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フランス週末紀行其ノ一 「ミーはおフランスに行ったザンス」
楽しかったゴールデンウィークも終わり、日常に叩き起こされベッドから這い出たタワーリシ各位、また共にがんばって参りましょう!


日本は4月28日から9日間連休だった模様ですが、こちらブラッセルでは28日から5月1日まで4連休でございました。この度、日本でいつもお世話になっていたりりぃ様がGW期間中にパリに滞在しているというので、28, 29日で週末パリ旅行に行って来た次第です。


実は4月15日から21日まで出張でパリ(といってもCDG空港近くの一帯のみ)で過ごしており、この時は上司の車に乗せていってもらったのですが、今回は鉄道での旅行となりました。ブラッセル南駅からパリ北駅まで、高速鉄道「Thalys」というのが出ています。なんとこの鉄道を利用すればパリまで1時間22分で着いてしまうのです!つまり、私の実家から新宿駅までとほぼ同じですよ(笑)



準備は終わりさあ家を出るぞというところでメガネの行方がわからなくなり大急ぎで車を飛ばして辿り着いたブラッセル南駅・・・



超急いでいるのに信号待ちで「勝手にフロントガラスクリーニング」のサービスをされ、ポケットに一枚しかなかった20ユーロ札を泣く泣くお姉さんに握らせて出発の10分前に滑り込みで到着したブラッセル南駅・・・


・・・と、まあ、出発までに幾多の困難があったわけなのですが、安全運転で駅に到着し、列車に乗り込んでしまえばこちらのもの。席のスペースもゆったりとしていて、快適な旅の始まりです。ロシアにいた時分はシベリア鉄道での旅や、サンクトペテルブルクやキエフへの寝台列車旅行などありましたが、やはり列車での旅はワクワクするものがありますね。



ブラックコーヒーとチェーホフの短編集があればどんな旅路もよく眠れるぜ!って、眠るほどの時間ではなかったのですがゆっくりできました。お隣にはパリに帰る美人フランツージェンカが・・・!と思ったら、ワインを嗜む淑女の方が。特にハッピーな事件もないよ(笑)


笑いのツボが非常に難しいアントン・チェーホフ大先生の短編をいくつか読み終わるかという頃、パリ北駅に無事に到着し、りりぃ様と再会を果たし、パリ観光へ!・・・とその前に、私の荷物が若干大きかったので、今宵の宿のお世話になるりりぃ様のお友達の方(Riko様)のお家にまずは向かいました。彼女はフランスで国際結婚し、お子様も2人もうけてパリ郊外(と言ってよいのでしょうか)のモントルイユという街に暮らしています。


モントルイユはとても静かな住宅街といった印象を受けました。あまりナロード達も街には繰り出さず週末はゆっくりしているのでしょうか、彼らのものと思われる車が路上の至るところに停まっています。てくてくと住宅街を歩いて行くとナイスな水色のお家が。こちらが今晩ご厄介になるお家です。お子様たちは丁度お昼寝の時間だったようで、観光前にひとやすみ、という具合にコーヒーをご馳走になりながらどこに行くべきか、何を見るべきかについてアドバイスをもらいました。いわゆる「おのぼりさんコース」を辿れれば私は満足です(笑)


その後、お昼ご飯も食べていなかった我々は、地下鉄の駅に向かう途中にあったケバブ屋に入りしばしカロリー補給。この日は生憎の天気だったので、街歩きにも体力が要るというものです。そして、パリの地下鉄に乗り込み、シャンゼリゼ通りのある辺りを目指します。


パリの地下鉄は降りる時に自分で扉を開ける方式が主なもののようです。運転は結構大雑把な印象。車両がストップしないうちに扉が開いてしまうあたりはモスクワの地下鉄と似たものを持っていますが、エスカレーターのスピードはダントツでモスクワの勝ち。プラットホームや車内の明るさはパリの勝ちですかね、メトロ評論家でも何でもないですけど(笑)


さて、そんなわけで、この東京の山奥出身の私ですが、おのぼりさんコースの始発点、シャンゼリゼ通りを自らの足で踏んでしまいました・・・。フランスというと、私のイメージの中では赤塚不二夫の「おそ松くん」に出てくるイヤミがどうしても出てきてしまうんですね、、そんなわけでですね、青梅にお越しの際は赤塚不二夫会館、是非お立ち寄り下さい!


