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英国紀行 其ノ一 約38kmの海底旅行
タワーリシ各位、気がつくと6月に入ってしまっていますが、お元気にお過ごしでしょうな?ベルギーも日が延びていい時期になってきましたが、仕事の方は相変わらずてんてこまいなドタバタ劇を繰り広げています。もっと要領よく、大局観を持って各種の問題にぶつかっていければと常々思ってはいるのですが・・・


まあ、業務の熟練に近道はないと考えていますので平日は泣いたり笑ったりしながらも仕事に取り組んでいくとして、今回は週末〜祝日を利用して行ってきた英国紀行のお話です。


企画当初はフェリーに車を乗せてドーヴァー海峡を渡るという話を同期としていたのですが、「ユーロトンネル」の運行する列車に車を乗せて英仏海峡トンネルを渡れるサービスがあることが発覚し、そちらの案に決定!5月17日(木)の祝日にフランスのCalaisという場所まで車を飛ばしてユーロトンネルシャトルに乗り込んだのでした。トンネルの距離としては海底部は37.9kmで世界1位の長さ、陸上部を含めた長さでは全長50.5km、青函トンネルに次いで世界第2位だとか。



車で来ているのになんちゅうモンを宣伝しとるのでしょうか・・・








こんな感じで続々と乗り込んでいきます。


列車内は結構狭く車に乗ったままなのですが、ものの35分で英国に入れてしまうあたり、ヒト・モノ・カネの移動が自由であるEUはすごいですね(英国はポンドですが)。英国入りしてからロンドンまではさらに2時間ほど運転します。英国はベルギーと異なり左側通行、さんざん会社の人から気をつけろと言われていたので運転には細心の注意を払いました。


ロンドン到着は夕方だったのでツーリストインフォカウンターに乗り込みお姉さんに宿を見つけてもらいます。英国に来て感じる事ですが、「英」というだけあって英語の本場、発音も聞き取りにくいしこちらの話す英語もなかなか聞き取ってもらえない。ブラッセルで日頃ベルギー人たちとお互いの母語でない英語でやりとりをしているといい意味で「ブロークンイングリッシュ耐性」のようなものが養われると思っていたのですが、本場はやはり違いますね。


カウンターのお姉さんには予算面も含めて難題を押し付けてしまい、彼氏が仕事終わりを待っている中方々へ電話をかけてもらってホテルを決めてもらいました。デート前にいらいらさせてしまい申し訳なかったですが、まあいいじゃん、これからデートなんだし!(笑)


ホテルが決まった我々はなんとかチェックイン(ここで一悶着あったのですが)した後、トラファルガー広場を通り過ぎ、街に出て夕食を摂りました。街の至るところに国旗が掲揚されていましたが、まだオリンピックムードではなかった模様です。食卓にはかの有名なフィッシュ&チップスやら、かの有名なベーコン&エッグ?などが並び、私はギネスビールを美味しく頂きました。「英国の食事はまずい」というような話も聞きますが、どうなんでしょう、まだそれを判断できる段階ではなかったのかもしれません・・・



トラファルガー広場では屋外でオペラ中継をしていました。なかなか良いサービスですね!



カウントダウンも始まっていますが、それほどオリンピック一色という印象は受けませんでした。


昨日まで仕事だったせいか何だか疲労感があった我々は、お姉さんが一生懸命探してくれた掘り出しもののホテルに帰り着き、ビールなど飲みつつ明日の旅への英気を養うべく眠りに就くのでありました・・・


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - 英国, 20:15
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英国紀行 其ノ二 「例えば君が石に話しかけたとしても、ヘンジはしないだろう」
英国滞在2日目。イングリッシュ・ブレックファストというのでしょうか、ホテルにてビュッフェスタイルの朝食を摂りました。お約束のベーコン、スクランブルエッグ、ポーチドエッグなどの顔ぶれが並んでいます。普段は朝食をほとんど食べないのですが、トマトジュースとスモークサーモンがあったため無駄にテンションが上がってしまい、結果、活動エネルギー満タンの状態で朝食終了。


