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床屋という名のタイムマシン

問:「さ〜て来週のサザエさんは?」


答:「部屋にテレビがないのでわかりかねます」


・・・そうなんです。私の部屋にはテレビがないんですよね。もともとテレビっ子ではないので、特に不自由も感じませんが。寮生活であるためギターも掻き鳴らせない、音楽も大きい音では聴けないため、結構静かな生活をしています。今も知人に頂いたウォッカで作った「ブラッディ・メアリ」をちびちびやりながらPCに向かっています。食塩無添加のトマトジュースで作るとウォッカの辛さが引き立ちますね。


わかりきった事ですが、また明日からサラリーマン生活が始まりますね。きっと皆様もこの時間はわなわなしながらゆっくり過ごしていることでしょう。


この週末は久しぶりに実家に帰り、地元の床屋で髪を切ってきました。中学生の時に月イチでお世話になった床屋さん。あの頃はおじさんとおばさんしかいなかったのに、今では30手前くらいのハンサムな息子さんもハサミを持って店に出ています。私は息子さんに髪を切ってもらっているのですが、おじさんはお客さんに対して様々な話題を持ち出してお話をしながら切るのに対し、息子さんは「いらっしゃいませ。いつものでよろしいですか?」くらいで終始無言。そりゃそうですよね、まだ理髪師としての経験も浅い上に横に両親がいたらお気楽にお客とおしゃべりしていることもできますまい。私も決しておしゃべりな方ではないのでむしろ気が楽です。寡黙にしっかりと仕事をこなす、これは職人の第一歩でしょう。


さて、中学生の時に月イチでお世話になっていたのには少しワケがありまして・・・。私が通っていた中学校は、当時それはそれは規律の厳しい学校でして、月に一回「生活点検」なるものを実施して生徒の規律を正していたわけです。制服は学ラン、靴・鞄は指定、学帽着用だというだけでも厳しいですが、その生活点検の日には、「ホックがきちんとしまっているか」、「前髪は眉毛より下に伸びていないか」、「髪の毛は耳にかかっていないか」などなどを生活指導の先生にチェックされたものでした。これに間に合わせるために皆ギリギリで床屋に駆け込む、というわけ(笑)


幸い私はそれらをストレスに感じることもなくそういうものとして受け止めていたのですが、これが嫌で嫌で仕方なかった諸君もさぞかしいたことでしょう。この生活点検のおかげで、その後の高校・大学生活が自由すぎるくらい自由に感じ、大いに楽しめたことは言うまでもございませんが、今では学帽着用も必須ではなくなり、鞄も指定ではなくなったそうです。これを聞いて「なんだよ、俺たちの頃はさ・・」と思ってしまうのは、既に「だいたい最近の若いモンは・・・」に近づいてきている兆候でしょうか(笑)


床屋にいってビックリしたことが一つ。なんと調髪料が4000円から3000円に下がっていたこと。今は1000円の床屋とか、10分くらいでササッと仕上げてくれるお店もあるようですから、その土地で古くからやっている床屋さんたちもお客をとるのが大変なのかもしれませんね。そういった現代の理髪店を批判するわけではないですが、感情も人間味も溢れた地元の床屋さんはいつまでも残っていて欲しいものです。


床屋に行く度に「髪切ってヒゲも剃ったのか、5歳若返ったね」と職場で言われるので、「はい、今日も仕事帰りに行って、明日は10歳若がえった姿をお見せします」なんて言っている私ですが、これも床屋さんの腕のおかげということで、今日は理髪師関係のものをいくつか読んでみたいと思います。



Парикмахер стрижет своего старого знакомого и говорит:
- У вас катастрофически выпадают волосы. Вы что-нибудь делаете для их спасения?
- Да. Я развожусь.


理髪師が古くからの知人の髪を切って言う。
「あんたの髪は壊滅的に抜けていくね。髪を守るために何かしとるんかい?」
「ああ。離婚するんだ」


・・・結婚生活が抜け毛の原因だなんて・・・妻の存在がストレスになる、夫の存在がストレスになる。なんだか綾小路きみまろの漫談に出てきそうですね(笑)わかめ、昆布、ひじきなどを食べるというのはやはり利かないのでしょうか?私も祖父(父方、母方)や父の現状から判断すると、いずれは壊滅は免れないような気がしています。。。職場でもストレス溜めないようにせんと!