・・・え〜、それはさておき、雨は降っていれど、やはり通りにはたくさんの人が出ていました。この旅の前に映画を観、歌を何回も聴いて気分を盛り上げてきたのですが、その歌とはこの通りについて歌った「オー・シャンゼリゼ(Les Champs-Élysées)」です。これについてはまた別の記事で書いたり酩酊してギターで奏でたりしたいと思っているのですが、そんなことを考えているうちに、凱旋門に着いてしまいました!こ〜れはおのぼりさんが大喜びするスポットでしょう。



通りの真ん中からパシャリ。歴史素人の私としては門というと何がしかの柵やら城壁のようなものがあってこそのものだと思っていたのですが・・・ドストエフスキー「罪と罰」の主人公ラスコーリニコフに影響を与えたことで有名な(?)ナポレオンが1836年に造ったんですって。



自動車とは違って観光客は凱旋門の下にも入り込むことが出来ます。実はブラッセルにも地味な凱旋門があるんですよ!知ってましたか?


凱旋門を見学し終わった後は徒歩で以前りりぃ様の住んでいたアパートのあたりを廻ったり、パリのロシア文化センターを訪ねて久しぶりにロシア語を使ってみたりと、単なる観光ツアーでは体験できないルートを巡りました。ロシア語もフランス語も流暢なりりぃ様を傍目にして自らのロシア語の錆つき具合に危機感を覚えたので、今度ブラッセルのロシア文化センターも突撃してみようかしらん。


その後我々は歩いてエッフェル塔を目指しました。エッフェル塔というとチェーホフの「かもめ」の中でトレープレフがコンテンポラリーな劇場について滔々と語る場面があるのですが、その中で、「モーパッサンがエッフェル塔の俗悪さにやりきれなくなってワッと逃げ出す」云々とあります。学生時代チェーホフ劇にはまり込んでいた私には非常にこの部分の印象が強く、「おお、これがそのエッフェル塔(Эйфелева башня)か!」とは思ったものの、特に俗悪さを感じて頭を抱えることもなく普通のヒトぶりを発揮してきたというわけです。



霧のエッフェル塔。雨が降ったり止んだりだったのですが、カメラを持ったオジサンが塔の近くで屈んでいる。何をしているのかと思ったら水溜まりに写ったエッフェル塔の写真をとっていたんですね。「オッサン、やるな」と思う反面、なぜこれに僕がすぐに気付くことができなかったのか、悔しくてたまりませんでした(笑)快晴で水溜まりがなかったら決して現れなかった小さな別世界。



エッフェル塔を見上げて一枚。左下手前は売店の屋根ですが、休んでいるハトが君には見えるかい?ちなみに売店の兄ちゃんは暇だからかギターをかき鳴らしていました。


気がつくと結構な時間を歩き回っていたせいか、りりぃ様が予約してくれたディナーの時間が迫ってきました。地下鉄の乗り継ぎを始めとして街を案内して頂き、更にはレストランまで予約頂いてしまいまっこと恐縮でございました。



そんなわけで、メトロで地下を駆け抜け辿り着いた先がレストラン「Le Sot l'y Laisse」。りりぃ様のお知り合いの日本人ご夫妻が切り盛りしていらっしゃいました。外国に自分のお店を構えるなんて本当に凄いことですね!パリのアレクサンドル・デュマ通り70番(70 Rue Alexandre Dumas, 75011 Paris)にありますので、機会がある方は是非とも足を運んでみてください!



シャンパンを頂いた後に運ばれてきた前菜は、お店の名前がついたそれはステキな料理でした・・・え〜、大変申し訳ないのですがお料理の詳細説明は味が良すぎて忘れてしまいました。行って確かめるべし!



メインは釣り師である私をまたも唸らせたスズキ。野菜も豊富、身も柔らかくてソースと絡み合ってとっても美味しかったです。この料理によく合うフルーティかつ軽い口当たりの白ワインを奥様にリコメンドして頂きました。


この後でフルーツサラダのデザートを頼み、最後にコーヒーを頂戴してディナーは大満足のうちに終了。どうもありがとうございました。外国でお店を持つということはどういうことなのか、シェフの様々なお話も併せて伺えてとても興味深かったです。


フランスを始めヨーロッパのレストランで夕食をとると、スターター、メイン、デザートという三段構成になっている機会が多いと思うのですが、最初にパンもあれば途中お酒もあり、デザート後のコーヒーやティーもあるので本当に急いてはこなせませんよね。ヨーロッパに来て強く感じたことは、夕食に非常に時間をかけるということ。出てくる品々を時間をかけて楽しみ、おしゃべりをし、ゆったりと時間を過ごす。様々な地域に様々な生活様式・スタイルがあるので優劣は語れませんが、この点は日本人の目から見て若干羨ましくもある点だと感じました。


そんなわけで時計の針もいい時間を差していたので、帰りはタクシーにて水色のナイスな家に戻りました。よく歩いてよく食べたパリ一日目が終わろうとしていたのですが、ナイスな家では近所の友人がお客に来ていたり、ご夫妻が酩酊していたりしてとても楽しく夜が更けていくのでした・・・


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - フランス, 06:10
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