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ウクライナ週末紀行 其ノ六 「どうしてなの 今日にかぎって 安いシャウルマを 食べてた」(3日目)
財布拾いをヒラリとかわして辿りついたソフィア広場。ここからはソフィア大聖堂だけでなく聖ミハイルの黄金ドーム修道院も見えるため、広場には観光客がとっても多いです。鷹匠?のような女性もいて腕に鷹を乗せて写真を撮るサービスを提供していました。少し迷いましたが今回はパス。


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広場にはボフダン・フメリニツキー(Богдан Хмельницький)の像もあります。17世紀コサックの指導者であり、ウクライナ史上最大の英雄という位置づけだそうです。


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世界遺産のソフィア大聖堂。1037年に建てられた現存するキエフ最古の教会です。外観は17世紀後半に再建されたとか。ウクライナ・バロック様式。


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聖堂の脇では少し神がかった感じの男性がバンドゥーラを弾いていました。隣は観光に来ていたおばさんですが、ウットリしちゃってましたね・・・


ソフィア大聖堂を見た後は近くの聖ミハイルの黄金ドーム修道院に向かおうかとも思ったのですが、結局歩いてきたウラジーミル通りをそのまま進み、アンドレイ坂へ向かいます。アンドレイ坂には土産物の露店がたくさん出ていて観光客で非常に賑わっていました。こちらでは坂ですが、モスクワの旧アルバート通りみたいなもんでしょうかね。


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ウラジーミル通りとアンドレイ坂の交点にあるアンドレイ教会。往き交う人々を丘の上から見下ろしています。


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内部では司祭のような方と他数名が聖歌?を歌って祈りを捧げているところでした。赤い祭壇がとても印象的ですね。


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写真撮影で結構な人だかりが出来ていた記念像。どなたとどなたでしょうか、と思って調べてみたところ、ソ連映画の"За двумя зайцами"の登場人物だそうです。私はこの映画を知りませんでしたので近々観てみますね。


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映画の題名が「二兎を追うものは」というような具合なので、多分2人の女性を追っかけて最後にズッコケるみたいな話なのでしょうかね。しかしこのクワガタは何をしているんだろう・・・?本編と関係あるのかな?


13時までにホテルに戻らねばならないので、アンドレイ坂は下らずに聖ミハイルの黄金ドーム修道院の方へ向かうことにしました。


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ミハイル広場にあるオリガ公妃像(中央)。ウラジーミル聖公の祖母であり、キリスト教に改宗して聖人になったそうです。向かって左方は伝説の聖人アンドレイ。約1000年前にキエフで最初に説教をしたらしいです。先ほどのアンドレイ教会は彼にちなんだ教会ですね。そして向かって右方が、キリルとメフォージー兄弟。スラヴ人に対してキリスト教を布教したと伝えられるビザンチンからの使徒です。「キリルって、キリル文字のキリル?」となりがちですが、キリルが作ったのはキリル文字ではなくグラゴール文字であり、キリル文字はそれより後にグラゴール文字とギリシャ文字を土台に作られた、と習った記憶があります。今思えば古代教会スラヴ語を学んでおけばよかったかなあ・・・ま、挫折していた可能性も充分ありますけど。


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ミハイル広場側からはこの綺麗な空色の鐘楼をくぐって修道院の中に入っていきます。


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聖ミハイル聖堂。ウクライナ・バロック様式。何とも言えない色ですね。もう少し空が晴れていたらもっと良かったのに!


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みんなで集まって何をしているのかと思ったら、硬貨に水をつけてこの四方の突起部分に貼り付けているところでした。うまく貼り付いたらいいことがあるとか何とかで、私の右のおばさんがピタリと貼り付けました。写真ではそれを受けて女の子が一生懸命に硬貨を押さえつけています(笑)残念ながら効果はなかった模様です・・・


結構あちこち歩いたので少し休みたいところだったのですが、13時にユーリーと約束をしているのでホテルまで戻らなくてはなりません。ペチェルスカ大修道院もそうでしたが、意外に上ったり下りたりが多いキエフの街。石畳も手伝って普段とはまた違った箇所が疲れてきた気がします。


それでも地図と睨めっこをしてみると、昨晩のウクライナ料理レストランがある通りが近くに位置しており、そこを下ってほぼ一直線に独立広場へ迎えることがわかったのでトコトコ歩っていきます。


ランチを食べる時間はないかな、と思って独立広場の方に降りていくと、なななんと!シャウルマ屋が目に入りました。初日のクリミア・タタール料理屋からすぐ近くのところにあったんですねえ。シャウルマならそんなに時間もかからないので速攻で駆け寄って「おやじ、シャウルマ1つ」とすぐさま注文します。ここでも18グリヴナ也。


さてさてシャウルマを受け取り簡易テーブルの脇に立ってもぐもぐしていると、向かいから携帯電話を持ったお嬢さんがこちらに歩いてきて"Здравствуйте!"(こんにちは)なあんて言います。一瞬誰だか判らず、0.1秒ほどの間「キエフに来てとうとう自分にもモテ期が到来したか!?思えば、長かったなあ・・・」とか、「おいおい財布拾いはもう充分だぜ・・・」とか思ったのですが、よくよく御顔を拝見してみると、はいそうです、あのクリミア・タタール料理のレストランで給仕をしてくれたお嬢さんだったのです!!!(ここでずがが〜んと稲妻のような衝撃に打たれる)・・・レストランでは民族衣装で頭に帽子のような布を巻いていたのですが、当然今は普段着だったためすぐには判りませんでした。私も慌てて挨拶を返したのですが、びっくりしていてうまい話が見つからず・・・


「ああ、貴女でしたか!これから仕事ですか?」


「そうよ、仕事なのよ」


「そうなんですか」


「そうなの、それじゃ、さようなら」


「さようなら、がんばって・・・」


ってな具合で、向こうから挨拶をしてくれたのに、さようならと手を振ってくれたのに、面白いことのたった1つも言えず、片手にかじりかけのシャウルマを持っていた自分が只々恥ずかしかった、、いや、シャウルマは間違いなく美味しかったのですが、そこには「これじゃまるでシャウルマに夢中でお嬢さんに気づかなかったみたいじゃんかよ!」と自分を責めるもう1人の自分が居たのでした・・・そう、松任谷由実の「DESTINY」という曲に「どうしてなの 今日にかぎって 安いサンダルを はいてた」という歌詞がありますが、まさに今の状況はこの歌詞の状況に酷似しているな、と、男性でありながらこの曲の主人公の女性の気持ちが痛いほどよくわかった気がします・・・この体験で1曲書けるかもね、、


そうは言っても、向こうから挨拶してくれただけよかったし、そもそもここで会ったことが凄いことじゃないか!という持ち前のO型思考を発揮しすかさず回復(笑)万がイチ次に会った場合には、これはもはや運命であるとしてお食事に誘えばいいわけですよね。


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広場には大きなステージが出来ていて軍の方々がダンスや歌、演奏などを披露していました。出演する側、聴衆ともに、独立広場はかなりの人数でごった返していましたよ。


人々の邪気のない笑顔や笑い声が、今の僕には無性に優しく感じられたのでした・・・なあんてしんみりしているうちに時計の針は13時を回ったので、もうぼちぼちユーリーが迎えに来るはずです。いざ、キエフ・ドライブの旅へ!


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - ウクライナ, 00:00
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