(7月21日のお話の続き)
さて、DDR博物館にてDDRの暮らしと料理を満喫した後は、カリーヴルスト博物館に寄ってみたいと思います。
カリーヴルスト博物館は、一昨日うろちょろした壁博物館のある「チェックポイント・チャーリー」から程近くにありました。
外観はこんな感じです。わかる・・・ドイツ語がわかるぞ・・・
早速入館するといきなり目に入って来たご覧のカウンター。カシャカシャと結構なスピードで増えていきます。日本の借金が一秒でいくら増える、みたいなカウンターをみたことがありますが、カリーヴルストの消費量というのもなかなか凄いですね。ベルリンだけで3億4千万本・・・ドイツ全土では42億本・・・
「カリーヴルストは単なるソーセージに非ず。それは人生経験のひとつである云々・・・」と、なかなかアツいことが書かれていますね。
カリーヴルストにフォークを刺したピンが示しているのは、そう、ベルリン市内のカリーヴルストスタンドです。いったい何件あるのやら・・・
そして、こちらは世界中でカリーヴルストを食べられる場所を示したカリーヴルスト地図といったところでしょうか。日本では六本木のBernd's Barというお店が載っていました。
博物館の中は外から見たよりも広く、あちこち歩き回れてしまう感じです。私がいった時は結構人が途切れずに来ていた模様でした。
少し座って休憩したいな、というときはこちらのソファーをどうぞ・・・ってここまでカリーヴルストかい!(笑)
写真つながってないですが、一口にカリーヴルストと言っても色々な姿を見せてくれるのですね・・・
カリーヴルストを食べるためのツールも奥が深そうです・・・茶道の道具みたいなイメージですかね。
カリーヴルストのスパイスについて説明が為されている部屋。凄まじい種類のスパイスが配合されている雰囲気です。中央の棒みたいなもので「ききスパイス」も出来ますよ。
ホール中央の天井からはケチャップが滴り落ちてきています・・・
「ホメロスの『オデュッセイア』の中では、オデュッセウスとイルスが戦ったのち勝者には褒賞としてソーセージが与えられた云々・・・」
割と知られているかもしれませんが、ビストロという語はもともとロシア語です。
カリーヴルストの素人である私にとってはこれだけ見ただけでも凄いと思えるほどだったのですが、食べるだけじゃ嫌だ!というタワーリシ各位のために、カリーヴルストの模擬店も設置されているんですよ。
というわけで屋台?の厨房に潜入してみました。
やっぱりフライドポテトは必須アイテムなんでしょうね。美味しいけどカロリーがねえ・・・
将来カリーヴルストのお店を切り盛りしたいと考えている人にとっては非常なモチベーションになること間違いナシでしょう。「へい、らっしゃい」みたいな体で写真撮影も出来ますよ。
何だか少年たちの声が騒がしいぞ・・・と思って辺りを見てみると・・・
そこにありましたのは少年たちが夢中でチャレンジしていたバーチャルカリーヴルスト調理体感器具、その名も"Curry Up!"・・・Hurry Up!と掛っていることは自明と思うのですが、マニュアルに沿って60秒以内でカリーヴルストを作れるかどうかチャレンジする装置です。やろうかどうしようか真剣に悩みましたが、近くにいた兄弟がやるのを見ているのみに留まりました(笑)
博物館内の見学を一通り終えると、博物館脇の食事スペースに出ることが出来、こちらではモチロン!カリーヴルストを楽しむことが出来ます。私がここにきた目的は博物館内の展示よりもむしろこちらが主な狙いだったのです。そう、「花より団子作戦・改」の全貌はこれです(笑)
カリーヴルストを注文し、迷いに迷った挙句ビールも注文したまではよかったのですが、何故か更にコップに入ったカリーヴルストが付いてきました・・サービス品か試供品だったのかな・・・フツーに美味しかったのですが、カロリーになってしまったことは間違いありません。
こうして私はカリーヴルスト博物館を後にしたのでした。また来るかどうかはわかりませんが、カリーヴルスト通でなくても十分楽しめますので興味がある方は是非とも足を運んでみて下さい。
博物館を出た後は鉄道でホテルに戻って鞄をピックアップし空港に向かいました。時間が少し厳しいかな?と思いましたが、実際は結構早めに到着出来てよかったです。
え〜とですね、フライトのゲートがなかなかアナウンスされないので、最後の一杯をやってしまいました(笑)「いや〜、もの凄い暑さだったけど、ベルリンの壁も見られたし大学の同期にも会えたし、その他諸々が満載のベルリン紀行だったなあ・・・」なんて考えながらグビリと飲むのは最高ですね。毎度なんやかんやで週末紀行で充電してこそ平日もがんばろうという気になるもの。
適度に放電しつつ、そしてビールは控えつつ、またゆるくがんばります。ベルリン紀行、オススメですよ!