イマジネーションを駆使して眺めてみると観客とグラディエーターが見えますよね・・・?


登ったり降りたりしながら街歩きをしたおかげでお腹もいい具合に空いてきた僕たちは、少し早いかな?と思いながらもまきちゃんオススメのレストランに向かったのでございました。皆様、テーブルクロスとフォークのご用意を!(笑)


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僕たちが入ったときは人もまばらだったのですが、出た時にはこんなに待っている人が出る程の人気レストランでした。店長は若いのですがワイルドな感じでとても素敵でした。僕もあと2割減くらいで近づけるかもね・・・


というわけで、毎度まいど恐縮ですが、旅で出会った様々な景色や体験をより一層色鮮やかにしてくれた素敵な道連れメンバーを以下紹介します!!!


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今晩のワインはこれまた素敵な入れ物で出てきましたよ。そしてこの大迫力のハムと結構クセのあるチーズ。チーズに限らず私はクセのあるものが大好きなので無問題。流石に全部は食べられませんでしたが。


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本場のパスタとは何ぞや?アルデンテとは何ぞや?これらの問いに対するひとつの答えがこれかもしれません。こちらは一見うどんに見えるほど麺が太いのですが、トスカーナ地方の名物のピチという手打ちパスタです。口に入れてみてびっくりしたのですが、モチモチ感が半端ないです。今まで味わったことのない完食。いや、感触か。いや、でもやっぱり完食ですね。


パスタのボリュームも結構なものだったので、肉などのメイン料理は摂らなくてもお腹がいっぱいになりました。誰に聞いてもイタリアは食べ物が美味しいという意見ばかりでしたが、本当にごもっともですね。


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さて、え〜、もう特に説明をする必要もないのかもしれませんが、そうです、今日もカロリー超過です・・・これは何となく僕の大好物であるダン・ブロンシュを彷彿とさせるようなデザート。チョコは熱くなかったのですがとっても美味しかったですよ。


大満足のうちにレストランを後にした僕たちは、夜のアレッツォを歩きました。夜は夜でまた違う表情が伺え、そして胃袋の中にすっぽりと収まった料理も消化出来てめでたしめでたしです。



『映画館「EDEN」、オープンです!』 中に素敵なカフェがあるというので、今晩リモンチェッロを飲まなかった僕たちは迷わず前進して行きました。



内側にはプールに囲まれたこんな素敵なバーがあり、ここのオープンテラスで僕たちはカクテルを傾けたのです。月明かりの下、アルコールも手伝ってかなり色々な話が出来て良かったです。しかしもう僕たちは大学生じゃないんだね・・・


時間もいい時間になってきたのでホテル方面に向かうと若人達が集結している。土曜の夜ですからこれもまた良いでしょう。明日の午後の便でフィレンツェからパリに飛び列車でブラッセルに戻るため、今回快く応対してくれたまきちゃんによ〜くお礼を述べてさよならをしました。Grazie Mille!でいいんだよね?


ホテルに戻ってからはぐっすりと眠り込み、翌日の午前にアレッツォを発ちました。こじんまりとしていてとても味のある街でしたねアレッツォは。音楽に関する出会いがあったのも嬉しかったですし、料理も抜群。勉強するにもとってもいい環境でしょう。今回の訪問でイタリアをいたく気に入ってしまったので、是非とも他の街にも訪れてみたいと思っています。



さらばアレッツォ!また会う時まで!


帰路は特に大した問題もなく無事にフィレンツェの空港に到着することが出来ました。



アメリゴ・ベスプッチ空港にて。キリル文字が見られて嬉しいです。僕が利用したのはエールフランスですけどね。



些か急ぎ足だったかもしれませんが本当に楽しい旅でした。今後当分の間、会社や出張先でイタリア人に会った際にはこの時の話を持ち出すでしょう(笑)そしてイタリア語もかじりたくなりました!


