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リトアニア週末紀行 其ノ三 目と耳で楽しむカウナス
(5月2日のお話)


さてさてリトアニア2日目の朝、寝坊もせずお酒も残らずに起きることが出来ました。今日は鉄道でカウナスを訪れてみます。カウナスでは博物館に行ったので写真多いよ(笑)


旧市街のホテルから駅までは歩きで約25分。朝のすがすがしい空気の中を歩いて行くのもいいものですが、曇りだったので少し寒い気もしました。結構路地が入り組んでいてくねくね曲がったりする箇所もあったので、大通りからバスに乗ったほうが楽でしょうね。


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駅に行く途中にあった市場。ハレス市場というそうです。キエフやリガでも市場にいったのでこちらでも入ってみたかったのですが、電車の時間もあったので今回は素通りしました。


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バスやトロリーバスはかなり年季の入った車両が多いみたいです。ウクライナの国旗を逆さまにしたようなバスですね。


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ヴィリニュス駅と、その手前にはソ連人と思われるお婆ちゃんがいます。


駅舎に入ると早速カウナス行きの切符を買いました。窓口では流石に問題なくロシア語が通じますね。


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早い時間のせいか行列はなし。


ヴィリニュス駅には鉄道博物館も併設されている模様です。私が駅に入った時はまだ開館していないようでしたが、興味がある方はぜひチェックしてみて下さい。


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リトアニア鉄道の実力や如何に・・・?私は鉄道についてもズブの素人ですが、きっと奥が深いんでしょうね。


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駅周辺のジオラマなんかも展示されています。ちょうどさっきお婆ちゃんを撮影したあたりがどの辺かわかりました。


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8:42発の列車でカウナスに向かいます。所要時間は約1時間40分てとこですね。


乗り込んだ車両は2階建で新しく、シートの脇には充電用の電源までついていてびっくりしました。


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階上の人の足音はたまに聞こえますけど、揺れも少なくて快適な旅でした。


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街を少し離れると森の真ん中にホームだけある、みたいな駅が次々と姿を現します。


そんなわけで本を読んだりウトウトしたりするうちに無事カウナスに到着。


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カウナス駅はご覧のような感じです。駅の周りには人が全然いない!地下道を通って道の反対側のバスターミナルへと向かいました。


バスターミナルの隣には中規模の市場が隣接されていて結構な賑わいでした。旧市街の方へ向かうべくまずはバスの切符を調達したかったのですが、どこで買ったらよいのかわからない。恐る恐るバスターミナル近くのキオスクで切符が売っていないか聞いてみたら、運転手から買ってくれとのことでした。なんだここでもロシア語通じるんじゃん。結局うまいことバスが来て切符も問題なく買えました。バスターミナルから旧市街までは少し距離があるので、バスを利用することをオススメします。


旧市街と新市街の間辺りにヴィリニアウスVilniaus通りという通りがあり、その辺りを狙って「う〜ん、、この辺りかなあ・・・」という辺りでバスを下車してみると、ほぼ正解の場所で降りることが出来ました。よかったよかった。

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旧大統領官邸でございます。敷地内は公園のようになっていて緑が多くいい環境でした。


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各所に昔のカウナスの写真ボードが展示されていました。戦時中の写真が多かった模様ですが言葉がわかりませんし、リトアニアの歴史にも明るくないのでピンと来ないのが残念・・・


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1919年〜1940年の間に3人の大統領が住まわれたとのことですが、敷地内にはその3人の像が涼しげに立っていました。


旧大統領官邸の周りをうろちょろした後はいよいよ旧市街に入っていきます。


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人が全然いない・・・まだ当地では平日のお昼前だからでしょうか・・?


地図を見てみると少し歩いて行って左折すれば民族楽器博物館があるらしいことがわかりました。これはいかないわけには行きませんね!


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というわけで、民族楽器博物館に到着しました。


入口のドアを開けて中に入っても受付に人がおらず、少し待っていると音に気付いたのか初老の女性の方が出てきました。「こんにちは、博物館を見学なさりたいの?」「ええ、そうです」「今準備するのでちょっと待ってて下さいな」ってな具合で、見学者は私しかいなく、わざわざ電気をつけたりして見せてくれました。


博物館1階の狭い空間には世界各国からの民族楽器が所狭しとひしめき合っていました。アマチュアミュージシャン(?)の私としては胸が高鳴る思いです(笑)


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こんな感じで、様々な種類の楽器が展示されています。


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楽器以外にも演奏している写真などもかかっているのがポイントです。


女性の方が「今日はどちらから?」と問うたので「日本人です。ベルギーから来ましたけど」と答えたところ、「そうですか!もちろん日本の楽器もこちらにありますよ」と教えてくれました。


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日本代表の三味線と尺八とお琴でございます。こんな遠い異国の地で日本のプレゼンス向上のために尽力していてくれたとは嬉しい限り!