チェックアウト後はロンドンから車で西に向かって疾走します。本日第1の目的地は「ストーンヘンジ」。世界遺産であるらしいこと、何だか神秘的な場所なんだろうなあ、ということぐらいは事前に聞いたり思ったりしていましたが、実際車で行くとなるとどんなものなのだろう、という思いでアクセルを踏み込みます。


ロンドンから西南西140キロ程の距離でしょうか、サウザンプトンへ向かう途中M3を降りて南ではなく西へ向かっていきます。→このへんです。http://goo.gl/maps/6OOh


都市部を離れてからの道のりを大雑把に説明すると、草原、牧場、菜の花畑、これに尽きます。羊や牛、馬などがのんびりと暮らしていて、その横を人間たちが乗用車で排ガスを出しながらすっ飛ばしていく・・・


そんな道のりを2時間弱も来たでしょうか、途中2車線が1車線に合流する箇所がありものすごい渋滞が起こり辟易してしまったのです・・・が、そのあたりは英国といったところでしょうか、皆文句も言わずに抜かしたりもせず一列に並んで待っています。ハンドルを握っているのは英国紳士ばかりとは限りませんがこれはお見事。





これだけ見通しがいいならそろそろ見えてくるかな?といったところで辺りを見回してみると・・・あの不思議な石の大群が草原の真ん中にありました!いや〜こんな場所だったのですね、周りはド田舎なので何もなく、石と羊と菜の花畑、そしてただただ草原が広がるのみです。私の出身地付近も山と川しかない性質の異なるド田舎なのですが、イギリスのド田舎も悪くないですね。



来ちゃいました!雨が降らないで本当に良かったです・・・



明け方とか夕暮れとかに、かなり神秘的な写真が撮れるのかもしれません。



バレエだかフィギュアスケートだかのカップルが来ており、素晴らしい演技を披露してくれていました。観光地で変わったことをしたくなるのは観光客の常なのでしょうかね・・・



お姉さま方もストーンヘンジをバックに素敵なスナップショットを撮るのに夢中になって、カワイイもんだなあ・・・なあんて思っていたら、左後方に凄い人がいました。これはまさしくストーンヘンジからスピリチュアルなパワーを貰ったのでしょう。もはや凄い「人」ではなく凄い「石」と訂正させて頂きます。当然ですがこれは石なので、倒れることもなく長い間この状態でしたよ・・・大丈夫だったかな、お兄さん(笑)


バスやら車やらで途切れることなく観光客がやってきますが、オーディオガイド付きで石の周りをぐるっと回って見学はお終いなのでそれほど時間がかかりません。売店で石器時代のことが詳しく書かれた新聞風の雑誌とストーンヘンジ定期入れを購入し、外のベンチでスモークサーモンのサンドウィッチを消化してストーンヘンジ攻略終了。
 

ストーンヘンジをうろうろしたした後はさらに車を南西にぶっ飛ばし、ドーチェスターという町へ向かいます。ここの町の南東にある海岸線が「ドーセットと東デヴォン海岸」というので有名らしいのですが道がわからない。とりあえず近くの釣り道具屋に入り猟銃やフライのファッショングッズなども置いてある店内を物色、駐車場を使うのと情報を引き出すことを目的にルアーまで購入(笑)し、店員さんたちを巻き込んで行き方の説明をしてもらったのでした。





その後結局近くのツーリストインフォでも情報をもらって海岸に向かったのですが、途中の道がそれこそ何にもない。「こんなとこに来た日本人が果たして何人いるだろうか・・・」と思うような道を車で進んで行ったのですが、細い道を海岸の近くに下っていくとキャンピングカーがあったり、宿泊用のプレハブ小屋が立ち並んでいたりと、規模は小さくとも観光でこの地域が成り立っていることがうかがえました。→このへんです。http://goo.gl/maps/eEUf 海岸がある辺りはドーチェスターから更に南東のラルワースの辺り。