結局パリ〜ブラッセル間の鉄道が僅かに遅れたため家についたのは21時過ぎでした。翌日からまた仕事と思うと些か気が沈みましたが、時にはイタリア人のような明るさと陽気さで仕事に取り組んでみるのも楽しいかもしれませんね。これも俳優修行のうちとして、また引き続き頑張って行きますよ!


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - イタリア, 01:09
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旅行とはまた違うハラショーな週末の過ごし方 - 貴方はどう過ごしましたか?
タワーリシ各位、今週もお疲れ様でした。週末が来ると本当にほっとしますね。


先々週は学生時代のインカレサークルの友人を訪ねてイタリアに飛び、先週は大学のロシア科の同期が訪ねてきてベルギー・ルクセンブルクを駆け回るという週末だったため、今週末こそはゆっくり出来て文字通りホッとしています。


お昼までぐっすりと眠り、洗濯機を回してから鬱陶しいほどに長くなってしまった髪を切りに出かけ、帰りにスーパーマーケットで食材やお酒を買ってきてのんびりと家で過ごす・・・これもまたハラショーな週末の過ごし方であることには変わりありませんよね。タワーリシ各位はいかがお過ごしでしょうか?


私は特段の用事もなかったので、夕食は何にしようかと思っていたところ、「そうだ、Pappa al pomodoroにしよう!」と閃いたが最後、インターネットでいくつかのレシピを漁り、ふむふむ大体こんなものかと自分なりの解釈を入れて衝動的にチャレンジしてしまいました。Pappa al pomodoroとは先日フィレンツェに行った際に食べたトマトスープベースのパンおじやのようなもの。(http://daikon-actor.jugem.jp/?eid=86)面倒くさがりな僕でも出来るはず、と果敢に挑戦です(笑)


というわけで、330mlのビールを飲みながらお料理開始。BGMは「君がいた夏」です。


用意したものは以下。分量などは色々なWebページを参照にして「大体こんなもんだろ」としてありますので、ちゃんと作りたい人は自分で調べたほうがいいと思いますよ(笑)


トマト・・・3個
人参・・・写真くらいの大きさ1本
パン・・・多分何でも平気だけど、本来は固くなってしまったパンを使う料理らしいです。
たまねぎ・・・中1個
にんにく・・・2かけら
チキンブイヨン・・・1片
オリーブオイル・・・「だいたいこんなもんだよね?」という位
その他調味料・・・塩・胡椒・バジルなど


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スーパーマーケットで集結させた精鋭たち。準備は万端のようですね・・・


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ビールを飲みながら危なっかしい包丁さばきで下ごしらえをしていきます。パンは一口大に切るべし!


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人参は決して嫌いではないですが念のためすりおろしました。にんにく・たまねぎは持てる技術を駆使してみじん切りにしたつもり。トマトは湯むきをしました。しかしこのトマトの湯むき、初めてやったのですがなかなか面白いですね。こうも簡単に皮が向けるといくつでもやってしまいそうです。



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まずはオリーブオイルとにんにくをコラボさせて、その後人参とたまねぎを投入して炒めます。ジュージューという音色と共ににんにくのとっても良い匂いがしてきました。



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どうかな、野菜にはそろそろ火が通ったかな?というところでパンを投入。しばらく炒めます。ちなみに右上の彼は東京にいる時分から共に過ごしてきた白くま君です。



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ひと通り炒めたら水を加え、パンをほぐします。少し水を入れすぎた感がありましたが、パンが崩れるようコンロを強にして放置。沸騰したら弱火にして10分くらい引き続き放置しておきました。



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そうこうしているうちに、湯むきしたトマトを細かくします。後でわかったことですが、もう少し細かくしておいたほうがより良かったかも。



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パンもいい具合になってきたみたいです。右上の白くま君も暖かい眼差しで見守ってくれています。



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白くま君が見守る中、豪快に湯むきポモドーロを投入!白くま君の表情も心なしか期待に満ちている気がしますね。ここにブイヨンを1片投入し、塩・胡椒を適度に振って味をつけます。



