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ウクライナ週末紀行 其ノ一 6年ぶりのキエフへの旅(1日目)
タワーリシ各位、本日もお疲れ様でした。11月に入り寒さが一段と身にしみる毎日ですね。


さて11月1日と2日はベルギーでは祝日ということで週末を挟んで4連休となりました。休みなんだからゆっくり休めばいいものを、私はこの隙を見計らってウクライナのキエフを旅して参りました。ウクライナは日本人にはあまり馴染みのない国かもしれませんので、数回に渡ってこの模様をお伝え出来ればと存じます。


キエフと言えば中世の大国キエフ・ルーシ。言わばロシア・ウクライナ・ベラルーシの共通の祖国というような位置づけです。ロシア語でロシア語のことをРусский язык(ルースキー イェズィーク)と言いますがここにもこのルーシが隠れています。そして富山県の伏木港とウラジオストクを結ぶ監獄船、ではなくて貨客船?の名前はルーシ号ですよね。私も学生時代に今よりもずっとスリムでハンサムだった頃(笑)にルーシ号に乗ってウラジオに渡った経験があります。


さて今回利用した航空会社はウクライナ国際航空。略してМАУ(Міжнародні Авіалінії України)です。手頃な運賃でブラッセル国際空港とボリスピリ国際空港を繋いでいます。


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席に座ると早速ウクライナ語が目に入りました。似てるけどどこか違う、でも何となく意味はわかる、そんな愛らしい存在です・・・


飛行時間はほぼ3時間、13時半頃出発の17時半頃着で時差は1時間です。今回着陸時に拍手が沸き起こるかどうか非常にドキドキしていたのですが、無事着陸したことを知らせるアナウンスとほぼ同時に盛大な拍手が。すかさず私も拍手に参加してパイロットに敬意を表しました。他の目的地ではなかなか着陸時の拍手はないですが今回久し振りに体験出来て感激です。


空港に降り立つと入国審査がありましたが特にとんでもない行列にもならずに無事入国。モスクワでは1時間程かかった記憶がありますが、今はどうなんでしょうかね?


既に18時前で当たりは真っ暗。ボリスピリ空港からキエフ市内までは40km程あるため白タクのおっさんたちと交渉しようか、正規タクシーを使おうか、と迷って出口の辺りを歩いていると、まんまと白タクらしいタクシーの兄ちゃんが話しかけてきました。オフィシャルタクシーだから大丈夫だと言い張るもののどう見ても外見は普通の兄ちゃん、でも交通状況やら値段やらを聞いてみると割と親身に答えてくれるので、まあ大丈夫だろうということで乗車。ユーリーという名のお兄ちゃんはおしゃべり好きで、車内ではウクライナの選挙の話や暮らしぶりの話、サッカーのEURO2012のおかげで街が変化した話などに花が咲き、マシンガントークで責め立てられました。普段は空港タクシーとして張っているそうですが、個人営業で観光客に対するアパートメントの日貸しと市内のエクスカーションも行っているそうです。


お陰様で夕方の渋滞も難なく乗り切り独立広場(Майдан Незалежності)の上にあるホテル・ウクライナに無事到着。実のところユーリーはかなり良い奴で、滞在中に何かあればいつでも呼んでくれ、と名刺を残していきました。なかなかの営業上手ですね。


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ということで到着したホテル・ウクライナ。実はモスクワに留学していた2006年の全く同じ時期にもウクライナ旅行に来て宿泊したホテルなのです。つまり今回の旅は、6年前の自分の足跡を辿り、自分自身に再会する旅であるとも言えるのです!


「ウラー!ソ連の残り香を存分に満喫するぜい!」と意気込んで入ったホテルですが、受付のおばちゃんたちは親切で、どこから来たのか、何故ロシア語がわかるのかを一通り聞かれ、無事チェックイン完了。



ちなみにここのホテルにはカードキーなんて近代的なものはございません。ご覧のように各階のリフトを降りると鍵番(Дежурная)のお婆さんかおばさん、運がよければお姉さんがいて、部屋に向かう時は「○○号室です」と言って鍵を受け取り、外出する時はこちらに鍵を預けて行きます。よく言えば自動化によって失われた人と人とのコミュニケーションがここにはまだ残っているわけですな、まあ、大概が無愛想ですけれども(笑)


部屋に入って一通り荷物を落ち着かせるとしばし休憩。その後、時計の時差を修正すると20時を回っていたので付近を散策がてら夕飯を摂りに出かけました。折角来たのだからウクライナ料理でも食べようか、と思い地球の歩き方を広げたのですが、実はホテルからの行きやすさを考えて既に初日はここに行ってみようと目星をつけていたレストランがあったのです。そんなわけで早速外出。