車を停めた場所から海岸までは100m以上高低差があるでしょうか、非常に急勾配の道になっており、靴がすべりそうなのと断崖から下を見下ろすことででひやひやした(実は高いところはあまり好きではない)のですが、その雄大な景色に息を飲む思いをしました。NHKさんの説明によると、2億5千万年前から始まる三畳紀から、ジュラ紀、白亜紀へと続く中生代の地層が連続して見られることで有名なのだそうです。発見した化石のお持ち帰りは自由だそうですよ。






この海岸の見所として「ダードル・ドア」という岩が削れて出来た見応えのある門があるのですが、他には特に何もなく、海岸と、ものすごい傾斜の地層があるのみ。夏は海で遊べるのかもしれませんが、この日は曇り時々霧雨だったので結構寒かったです。


当初の予定ではこの後バースという観光地を目指す筈だったのですが、結構時間を使ってしまったため結局ドーチェスターに戻って宿を探す事にしました。街の通りを歩いているとベッド屋が目に入り「ベッドだけあってもなあ・・・今はホテルが入用なんだが・・・」と思っていると、なんとその向かいにホテルがある。すかさず飛び込みレセプションの英国紳士に宿の都合を聞き、特に問題もなかったので即決しました。いやあ、運がよかったです。





今宵の宿も決まり落ち着きを取り戻した我々は街で一番人気?のイタリアンへ向かいます。見ると続々と人々が入ってきて、本当に客足が途絶えることがない。実はホテルから近かったから行っただけなのですが、料理も美味しく、イタリアのビールやら、サーモンのペンネやらに舌鼓を打ちました。


石やら海岸やら地層やら、様々な自然にぶつかることの出来た1日でしたが、海岸までの上り下りは軽い登山のようなものだったので足には心地よい疲労感が感じられます。イタリアンの最後に食後酒として飲んだリモンチェロもいい具合に利いてきたので水を買ってそのままホテルに帰着し就寝。明日19日(土)はロンドンに一気に戻り、ロンドン観光を満喫する予定です。


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - 英国, 00:07
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英国紀行 其ノ三 漱石も歩いた倫敦
3日目。ドーチェスターでゆっくりと眠る事が出来た我々は一気にロンドンを目指します。菜の花畑を越え、草原を越え、牛や羊たちにSayHelloしながらナビを頼りに走破すると、見覚えのある街並みに戻ってきました。



ドーチェスターのベッド屋の向かいのホテル。今回は本当に助けて頂きました。


車を一昨日と同じ駐車場に駐車すると我々は街に出、世界一のショッピングストリートと言われているらしいオックスフォードストリートを目指します。そこにあったのは・・・そう、我らが「UNIQLO」。中に入って色々と衣類を見てみましたが、大変混雑していてロンドンっ子たちも愛用している様子がうかがえました。特に何も買いませんでしたが日本企業のパワーに感服。次回はモスクワ店のサービスでも検証しに行きたいところです。



オックスフォード・ストリートに向かう途中にあったWE WILL ROCK YOUと書かれた派手な劇場?の前の像。これはQUEENのファンの方々にとってはかなり嬉しい場面なのではないでしょうか。


街を歩いてランチ(ビッグベン・バーガー)を摂った後、同期の1人がロンドンに本店のある革ジャン屋?に行きたいというので同行。試着を繰り返し気に入った商品を購入できたようなので何よりです。私も街を散策中にギターショップなどをちらりと覗いたりはしたのですが、何としても買って帰りたいようなギターにはお目にかかれませんでした。というか、いいものは値段も結構高いですしね(笑)


その後は再びトラファルガー広場の辺りまで戻り一昨日と同じホテルにチェックイン。一息ついた我々は、ビッグベンやら、チャーチル像やらを見てテムズ川の方へ向かいました。テムズ川沿いにはロンドン・アイという巨大な観覧車や水族館があるばかりではなく、大道芸人がたくさん出ていたり古本市が開かれていたり、特に目的もなく川沿いを歩くだけでとっても楽しいです。



キングダムというだけあってやはり建築物の荘厳さが一味違いますね英国は。とはいいつつもこじんまりとしたベルギーのグランプラスも好きなのはやはり「住めば都」効果でしょうか(笑)