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時々適度にかき混ぜながら中火でぐつぐつと煮込んで行きます。何か隠し味を使わなきゃ面白くないってんで、お約束のワインと、本日スーパーで目にとまって即買いしてしまったトマトビネガーを垂らします。これはきっと美味しくなる予感・・・



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トマトやら調味料やらを投入し、たまにかき混ぜながら約40分煮込むと、かなりいい感じにトロトロしてきました。もしかすると水が少しだけ多かったかもしれませんが、おじやと呼べるくらいの粘り気が出てきています。白くまくんの表情も何だか待ちきれなさそうですね。



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そんなわけで、こんな形で食卓にのぼったお手製Pappa al pomodoro。まあ、もちろん本場のものとは異なるとは思いますが、アツアツでとっても美味しい。見た目が少し寂しかったので余ったパンを少しちぎって投入。そしてこの後バジルをかけて食しました。トマトビネガーのせいか酸味が効いていて、そしてにんにくがうまい具合に自己主張していてとっても美味しい!もう少し完成度を高めれば人をお招きして振る舞えるかもね!



この料理は翌日になるともっと美味しい上に、冷蔵庫で数日間保存可能らしく、冷たくなっても美味しいとか。ビールを飲み、おつまみやら何やらを食べながらゆっくり作ったのですが、朝・昼と食べていなかったので一層美味しく頂きました。体も温まって汗が出る程でしたよ。


ちなみにフィレンツェで食べたのは下のような感じです。同じ名前でもお店によって味も見た目も千差万別なのかもしれませんが、こうして見ると今日のとは結構違いますね(笑)


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乗っているフライドたまねぎがにくいですが、こちらの方がより水分が飛んでいて、固体に近かったです。それ故今日作ったのは水が少し多かったかな、と思ったのです。


面倒くさがりな僕がふとした思いつきからここまでやったのはなかなか珍しいケースかと思いますが、たまにはこんな週末の過ごし方もいいでしょう!明日は日曜日、どうせお店なんかも閉まっていますので、目覚ましもかけずにゆっくり眠って来週への英気を養いたいと思います。


タワーリシ各位にもハラショーな週末をお祈り致します。面白い話があったら是非お知らせくださいね!


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author:駆け出し俳優, category:衝動的クッキング, 23:59
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ベルギー地方都市ハシゴ周遊 其ノ一 ナミュールに行くもシタデル(城砦)に入れず・・・
タワーリシ各位、気がつくと10月も半ばだというのが信じられない限りですがお元気にお過ごしでしょうか?
 

当方は相変わらず平日はひいこら言いながらサラリーマンたることを噛み締め、週末は自由気ままに出かけたり料理をしたりして過ごしています。ただし、流石にブラッセルの天気も雨や曇りが多くなってきたため、これから先は出かけるのも億劫になっていくかな、と感じている次第でございます・・・
 

先の日記にも書きましたが、9月末から先日まで、学生時代の同期であるDaikiがフランス旅行の傍らブラッセルにも訪れて私の家に滞在していたんですね。週末を利用して一緒にベルギーの地方都市にも足を伸ばして来ましたので、今回はその模様をお伝えしようと思います。

 
今回の行き先はNamur(ナミュール)とDinant(ディナン)というベルギー南東部の都市です。それぞれブラッセルから南南東に約70km、100km程の位置にあるため、この2つの都市をハシゴしました。


まずはE411というハイウェイを軽快に駆け抜け南を目指したのですが、まだ午前中なのに途中で反対車線が尋常でない程に渋滞している・・・道路工事の影響ですね、、帰りもこの道なのでとても心配ですが、まあ今は目的地に向かうのみとして車を走らせます。


道も込んでいなかったため1時間弱で難なくナミュールに到着。ムーズ渓谷という渓谷地帯だけあって街の中心に向かって下っていき、ナミュール駅を目指します。


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街の中心部のショッピングセンター?の駐車場に車を停めました。そこからの1枚。ここから少し西に行くと駅があります。


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駅前はかなり混雑しているのでうまい写真が撮れませんでした・・・


