(7月20日のお話)
昨日は本当に暑い一日だったので疲れたのでしょう、目を覚ますと既にお天道様は高く昇っていました。そして、今日も既にとっても暑いです・・・
今日は大学のロシア科の同期であるリューバに会うので、観光そっちのけで東部のFrankfurter Tor駅に向かいます。昨日電車で行ったり来たりしたこともあり、行先や時刻確認は慣れてきましたよ。
そして、下り立った駅を出て西側に見えるのがこちらのカール・マルクス・アレーです。このあたりはスターリン様式の建造物群があることで知られています。
この駅の周りで暑さに耐えてうちわをパタパタさせながら待つこと約10分・・・通りの向こう側に見覚えのある顔が現れました!しかも乳母車付き!
我々が感動の再会を果たしたのは、信号が青になった横断歩道の真ん中、ではなく、とりあえずこちら側に渡って来てからのことでした。約7年くらい会っていなかったのでしょうか?まさかこうしてヨーロッパで再会できるとは思いませんでしたが本当に嬉しいです。可愛らしい息子さん(当時わずか生後14か月)にもご紹介頂き、「ああ、僕たちももうこんな年齢になったんだなあ、でも今日のこの時間だけは大学生だぜ・・・」なんて思ったものです。
彼女とはかくかくしかじかで劇で共演したり、モスクワ留学中に酩酊したり、他にも学科の飲み会やらイベントやら、数々の戯れが思い起こされてきました・・・いろんな喜怒哀楽を満喫した大学時代が泣けるほど懐かしいです(笑)とは言え、立ったまま話をしているわけにもいかないので、近くのモロッコ料理店に腰かけてとにかくお互いに口を動かしました。あ、食べるのも喋るのもです。
ランチが済んだ後は恐縮ながらお近くのお宅にまでお邪魔させて頂きました。旦那さんともモスクワ留学中に知り合ったのですが、生憎この週末は出張でご不在。仮に会えたとして、体重の変化とか髪形の変化なんかが著しいため思い出してもらえるか不安ではありましたが(笑)
元気いっぱいの息子さんに多少手を焼いている感じがしたので、これを機会とばかりに私も子育ての実地演習をさせてもらいました。屋外をベビーカーで走行する、赤ちゃん用のバスタブで行水をさせる、おやつ(バナナ)を食べさせる、暑いので持参したうちわの使い方を指導する、などなど、とっても新鮮な体験が出来ました。これだけでも子育てってとってもタイヘンだなあ、なんて思ってしまいました。世のお母様方、お疲れ様でございます。
個人的にはとっても楽しかったですし、お利口さんの息子さんのご協力のお蔭であまり酷い目にも合わず、未来が変わってしまうこともなさそうです(笑)
ほぼノンストップで続いていたおしゃべりの内容については個人が特定されやすい内容が多いので詳述しませんが、とにかく嬉し楽しい素晴らしい再会でした。欧州でのお互いの奮闘ぶりと、これまでに変わったところと変わっていないところなんかがそれぞれ感じ取れたかな。留学時代みたいにビールも一緒に飲んでくれて本当にありがたい限りでした。次回はベルギーで再会できるといいですね・・・?