ツーリストインフォのお姉さんが掘り出してくれたホテル。お城じゃないですよ。


途中、ホットドッグを頬張ったり、テムズ川にかかる橋を渡ったり戻ったりしながらタワーブリッジの方まで歩いてきました。5キロくらいは歩ったのでしょうか、タワーブリッジを渡って北に出る頃には随分と足が疲れた印象がありました。今晩の夕食のあては、タワーブリッジよりもう少し北東のエリアにあるインド人街でインド料理を食すことです(会社のスタッフがわざわざ行く前に地図でこのあたりにうまいインド料理があると教えてくれた)。ロンドンは本当に歩いていてもインド人が多く、インド料理も既に市民の食の中に浸透しているのでしょうかね。



タワーリシ・・・!私なんぞのブログでよろしければ貴君たちを大々的に紹介させて頂きますぞ・・・!


「本当にこんなとこにインド人街があるの?」という感じで歩みを進めていた私達ですが、次第に「レバノン料理」とか「トルコ料理」とかの看板がちらほらしてきて、ある通りに差し掛かった時、そこにはまさにインドが現れました(インド行った事ないですけどね・・・)通りの右も左もとにかくインド料理屋やインド人だらけ、客引きも結構なものです。


我々は客引きには惑わされず「2011何とかシェフズランキング1位!」みたいな張り紙のあるお店に思い切って飛び込んだのですが、なんとこれが大正解!次から次へと人はやってくるし、ナンもカレーも美味しいし、(辛くてビールたくさん飲んでしまいましたが・・・)ロンドンのインド料理もなかなかアツいものを持っていらっしゃる。



美味しいけど辛いカレーのお蔭でこれを2本頼むことを余儀なくされました。


帰りはいい具合に暗くなってきたのでロンドン・アイまでタクシーで参上し、ロンドンの夜景を上空から堪能したのでした。ロンドン・アイはかなり大型の観覧車で10人〜12人程がまとまって乗っていきます。一周して戻ってくる途中に撮影ポイントがあり、それを知らない我々と、ばっちり並んでポーズをとっていたお嬢さん方の対比がなかなか面白かったです。また機会があれば是非とも乗ってみたいです。次回はお嬢さんとね(笑)



10〜12人くらいでゆったりと夜景を楽しむことが出来るロンドン・アイ。
 


昼間でも夜でもビッグ・ベンは見事な態度で立っています。



ロンドンの夜景は見事なものです。次回は是非ともお嬢さんと!


ロンドン・アイから降りた後は、ビッグベンが見えるウェストミンスター・ブリッジをトコトコと通ってテムズ川沿いを歩きホテルに帰着。少し寒かったですがロンドンの夜景はばっちりでした。


インド料理屋でしこたま飲んだコブラビールが大分利いてきて非常に気持ちよく眠る事が出来たロンドン観光の夜でした。ユーロスターを利用してもブラッセルから2時間で来られる距離ですので、次回来た時は街歩きだけでなく劇場・ミュージカル巡りなど、より深く街に食い込んでいければと思っています。また、英国と言えば私の尊敬する夏目漱石大先生が留学していた土地、そして私のエレキギター購入に際し背中を押してくれたローリング・ストーンズ、そして、私の高校時代3年間の時間のほとんどを奪ってくれたRadio Head、そして理由などなくともお約束のビートルズに関連のある土地ですので、次回はこのいずれかに関わる経験が出来ればいいな、と思っています。そんなわけで、明日20日(日)の午前中には列車に間に合うべくロンドンを発ちます。


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - 英国, 07:00
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英国紀行 其ノ四 グリニッジ天文台、テスト出るから赤ペン引いとけ
4日目。今日で英国滞在も終わりです。お昼頃のユーロトンネルシャトルに間に合うべく、9時にはホテルをチェックアウト。


そのままフォークストン(トンネルがある場所)に向かうのではなく、ロンドン郊外にあるグリニッジ天文台へと我々は向かいました。


誰もが中学生くらいの社会の教科書で見たことのあるグリニッジは、ロンドンの南東部に位置し、グリニッジ子午線が天文台を通っていることで有名です。どうもそれ以外にも海事都市(マリタイム・グリニッジ)という由緒ある港町としてよく知られているとのことです。


少し場所がわかりにくかったですが、ものの20分もするとグリニッジに到着。天文台はグリニッジ公園の中にあるんですね。



並びには国立海事博物館やら旧王立海軍大学などがあり、海事都市としての性格が色濃くでています。



ロンドンで唯一のプラネタリウム。結構こじんまりとしていますね。



これです、これがRoyal Observatory Greenwichことグリニッジ天文台です!!!