サンブル川とムーズ川という2つの川が流れているナミュール。古い街並みそのものが綺麗なのは言うまでもないのですが、ここには何があるかというとシタデルという城砦があるのです。今回の旅はDaikiの要望になるべく沿う形で各地を巡ったつもりなのですが、10年ほどの付き合いの中で彼が砦に興味を持っていると知ったのは初めてでしたよ・・・(マニアかどうかは知りませんが)


大体こっちのほうだよな?ってな具合に旧市街の路地を歩き回り、実演販売などもあるかなり賑やかな土曜朝市?をやっている通りを散歩し、サンブル川のほとりに出ると、川を挟んだ向こう側にシタデルが見えました。


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シタデルは近くに見えても川をわたって南側に行かないと辿りつけません。


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川沿いの建物の扉に書いてありました・・・チェチェン、95って何を表しているのでしょうね・・・!?


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橋の近くには文化会館のような建物がありました。近代的な建造物も見られるんですね。


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右上に見えるのがシタデルですが生憎改修中・・・手前の広場では子供たちがなんと竹馬に興じています!


トコトコと麓まで歩いていったのですが・・・あれ、、改修中で中に入って登って行けない・・・?これを見るためにナミュールに来たのに登れないとは誠に残念!念のため南側からぐるりを回ってみたのですがどうやら駄目そうです。ムーズ川のほとりで我々は絶望した、なんてことは全くありませんが、シタデルが駄目なら次のシタデルを目指してディナンに向かうだけです。


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ムーズ川は結構大きな川で、辺には船が何艘か佇んでいました。天気も良くていい日です。


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何だか凄い建物だなあ、と思っていたら、これ「考古学博物館」なんですって。かつては肉屋のギルドだったとか。


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劇場のある素敵な広場もありました。オペラでもバレエでも演劇でも、やはり劇場は胸を熱くさせてくれます。


さて、腹が減ってはナンとやら、とは言ったものですが、駅チカの駐車場に歩いて戻る途中にDaikiの提案でレバノン料理屋に入りエスニックな料理を食します。レストランというよりは簡易食堂のような感じでしたが店主も愛想がよく、通りかかる人々に次々に挨拶を交わしていました。肝心の料理のほうも味・ボリュームともに満足の一品。シャウルマに近い気配を感じましたね。


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これにナンの薄いようなパンと、お約束のフレンチフライがついて10€しないくらい。満腹でした!


ナミュールの街を満腹のうちに後にした2匹は一路ディナンを目指します。道は結構狭く、進路は先程のムーズ川に沿っていく形をとるのですが、これほどの山々がベルギーにもあったのか、と唸ってしまうほど見事な景色が続きます。踏み切りやセメント工場などまるで日本の田舎のような景色のところもあれば、整然とした斜面に何か農作物の畑なども見られ、起伏に富んでいますがナミュール−ディナン間のルートはかなりオススメですよ。


この日は天気が良かったのでなおさら素晴らしかったです。途中で止まって写真を撮ることはしなかったのでベルギーにいる方は是非行ってみると楽しめると思いますよ!


ディナンの模様は後半へ〜続く!(笑)


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - ベルギー, 20:26
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ベルギー地方都市ハシゴ周遊 其ノ二 サックスと城砦の街ディナン
満腹のままナミュールから40分程車を走らせ道中の景色を楽しんできた2匹はディナンの街に差し掛かりました。どこに車を停めたものかと周囲を走りながら街並みを見るとかなりこじんまりとした印象です。


ナミュールでは見ることの出来なかったシタデル(城砦)を見ることが第1の目的だったため、道沿いに現れた標識に沿ってシタデルを目指します。駐車場のマークもあったのでこれは丁度いいということで坂道をぐんぐん登っていくと、砦ではなくてかなり牧歌的な景色が広がってきましたよ・・?・


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いやあ、凄い景色だ・・・でも、シタデルはどこだろう・・・?


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あらら、牛さんたちまで出てきて下さいました。自由気ままに暮らしている模様ですが、シタデルはどこでしょう・・・?