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ホテル脇の通りの斜面には大きな花時計があります。前回来た時にもあったのでしょうが記憶が戻らず・・・


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独立広場からの1枚。ホテル・ウクライナは丘の上に建っていて、その下にはグローブスというショッピングモールのような施設が入っています。営業時間中はこの中を通り抜けてホテルと街の行き来をした方がよっぽど近いですよ。


独立広場の前には軍事車両やら戦車やらが色々と展示されていました。どうやらこの週末は大祖国戦争(独ソ戦)のうち、ナチス・ドイツからキエフが解放されて69周年という祝日にあたる模様です。ウクライナ軍やミリツィヤのタワーリシ各位もかなりの数が動員されているみたいで、街の至るところで彼らのを姿を目にしました。


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「ГАЗ - М1」という車。私は軍事マニアでも何でもないのであまりその凄さがわかりませんでした・・・右側のタワーリシ各位は新作アネクドートの交換、ではなくて寒い中での警備、ご苦労様でございます。


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戦車も展示されていました。祖国というものについて皆さんは日頃意識する機会がありますか?


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メインストリートであるフレシチャーティク通りを超えた側からの1枚。写真左下には新作アネクドートを交換しながらパトロールをするタワーリシが2名写っています。


そんなわけで、今宵の夕食には独立広場から程近いところにあるКрим(クルィム)というクリミア・タタール料理のレストランに突撃しました。


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地下に降りていくと、クリミア・タタール人顔をした娘さん(どんな顔でしょうか笑)が、若干当惑した感じで挨拶をしてくれました。あまり混んでおらず、どこでも好きなところに座っていいよというのでお言葉に甘えてお座敷、というか靴を脱いで座る席にゆったりと座らせて頂きました。


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店内は間接照明でいい感じ。私が座ったところは通路より一段高くなっているテーブル席。靴を脱いで足を伸ばしてくつろげる場所でした。キエフにこんな空間があったとは驚きです。


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雰囲気はかなり良く、まるで女子会も出来るお洒落レストランの体です。在キエフ独身日本人諸氏の合懇にも使えるんじゃないかしら?(笑)


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というわけでチェルニーゴフスキーというビールとピスタチオでこの日の夕食がスタート。テーブルを担当してくれたのはクリミア・タタールの民族衣装を身に纏った何だか親しみのある顔立ちのウェイトレスさんです。こちらがロシア語を解すことが判ると一層親切になりました。


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お昼も食べず機内食をパスしたためお腹はペコペコ。いつもの通り調子に乗ってメニューを頼んだのですが、手前がタタール風サラダ(Салат по-татарски)、左奥からレピョーシュカ(Лепешка)というパン、中央がラグマン(Лагман)、そして右側が肉入りのチェブレキ(Чебуреки)です。さてこの中央のラグマン、以前ラトビア・リガを訪ねた際にも食べたのですが、私はてっきりウズベク料理だと思っていました。そこでその旨をお嬢さんに尋ねてみると、「う〜ん、完全にウズベク料理ってわけでもないわ。クリミア・タタールの女の子なら普通に作れるわよ」との答え。これを好意的に解釈するなら「私ならあなたにラグマンを作ってあげられるわよ、うふふ」ということになるのでしょうね。何だかこれだけで幸せです。但しレピョーシュカは頼んでない気がするんだけどね・・・


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朝、昼とカロリーはマイナスだったのですが、結局のところいつもの通り完食(笑)初日は到着したのみでまだ観光も何もしていませんが、この写真では既に「来てよかった感」が漂い始めています。


結構ゆっくりしてしまいましたが親切に給仕をしてくれたお嬢さんにお礼を言って退出。外では22時を過ぎても結構人通りがあるんですね。腹ごなしということで広場の周囲やフレシチャーティク通り沿いをしばらく歩いてからホテルに戻りました。明日の天気予報には雨マークが出ていたので心配ですが、雨がひどかったら博物館や美術館をじっくり見学すればいいでしょう。地球の歩き方をパラパラめくっているうちにこの日は就寝したのでした・・・


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - ウクライナ, 15:00
comments(2), trackbacks(0), - -
Comment
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
株の初心者, 2012/11/10 4:58 AM
こちらこそ、ありがとうございます。株式投資を検討する時が来たらお世話になります。
駆け出し俳優, 2012/11/13 5:33 AM









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