これらを写真に収めることに成功した我々ですが、訪問したのが9時台と早かったため、施設は残念ながら開いていませんでした。帰りの列車の時間もあったため、やむなく外側からの見学のみでこの日は見学終了。



「時」に関する何かが非常に強く感じられる場所でした・・・!



この写真からわずか数mのところに子午線があったらしいのですが、いかんせん施設が開いていなかったのでこの写真で我慢・・・ヨーロッパ人が勝手に決めたのかもしれませんが、それにしてもこのような場所を訪れることが出来てよかったです。


一通りグリニッジ天文台や公園内を見て回ることが出来たので、我々はいよいよフォークストンに向かいます。帰りは特に大きな渋滞もなく、時間に余裕を持ってシャトル乗り場に到着することが出来ました。



帰りの列車に乗り込むのを見送りに来てくれたカモメさん。パンもクッキーも持っていなくて申し訳なかったですが、また来るよ!


そんなわけで、帰りは途中ガス欠の危機などあったものの無事にブラッセル郊外の我が家に辿り着き、「ああ、やっぱり我が家が一番!」などとワインと共に仮の住処で呟いてしまうのでありました・・・


今回の旅は浅く広くの旅でしたので、また劇場やら蝋人形館やら踏み残したグリニッジ子午線やらありますので、必ずやまた英国を訪れます。次回はストーンズやレディオヘッドネタも盛り込めれば尚よろしい。ということで、英国行きの予定があるかたは是非ともお声掛けください。チケットやらなんやら手配致しますのでね(笑)


初めてにしては充分楽しめた英国紀行、Kingdomの威厳を感じることも出来ました。次回週末紀行はポーランド(故郷ロシアではないがスラブ文化圏)でのドタバタ劇をお送り出来ればと思っていますのでまたどうぞよろしくお願いいたします。

というわけで、また月曜日から頑張って参りましょうね、タワーリシ各位!


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - 英国, 22:35
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ポーランド紀行 其ノ一 いや今回はホント写真多いから覚悟してよね!
月曜という日常の足音にわなわなしているタワーリシ各位、それでもお元気にお過ごしのことと存じます。


この週末は街を歩いたりもしましたが、散らかっていた部屋を片付け掃除機をかけ、洗濯を繰り返しリフレッシュ出来たことが非常に大きい2日間でした。結局のところ我が家に足りないのは本棚だということもわかりました。日本から到着した幾多の書籍も現在行き場をなくしている状態なので、軽くて丈夫な本棚を是非とも購入したいと考えています。
 

さて本日は5月末に弾丸ツアーで飛んできたポーランド紀行についてお伝え致しましょう。5月26日(土)の朝、LOTポーランド航空を利用してワルシャワ・フレデリック・ショパン空港へ向けて出発。飛行時間はたったの2時間で時差もなし(英国は1時間時差があるのに対しポーランドは時差がないというのは何だか釈然としない気もしますが)。機内では隣に座ったヴロツワフ出身のお兄さんと拙い英語で会話したり、飛行の心地よい揺れにうとうとしたりしているうちに着陸。



 

学生時代ロシア語を専攻していた私ですが、何を隠そう最後までロシア語と天秤にかけていたのがポーランド語。たいしたきっかけでも何でもないですが、当時ロマン・ポランスキーの「戦場のピアニスト」という映画を見たことがきっかけでポーランド語も選択肢に入れた記憶があります。よくよく検討した結果、1)募集人員の多さ、2)キリル文字の不思議な魅力、などに惹かれてロシア語を選択したという、何とも先を見ていない決定ぶり(笑)今ではロシア語を選択したことにひとつの後悔もないので問題なしですけどね。