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すいません、日本人2名がお騒がせしたようで、総勢で挨拶に来てくれました。中には日本人に驚いたのかそのままオシッコをしてしまう方なんかもいて、恐れ入ってしまいました(笑)


思いがけぬ出会いに感激したのですが、これはどうやら道を誤ったぞ、ということでゆっくりと引き返して行くと、ありましたありました。来る時には見えなかったシタデルの看板が。本来右折するべきところを直進して来たためこのような場所に舞い込んでしまったというわけですね。


道を曲がってしばらく進んでいくと、駐車場とホテルのような建物が見えてきました。どうやらここがディナンのシタデルの入口のようですね。早速、近くに車を止めて散策開始です。


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歩いて行くと左手にフランス兵墓地なんて場所がありました。しかも日本語の説明付です。


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・・・兵隊さんとか写ってないですよね?少なくとも僕には何も見えません、、


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シタデルの内部にはこんな道を降りて行きます。子供がかなり多いな、と思ったら、ディズニーとコラボしてテーマパーク的な催し物も同じ敷地内の一隅で行われていたのでした。こうすれば更に人寄せ効果があるのでしょうね。


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内部には戦争で使った砲台や砲弾が並んでいます。伊達に城砦やってませんよね。左手前方にはベルギーの旗が翻っています。後で別の場所からもこの旗を見ますのでね。


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数十分おきに開催されている無料ツアーもあるそうです。1050年に城が築かれたそうですが、現在の姿は19世紀のものであるとか。


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お土産屋の内側にある小窓からの景色。どこか城砦の外側にパノラマがあるはずですが、ガイドツアーでないと行けないのかな・・・?


と思ったら、少し先の扉を入ると下に降りていく石段があり、その先には絶景のパノラマが広がっていたのでした!以下、シタデルから見下ろした街の景色です。


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雲は少し多かったですがとってもいい天気でした・・・


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川面に空が映っていますね。この1つ1つの窓の向こうには1つ1つの暮らしがあるんだなあ・・・


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かなり急ですがロープウェイもあります。こちらを利用すれば街の中心に下ることも、街から上がってくることも短時間で出来ますよ。乗りたかったのですが車を上に置いていたので今回はパスしました。


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ここから少し左に行ったところにレストランもあり、この日のような天気の日には気持ちの良いランチが摂れるんじゃないでしょうか。


いやあ、シタデル凄いぜ!と感服した我々は街歩きをするべく来た道を引き返し街の中心へと下って行きました。なかなか車を駐車するのが難しく、ぐるぐる回っているうちに橋に差し掛かり街の西側へ。川向こうのツーリストインフォ近くにキャンピングカーなどが泊まっているスペースがあり、うまくそこに駐車することが出来ました。


川向こうからは只今降りてきたシタデルとノートルダム教会のコンビが絵葉書のようにばっちりと見られます。毎度お馴染みの地球の歩き方にも「絵のような町」との記述があるくらいです。

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いい景色でしょう。シタデルの上の、先ほどのベルギーの旗がご覧頂けますか?


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ここディナンは、なんとあのサクソフォーンの発明者であるアドルフ・サックスという方の生まれ故郷だそうですよ!僕は高校時代に吹奏楽部ではなく軽音楽部に所属していましたが、それでも胸が熱くなりました。


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先程来るまで渡ってきた橋を歩いて引き返しますが、橋の両側には様々なデザインのサックスが飾られています。台には国名が書いてあったので、アドルフ・サックスにちなんで各国から各々のデザインで寄贈されたんじゃないでしょうかね。1つ1つ写真に撮っている人もきっといるんじゃないでしょうか。


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橋の上からのムーズ川。水の中にはもう1つの世界があるようです。


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同じく橋の上からシタデルとノートルダム教会をパシャリ。教会の壁の色と断崖の色がうまく調和しています。


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・・・ということで、ムシュー・サックスの家。A.サックス氏が外のベンチに腰掛けていました。本当は氏の隣に腰掛けて写真でも撮りたいところだったのですが、僕はアマチュアギター奏者なので辞退。僕がサックス奏者だったらサックスを持ち込んででも撮ったことでしょう(笑)