旦那さんにもどうぞよろしく、としっかり御礼を申し上げてお宅を辞去したあとは、一端Frankfurter Tor駅に戻り、そこからトラムで南下し、イーストサイド・ギャラリーに沿ってふらふらと歩いてみました。
シュプレー川に沿って現存するベルリンの壁が、様々なアーティストによって思い思いに彩られています。歩いた感じ1km以上の距離があったと思います。
とにかく暑い日でしたので水分補給をしながらこんな感じの通りを西に歩いて行きました。
モダンアートの何たるかはわからないので、以下にいくつか壁の絵を紹介します。(「じゃあ古典アートの何たるかはわかるのかよ?」と問われるとそれも困ってしまうのですが)
こんなのとか・・
こんなのとか・・
こんなのとか・・
こんなのとか・・
こんなのとか・・
こんなのとか・・
こんなのとか・・何だか芸術的な落書きがされていますが、これなんかとっても有名なんじゃないでしょうか(笑)
こんなのとか・・
「ベルリンの壁イーストサイド・ギャラリー」壁沿いに歩いて行くと幾つか同じものを目にすることが出来ます。
こんなのとか・・
こんなのとか・・
こんなのとか・・
こんなのとか・・
こんなのとか・・これは五重塔とフジヤマ、そして日出国のイメージでしょうね。
こんなのとか・・
こんなのとか・・
こんなのとか・・
途中にはこんな建物もあります。屋上でくるくる回転しているんですよ。
こんなのとか・・
作品のそれぞれに気の利いたコメントが出来ませんが、チャンスのある方は是非とも足を運んで壁の存在を肌で感じてみて下さい。そろそろギャラリーも終わりかな・・・?と思った頃に、オストバンホフ駅が見えたので、電車で移動することにしました。
やってきたのはブランデンブルク門。昨日は野外ステージがあったので全貌が見えなかったのですが、普段はこんな感じなのですね。
このブランデンブルク門から東に向かってウンター・デン・リンデンという並木道が伸びているのでそこを闊歩することにしました。ところが結構大がかりな工事がやっていたらしく、かなりごちゃごちゃした風景。
あまりに暑いので並木道の途中にあるカフェで休憩。こちらがベルリン名物の「カリーヴルスト」です。その正体はカレー粉とケチャップがかけてあるソーセージなのですが、これを食べるまでは絶対に帰れないと思っていましたが、とうとう食べましたよ(笑)
途中の交差点で信号機を見遣ると、ミッフィーじゃない何者かが見えました。そう、彼こそがアンペルマンという信号機から生まれた人気キャラクターです!
上の信号のすぐ脇にあるその名も「アンペルマン」というグッズ売り場。特に買い物をしたい気分ではなかったのですが、携帯電話用のストラップを2点程購入してしまいました。ご希望の方はご連絡ください(笑)
アンペルマンをさらに超えて、ウンター・デン・リンデンの東端にやってくるとフリードリヒ大王の騎馬像が立っていました。
さらに東に歩いて行くと、左手に現れるのがご覧のフンボルト大学。女学生は見当たらなかったようでしたが・・・
大学のお向かいにはベルリン国立歌劇場が。ご覧の通り結構大規模な改修作業中である模様でした。
もっと歩いて行くと、右手に現れるのがこの不思議な建物「フンボルト・ボックス」。フンボルト尽くしですね。かつてこの場所に建っていたベルリン城を再建するプロジェクトがあるそうなのですが、それを紹介するための文化施設だそうです。素通りしましたけどね。
こちらはベルリン大聖堂。高さ114mとのことですが見事なもんです。ご覧の通り聖堂前の公園はナロード達の憩いの場となっています。わたくしもしばしここで休憩。
ベルリン大聖堂の裏手はシュプレー川なのですが、そのほとりにあるのがご覧のDDR(東ドイツ)博物館。併設のレストランで東ドイツメニューを食べることが出来るらしいので明日改めてくるつもりです。
「赤の市庁舎」とも呼ばれるベルリン市庁舎。後ろに見えるのがテレビ塔です。
マリエン教会。森鴎外の「舞姫」で出会いの舞台となった教会だそうです。「舞姫」を読んでいなかったことが悔やまれます・・・
暑い中よく歩いたので夕食前にホテルに戻って一休みしようか、なんて思ったので、テレビ塔の脇にあるアレキサンダープラッツ駅までがんばって歩いて行きました。
アレキサンダープラッツ駅で見かけた広告。なかなかいいですね。
ホテルに帰り着いてクーラーをかけていたら案の定ウトウトと寝入ってしまいました。今晩はどんなドイツ料理を喰らってやろうかとも思っていたのですが、辺りは暗いしこれから電車で移動するのなんかは面倒くさい・・・
結局のところ、ふらりと中央駅に出かけて行ってアジア食堂的なお店に入り、サッポロビールを飲みつつフォーを啜って簡単に夕食を済ませました。でも、この後ホテルでビールを2杯飲んでから寝ました・・・カロリー節約ならず(笑)
明日の夕刻便で帰るので、明日はDDR博物館とカリーヴルスト博物館にでも足を伸ばしてみようと思います。
↓とにかくビールが美味しかったです↓