さてワルシャワに到着すると、まずはバス停を見つけてワルシャワ中央駅のあたりを目指します。空港のゲートを出ると白タクのおじさんたちが「タクシー?」としきりに聞いてくるあたり、シェレメチェヴォやドモジェードヴォでの体験を思い出します。ああ、スラヴなんだな、と(笑)空港からバスで移動する途中に巡り合う景色は緑が多く陽気は汗ばむ程でした。ポーランドもとてもいい時期ですね。

 
今回の目的は単にポーランドを観光するのみにあらず。学生時代のインカレサークルでお世話になった天然記念物的先輩がワルシャワで働いているので彼に会うことも大きな目的です。このサークル、規模はそう大きくないのですが一癖も二癖もある面白い輩の集合体でして、OB・OGでユーラシアや欧州に出てきている人が最近結構増えてきたんですね。この機会をチャンスと捉え、欧州・ユーラシアに散らばるタワーリシ各位で集合して、懇親会でも企画してしまおうと。そのための初めの一歩としての話を今回したかったのです。


その先輩(以下Pさん)はワルシャワで働く傍ら大学で法律を学ぶそれは勤勉なお方なのですが、土曜日も授業が17時頃まであるということで、その間お昼頃から夕方まで1人で街歩きをしました。ルートは、ワルシャワ中央駅から東に向かい、新世界通り〜クラクフ郊外通りを北上し、王宮広場から旧市街広場のあたりまで行くというもの。ゆっくりと歩きつつ街並みを眺めていきます。今回は写真多いから覚悟しといてくださいよ(笑)


右手が文化科学宮殿。234mの高さだそうです。この建造物は同士スターリンからの贈り物とのことですが、ワルシャワっ子たちには街の景観にそぐわないとして不評だそうです。とは言いつつも左手には高級高層マンションが建設中ですが・・・



これです!この地下通路に犇いている各種の小さな店舗達・・・!何だかとっても懐かしい風景です。



新世界通りの始まり。ここから北に2km程歩いて様々なものを見ることが出来ました。



ポーランドの有名人、といってもかなり古いですがコペルニクス大先生。


ポーランド人の有名人て誰がいたっけ?と思う方も多いかもしれませんが、日本で知られているのはせいぜいキュリー夫人とかショパンとか、フロイトとか映画監督のロマン・ポランスキーとかそんなもんです。ちなみにエスペラント語という人工言語を創案したザメンホフという人はポーランド人です。しかも眼医者。あとはキリスト教世界では有名過ぎるかもしれませんが、先代のローマ教皇ヨハネ・パウロ二世もポーランド人ですよね。



聖十字架教会。十字架を背負ったキリストの像が立っています。中には入りませんでしたが、内部の石柱の下にはショパンの心臓が埋められているんですって!



日本学科もあるワルシャワ大学の門です。深呼吸をした私は女子大生や男子大生と交流するべく、迷わずキャンパス内に入っていきました(笑)土曜日だったので学生はまばらでしたが、昔の武器や陶器などの展示会をやっていて、結構見て楽しめました。しかし、ポーランド語がもっとわかったらもっと楽しかったのになあ・・・というのは正直な感想です。



でかいサッカーボールがあるなあ、と思っていたらお兄さん2人が近づいてきて「EURO2012でパキスタンとポーランドが試合をするんですが、何か激励のメッセージを頂けませんか?」と。「ポーランドに勝利を!」と日本語で書いておきました。これは試合の時にスタジアムに持っていくのか尋ねたところ、スポーツ博物館のようなものがあり、そこに展示するそうです。なかなか粋な取り組みですね。



大統領官邸前にて。ちゃっかり小学生か中学生の集団に紛れ込んで説明を聞いていましたが、ちんぷんかんぷん。ショパンが初めてピアノ演奏会を開催した場所でもあるそうですよ。