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サックスの家を通り過ぎてしばらく進むと綺麗な広場に出ました。この像はJoachim Patinirという15世紀初期フランドル派の画家だとのことです。ディナン生まれらしいですが、美術にトンチンカンな私は全く存じ上げません・・・カメラを向けて写真を撮っていると柱の後ろから可愛らしい姉妹がひょこりと顔を出してスクリーンに入ってきました。ちなみに左奥の兄ちゃんはエンストしたらしく、押し掛け乗りを試みるもうまく行かずに渋々足で漕いで去って行きました。


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広場から更に足を進めると先程シタデルに向かって上がっていく途中に通った交差点に出ました。交差点には噴水とサクソフォンのモニュメントがあり、「おお、ここがサックス縁の地か」と感じられます。虹が出たのですかさずパシャリ。


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アドルフ・サックスへの敬意を込めてディナンドリーで再現したサクソフォンのモニュメント。ディナンドリーとはこの地方の特産である真鍮細工のことだそうです。



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結構車通りが激しいのですが、うまいこと車が少ない時に撮影出来ました。なかなか素敵な場所ですよね。Daikiが見つけたのですがこの近くの保険屋の宣伝文句に「あなたのサックスにも保険をかけます」と書いてありました。これはニンマリしてしまいますね。


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これまで通ってきたのはこのアドルフ・サックス通りです。ええ、そのまんまです。


こんな風にしてシタデルなりサックスなり、こじんまりとした街ですが上からも下からも街歩きを楽しむことが出来ました。若干陽も傾いてきたので車に戻るべく来た道を引き返します。


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ノートルダム教会の前を通り、通ってきた橋を再び渡ります。先程上で見たロープウェイで降りてくるとまさにここに出てくるんですね。


橋を渡りきって車に戻った我々は、ディナンに別れを告げブラッセルの家を目指して出発しました。ナミュール、ディナンとハシゴの旅でしたが、僕はディナンの方が随分気に入りましたね。ナミュールは残念ながらシタデルに登れなかったのですが、もし登れていたら2本の川が広がるまた違った景色が見られ、また違った印象になっていたのかなと思います。


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帰り道も軽快に車を走らせていたのですが、朝出てくる時に見た辺りの工事がまだやっていて結局かなりの渋滞に巻き込まれてしまいました・・・が、これだけ楽しめたので問題なしでしょう。砦とサクソフォンに興味がある人は、是非ともディナンを訪れるべし!オススメですよ。


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - ベルギー, 00:00
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ロシア的退社を決め込んだ日は、ムール貝を蒸してみたくなることもあるもんさ。但し僕は貝になりたいとは思いません。
タワーリシ各位、本日もお疲れ様でした。


本日は久し振りにロシア的退社を決め込み、19時前に帰宅することが出来ました。残業は短かったのですが就業時間中に根を詰め過ぎたため、今日はもういいだろうということでオフィスを飛び出しました。


空模様も宜しくなかったのでたまに早く帰った日にはゆっくりしようと思っていたのですが、「そうだ、週末にスーパーマーケットで衝動買いしたムール貝がある。よし、蒸してみよう」と閃いたが最後、インターネットでいくつかのレシピを漁り、ふむふむ大体こんなものかと自分なりの解釈を入れて衝動的にチャレンジしてしまいました。


というわけで、白ワイン蒸しにするので白ワイン(ただしチリ産)を飲みながらお料理開始。BGMはまたしても「君がいた夏」からスタート(笑)


用意したものは以下。分量などは色々なWebページを参照にして「大体こんなもんだろ」としてありますので、ちゃんと作りたい人は自分で調べたほうがいいと思いますよ(笑)まあ、難しいところは特にないと思いますが。


ムール貝・・・1kg
白ワイン・・・1本
水・・・コップ1杯ほど
たまねぎ・・・中2個
にんにく・・・3かけら
オリーブオイル・・・「だいたいこんなもんだよね?」という位
ムール貝用のハーブ?みたいなもの・・・1袋
バジル・・・適量


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今回はこの間のPappa al pomodoroより簡単かな、と思っていたら・・・



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ムール貝をキレイに洗うのが結構しんどかったです。冷たい水をたくさん使う立ち仕事、貝の表面の汚れや、隙間から出ているヒゲ?のようなものを一生懸命に除去し、すすいだりかき混ぜたりを繰り返すこと10数分・・・全国の兼業あるいは専業主婦の方々、台所仕事お疲れ様です!