Известный своей рассеянностью профессор садится в кресло парикмахера.
- Прошу подстричь.
- Охотно, господин профессор, но сначала я попросил бы вас снять шляпу.
- О, простите, я и не заметил, что здесь дамы!


うっかり者で有名なある教授が床屋の椅子に腰かける。
「刈ってくれ」
「教授、喜んでお刈りします。でもまずは帽子をとって頂ければと思うのですが」
「おお、これは失礼。こちらにご婦人方がいらっしゃるとは気付かなかった!」


・・・教授、僕はあなたの注意力散漫さ、好きですよ。自分の髪を切る云々ではなく、そこにご婦人がいたら帽子は取るものですもんね。実際はご婦人もいないんでしょうね、この話では。



Парикмахер, дважды порезав клиента, чтобы как-то смягчить ситуацию, затевает с ним разговор:
- Вы у нас раньше бывали?
- Нет. Руку я потерял на войне...


理髪師がお客を2回チョキンとやってしまい、この状況を何とか緩和しようとして話を切りだす。
「以前当店にはお越し下さいましたか?」
「いや来とらんね。手は戦争で失くしたんでな・・・」


・・・「この手は前回あんたに切られたんじゃない。戦争で祖国のために失ったんじゃ!」というわけ。私の友人にも美容室で新米さんに耳をチョキンとやられて断末魔の悲鳴をあげた男がいて、いまその男の顔がちらついて思わず笑いが込み上げてきています。私だけ笑って、しかもアネクドートのオチじゃないことで笑ってすみません・・・(笑)



Разговаривают парень с девушкой.
- Ну, как тебе моя новая стрижка? Теперь не будешь говорить, что я похожа на старуху?
- Нет. Теперь ты похожа на старика.


彼氏・彼女が喋っている。
「ねえ、私の新しいヘアースタイルってどう?おばあちゃんみたいだ、なんてもう言わないわよね?」
「言うもんか。今度はおじいさんみたいだよ」


・・・髪の長短に関わらず、少し大人びた顔立ちの彼女なんでしょうな。「おじいちゃんおばあちゃんになっても、私たち一緒にいるかな・・・?」なんて彼女が聞いちゃったりしてね。ええ、そんなこと僕には一切関係ありません。2月14日も僕は出張に行かされるかもしれないんです。後で新幹線の時間をお知らせします(笑)





「これは新しいカット方法かい?」「どんな方法?わたしハサミを探しているのよ!」
Виктор Дидюкин作 "Парикмахер"(理髪師)


さて、いつものような感じで日曜日が終わってしまいましたが、少し軽くなった頭でまたがんばります。


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author:駆け出し俳優, category:日々是小咄 - その他, 00:25
comments(2), trackbacks(0), - -
Comment
懐かしいですね・・・。
確かにその後の人生でその時ほど厳しいチェックを受けた記憶がないですね。
どうりで快適だったわけだ!

生活点検ではほぼ顔パスでしたのであまり苦労はしませんでしたけどね。
坊主でしたものね。

床屋さんには頑張ってほしいです。
顎のラインを剃ってもらっている時のあの気持ちよさは10分の床屋さんでは味わえないですし、
あの快楽へいざなうマッサージも楽しみでした。

・・・親父だなぁ・・・。
らはりく, 2011/02/07 3:28 PM
らはりく殿

貴殿も髭剃りに気持ち良さを感じられますか。私も割と普段は髭を蓄えているのですが、床屋に行く度にキレイサッパリ剃り落してもらっています。

私はハサミの「シャキン、シャキン」という音を聞くと気持ちよくなり眠くなってくる可笑しな性質の持ち主です。あの音に睡眠作用があると踏んでいるのですが若干危険でしょうか。

リラクゼーションでハサミの音だけ入ったCD、だめですかね(笑)
駆け出し俳優, 2011/02/09 11:59 PM









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