ポーランドの国民的詩人アダム・ミツキエヴィチ大先生。やはり詩人が出てくると雰囲気は変わってきますよね。ちなみに私の好きなロシア詩人はセルゲイ・エセーニンです。



アコーディオン弾きのおっちゃんを写真に撮ろうとしたらノってきてくれたお兄さん、お姉さん。日本人である旨を伝えるとワルシャワにようこそ、と歓待の辞を述べてくれました。



やっぱりこういうのってどこにでもありますよね。僕にも子供達とディズニーなんとかに行く機会が訪れるのでしょうか・・・



旧王宮(ザメク・クルレフスキ)の中庭にて。このザメク・クルレフスキというのはかつて私が大学の時半年間だけ聴講していたポーランド語の授業で使っていた教科書で覚えた数少ない語彙のうちの一つです。まさか自分の目で見ることができる日が来るとは感激ですね。



中庭にはテントが出ており「ヨハネ・パウロ二世の生涯」みたいな展示がありました。



中には先代ローマ教皇についての展示がズラリ。



小学生くらいの集団がシスターに連れられて見学していました。「ニイハオ」と言われたので「僕の国の言葉では『コンニチハ』と言うんだよ」と教えてあげたらわかったようで、コンニチハ攻撃で随分と追い込まれました(笑)



旧王宮を出て旧市街広場に向かおうとした際に発見したおじさん。写真奥の弾き語リストの写真を撮るつもりではじめは気づかなかったのですが、暑い中がんばっていたので挨拶しておきました。



暑くてかなわないのでソフトクリームを購入。右端の細長いソフトが一番人気なんだそうです。



ワルシャワ旧市街広場。天気もよく、旧市街広場のベンチに腰掛けて辺りを眺めるだけで幸せな気分になりました。市民たちの顔にも自然と笑顔が溢れている、そんな気がしました。第二次世界大戦末期に徹底的に破壊しつくされた後、各種の資料や市民の記憶をもとにほぼ忠実に街並みが復元されたというのには胸が熱くなります。



旧市街広場でシャボン玉をクリエイトしていたお姉さん。シャボン玉は青空に遠く吸い込まれていって天空から僕らを見下ろしていました。タワーリシ各位の想像力に期待するため敢えて後ろからの一枚(笑)



バルバカン。こちらも第二次大戦で破壊されたそうですが旧市街同様見事に復元されています。地球の歩き方で見て想像していたものよりも若干こじんまりとした感じでした。



旧市街からバルバカンを抜けて北に進むとあるキュリー夫人博物館。彼女の生家がまさにここだそうですよ。


さて、次は何があるかな、何て思って地球の歩き方をめくっていたところ、私の携帯電話のベルが鳴る。なんと授業を終えたP先輩がすぐ近くまで車で来てくれたということです。というわけで、ちょうどこの博物館の裏手あたりでP先輩と感動の再会を果たすのですが、それはまた次の機会にお送り致しましょう。


今回のタイトルにもあるように、ワルシャワの街はこじんまりしていてそれほど広くない範囲に見所がぎっしり詰まっています。だからこそ今回の写真も多くなってしまったのですが、緑も綺麗でとても素敵な街でした。次回はP先輩と再開を果たしてからの旅路を紹介できればと思います。それではタワーリシ各位、また今週もがんばっていきましょう!


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - ポーランド, 23:28
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ポーランド紀行 其ノ二 ワルシャワ→クラクフ300km激走の旅
タワーリシ各位、日本列島は台風の危機下にあるそうですが大丈夫でしょうか?随分書いていませんが辛い時こそアネクドートで笑いですよ!