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「まあ、こんなもんでしょう」ってな具合に洗い上がりました。



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キレイになった貝を放置する傍ら、既に切り慣れた玉ねぎをにんにくのかけらと共にオリーブオイルで炒めます。いやあ、にんにくのパワーは素晴らしいですね。今回は3かけら投入したので家がにんにくの館とならぬよう換気扇も忘れずにね(効果のほどは知りませんが)。



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そして玉ねぎがシンナリしてきたところで放置されて待ちきれなくなっていたムール貝を怒涛の如く鍋に投入し、その後に水、白ワイン、そして専用と思われるハーブ類を投入。手元が狂って結構白ワインが多くなってしまいました・・・



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そんなわけで、コンロを強めにセットし蓋をして再び放置。右上にいるのは毎度お馴染み、白くま君です。僕に似て寡黙なんですよね、、ふふ・・・


蓋が段々曇って来ていい具合に蒸され始めたか・・・?と思い様子を見ると明らかに白ワイン臭い。これは入れすぎたなと思ってほんの少し蒸し汁(と言っていいのでしょうか?)を捨てて調整。この調整が功を奏したのか、その後はコトコトしてきていい感じに事は進みました。



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そんなわけで、こんな形で食卓にのぼったお手製ムール貝の白ワイン蒸し(ワイン多め)。もちろんレストランで食べるものとは若干異なるとは思いますが、身がプリプリでとっても美味しい。白ワインもチリ産ですが悪くないじゃない!専用ハーブも流石に専用だけあっていい風味を醸し出しています。「ムール貝を1kgなんて、あんた、クマのような胃袋の持ち主かい?」と聞かれそうですが、うるせえ、誰がクマだ!


まあ、1kgと言っても殻も結構ありますので、意外と食べられてしまうと思いますよ。レストランで注文するとペアで必ずフレンチフライが出てくるのでかなりお腹いっぱいになるはずです。


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「おいおいムール貝ってのはお前さんよお、ホークなんかじゃあなく、こんな具合に殻で身をつまんで食うってのが、どうも此方の粋ってもんらしいなあこりゃあ」・・・噺家さんのニュアンスが通じれば良いかと(笑)



そんなわけで、帰ってきて白ワインしか飲んでおらずお腹もペコペコだったので、冷めないうちに美味しく頂きました。玉ねぎも柔らかくて美味しかった。血液がサラサラになることでしょう。


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今まで貝が泳いでいた海に月が映って綺麗ですね・・・?いやいや、これはいつもの魔法を使った後の景色です。


山生まれなもので日本にいる時は貝なんかほとんど食べなかったですし少し苦手ですらあったのですが、ムール貝やら牡蠣やら、ローマにおいてはローマ人のように振舞うのも悪くないものです。ちなみにイクラも以前は嫌いだったのですがロシアに行って大好きになって帰って来ました。まさに可能性は無限大。


これから冬に向かって寒く暗く、天気もあまり良くない日が多くなると思いますが、たまに早く帰った日にはこんな風に宵を過ごすのもいいでしょう!そしてこれに加えて是非とも語学をやりたい。遅くに家に帰ってきて外国語学習を継続するのは容易でないことは誰しも頷けるかと思いますが、先日モチベーション維持のためには「その言語を話す人に懸想する」とよいという、大変素晴らしいアドバイスを受け感激したことがありました。本当にいいかどうかよりも「懸想」という自分の中で忘れていた言葉を思い出させてくれたことが嬉しかったという少しヘンな体験。