さて、前回の続きを本日はお送りしたいと思います。キュリー夫人の生家の前あたりで電話をもらった私は、P先輩との感動の再会を果たすべく、近くの路地を歩き回るのでした。ワルシャワ中央駅で買った地図が地球の歩き方以上に役に立つ機会がこれほど早く来るとは予想もしませんでしたが、数分ほど歩いたところで無事にP先輩と再会!彼との出会いは大学1年生の頃に遡るため、頻繁に会っていたわけではもちろんありませんが、かれこれ10年くらいの時が流れているということですね。いやあ、お元気そうで何よりです!(足折れてますけどね・・・)

 

その男は、ワルシャワ旧市街には場違いなピンクのアレンジで佇んでいたのである!(かくかくしかじかで負傷中とのことでした。文字通り骨折って迎えに来てもらってありがとうございます笑)*公然猥褻を警戒しこの距離でお送りしております。
 

さて再会を果たしたはいいもののこれからどこへ行くべきか。飲むべきか飲まざるべきか – Вот в чём вопрос – ではないですが、しばし話し合った結果、ワルシャワはこのくらい歩けば充分見所は楽しんだ筈、ということで、何と夕刻からですがクラクフへ向かうことになりました!このぐらいの話の飛躍がある点、やはりスラヴを感じずにはいられませんね。

 
行くと決まったらとにかく行く、ということで折れている足とは反対側の足で威勢よくアクセルを踏んでいただき、P先輩の車でクラクフへ向かって南へ300kmを疾走します。走っていて思うことですが、やはりポーランドという名前の通り野原というか草原が多い。素晴らしい眺めの道中とは裏腹に運転が結構荒いポーランドっ子たちに注意しつつ、車中では積もる話をしつつ我々は順調に南下していきました。



ポーレ(野原)というか草原を縫ってクラクフに向けて疾走。警察につかまったら一切ポーランド語がわからないフリをすることを前提に時速140km程の旅が続きます。

 
特に退屈もせず日々のあれこれ、思い出話のあれこれを語り、クラクフについた頃にはすでに20時半をまわっている頃でした。ホテルは先輩に手配頂いたのですが旧ユダヤ人街のど真ん中?にある綺麗なRUBINSTEINというホテル。値段もなかなかのものです。私は化粧品に全く詳しくありませんが、ヘレナ・ルビンスタイン社の創業者の方がまさに生まれ育った区画にあるということでその人の名を冠しているホテルでした。



結構雰囲気がいいでしょう・・・?ああ、お嬢さんと来たかったなあ・・・笑


休憩もそこそこに我々はディナーを摂りに外出。ホテルの部屋のガイドブックにあったレストランを訪ねてみた(といってもホテルのお向かい)のですが、生憎の満席。それでは仕方ないということでホテルの一階のレストランにて食事を摂りました。ホテルのレストランもガイドブックに載っていて、非常に雰囲気がよい空間でした。以下、我々の乱暴な食欲の餌食になった料理たちを紹介します。



何の変哲もないポーランドビールに始まり・・・



今ではもう内容もよく覚えていない美味しい前菜をつまみ・・・


メインを頂きました。そう、初めて貴女に触れた時のように柔らかかった・・・(でも、いつ?君は誰だ?そして僕は何処?)


諸々の話がヒートアップしてきた後半はP先輩チョイスのお洒落なワインとのハーモニーも楽しむことが出来、まさに300kmを走破して来た甲斐があるクラクフの夕べ。まだ観光もなにもしていませんけどね。

 

美味しくて歯に穴が開いても致し方ないと思える程のデザート。カロリー?ポーランド語ですか?
 

本題の欧州・ユーラシア懇親会の話はもちろんのこと、様々な話題について意見や情報交換が出来た美味しく楽しいディナータイムも終了。明日の観光もあるしエネルギー充電のために休むぞ!・・・というわけにも行かず、アルコールを摂取して気分のよくなった我々はクラクフの夜の街に繰り出すのでありました(笑)いやあ、P先輩は学問だけではなくて遊び方も心得ていらっしゃる。かくかくしかじかの事情でそう遅くはならずにホテルに戻ってきたものの、結構非日常的な場面の一端を覗かせて頂いた気がします。



というわけでミニ・バーの充実しているホテルの部屋に戻り・・・



ベッドに大の字になって旅の疲れを癒すのでありました。明日はクラクフ観光しまっせ!


そんなわけで、些か忙しかったかもしれませんが、ポーランド紀行一日目の夜は静かに更けていくのでした・・・ドブラノツ!


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - ポーランド, 23:43
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