ということで今週も残り2日、仕事では殻を打ち破りつつ、退勤後は懸想しつつ頑張っていく所存です(笑)


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author:駆け出し俳優, category:衝動的クッキング, 22:41
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クマとKUMATOとの出会い?・・・うるせえ、誰がクマだ!
タワーリシ各位、まもなく訪れる月曜の足音にわなわなしていることと存じます。


それでも皆様、きっとハラショーな週末を過ごされたことでしょう。私はと言うと今月は非常に業務の負荷が高く、数日を除いてかなり残業も多くしんどかったためこの週末は静かにしていました。


土曜日には日本出張に向かう上司を空港まで送って行ったり、会社の飲み会の会場の下見に行ったり、またいつものようにスーパーマーケットに食材を買い出しに行ったりしたのですが、面白い野菜に出会いました・・・それはKUMATOです。日本では出回っていますか?


最初に見た時は「えっ?なにコレ」と思ったのですが、好奇心が勝り即座にカゴにダイブ。私は勝手に黒いトマト=クマト=KUMATOと解釈したのですが、実のところどうなんでしょうね。もしKUMATOに詳しい方がいらっしゃいましたら是非とも教えて下さい。


最近野菜不足を感じていたのでKUMATOをカゴに入れた勢いでポワロ(セイヨウネギ。英語ではleekと言うらしい)も威勢良くカゴに入れてしまいました。しかも3kg。独り暮らしなのにね・・・


そんなわけでネギ三昧の暮らしに突入してしまった私ですが、ネギ料理をする傍らKUMATOのパッケージも開けてみました・・・



黒・・・というと語弊があるかもしれませんが、クマトはこんな感じのトマトです。緑がかっていると言った方が正しいでしょうかね。そしてこの先、私は毎晩ネギをぶった切るでしょう・・・チーズを乗せて焼いたりしてもいいかもね。


さて包丁を入れてみると非常に身がしっかりしていて普通のトマトより力が必要なくらいでした。まずは何もつけずにそのまま食べてみたのですが、味としては普通のトマトより酸味が弱い、言い換えると甘いということになるかと思います。はらりと塩を振って食べてみても美味しかったです。見た目は普通のトマトの方がいいかもしれませんが、なかなかお上品な味、と言えます。


クマトの公式Webサイトはこちらhttp://www.kumato.com/en/Kumato.aspxの模様ですが、特にネーミングについては言及がないような・・・これはいつもの通り善良な消費者を装ったお便りを送って解明するしかないのでしょうか・・・?


とりあえずこの度のポワロを消化するべく生活し、万一続報があった場合には追記してお知らせしたいと思います(笑)


ちなみにポワロと聞いてアガサ・クリスティ原作の「名探偵ポワロ」との関係性が気になっている方がいるかもしれませんが、主人公のエルキュール・ポワロの 綴りはPoirotですがこのネギの綴りはPoireauですので別物です(最近懸想しながら勉強しているフランス語の綴りの読み方の効果が少し出てきました!)しかしながらこの主人公はベルギー人ということで、ベルギーにいて今回ネギのポワロを買ったことでこの事実を知ったことには何だか面白い縁を感じ ます。短編を少しめくってみようかな。


KUMATOは包丁を入れてそのまま食したのみでしたが、ポワロはチキンブイヨンで40分程煮込み、油で揚げた白髪ネギ(ポワロを線切りにしたもの)とイタリアンハムをちゃちゃっとトッピングし胡椒を振って美味しく頂きました。ダイエットにも良さそうな感じなので引き続きネギ三昧ライフを満喫したいと思います。



それっぽく盛り付けてみましたが、難しいところはな〜んもなし!ワインのおかげで体もポカポカしてきて汗が出る程でした。


そんなわけで、今週は上司も日本に出張なので、勤務時間を調整しつつポワロを美味しく食べて行きたいと思います。美味しそうなレシピをご存知の方がいましたら是非とも教えてくださいね!


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author:駆け出し俳優, category:日常の一幕, 00:12
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