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どちらも弾けない上に音符も読めない自分・・・


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よく見てみると中曽根さんからの感謝状も掛かっていましたよ。昭和63年の日付が記されていました。日ソ文化交流の一環としてこの博物館を訪れた際に、館長が我が国の民族楽器に非常に強い関心を示したそうですが、都山流尺八学会という財団法人のタワーリシ各位の粋な計らいで尺八と三味線が寄贈されたそうな。『これらの楽器の奏でる優雅な音色は、まさに日本人の「心」を表現したものといえましょう』なんて書いてあって、なんだか遠い日本を意識してしまいました・・・海外に出ている以上、行く先々の土地の方々からは日本代表と捉えられても致し方なし。しっかりと日本を説明できるようになりたいものです。


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弦が何本あるか数えるだけでも大変そうな楽器です。オカリナは久しぶりに見ました。


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「生まれ故郷の楽器、すなわち自らの心の一部を当博物館に寄贈下さった世界中の皆さんに心から感謝致します」


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手前のはポルトガルとスペインのカスタネット。真ん中の大き目のユニークな楽器はどこのだったろう・・・?


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右側には第2の故郷(?)ロシアの楽器がありました。この鳥の笛はお土産物屋なんかでもよく売っています。そしてなぜかわかりませんがホフロマ塗りの木製スプーンまでありましたよ(笑)写真に写っていませんが、もちろんバラライカやドムラもありましたとも。


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笛なんかはともかく、打楽器系は出来れば叩いて音を出してみたいところですね。


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リトアニアの民族楽器。長さによって出る音階の異なる棒を叩いて演奏するという理解で正しいのでしょうか・・・?


小さいながらも結構見応えがあるなあ、なんて思っていたら、「それでは次の展示へご案内」なんて係の人が仰る。2階の展示もあって実は結構大きい博物館だったんですね。


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こちらはリトアニアの農村の一場面でしょうか。


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見たこともない楽器。どんな音が出るのでしょう・・・


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こちらは管楽器の部屋でございます。


ちなみに見学の最中はそれぞれの展示楽器に関連した「民族楽器メドレー」みたいな感じの音楽をかけてくれますので、様々な音色を楽しむことが出来ますよ。


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かなりの点数の楽器があることは間違いありませんね。


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こちらは弦楽器の部屋でございます。


以下、魅惑の弦楽器の数々!


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リトアニアの弦楽器 kanklėsカンクレス。フィンランドにはカンテレという弦楽器があるそうですが、バルト海の周りで発達して楽器ということなのでしょうか。


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形自体はfenderのエレキギターのヘッドみたいですね。


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タテにもヨコにも弦がはりめぐらされている・・・?


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こんな風にして弾くみたいです。


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何だか不思議な楽器・・・右に掛かっている写真のように立って演奏するものなんですね。


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ミニチュア・カンクレス。


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そして極めつけ(?)は、こちらのテーブルベース!いやいや確かにテーブルに弦が張ってありますけど・・・音出るのかな?(笑)


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これは何かの儀式やお祭りなんかに使う仮面でしょうか。少しブキミでもあります・・・


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自然の中の精霊と交流出来そうな感じですね・・・


結構小さい博物館かと思ったけどかなり見応えがあったなあ、なんて思っていたら、「次はこちらへどうぞ」と別館に案内されました!まだあったんですね!


今度は「鍵盤楽器の館」です(笑)


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音符さえ読めたらなあ・・・とはいつも思うことです。


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ヴィリニュス製みたいです。ソ連時代は冷蔵庫ならミンスク、自動車/バスならゴーリキー、パヴロヴォ、カマとか、都市によって得意分野があった模様ですが、ヴィリニュスはどうだったんでしょうね?毎度恐縮ですが、詳しい方はご教示願います!


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「なんで僕に無理にでもピアノを習わせとかなかったのさ!!?」などと両親に文句を言ったことはないと記憶していますが、小さいころからピアノでも習っていたらまた違った現在(いま)があったのでしょうか・・・?とりあえず中高の合唱祭なんかではピアノ男子のことを凄いとばかり思っていた思い出があります。


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2階は屋根裏部屋?のような感じもしますが、沢山のベルが吊り下がっています。


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この場所には様々な種類の楽器が入り乱れて展示されていましたが、楽器の種類による分類ではないのでしょうかね?人物の写真も掲載されているので、リトアニア著名演奏家シリーズとか、そんな感じでしょうか?


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アコーディオン。いつかアコーディオンは習ってみたいと思ってもう何年過ぎたことか・・・


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いい絵ですね。気に入りましたよ。


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アコーディオンのことは日本語で「手風琴」と言うんですよね。これってとっても素敵なネーミングだな、と思うのですが、私の尊敬するRo-mioという美人シンガーソングライターの曲に「いじわるテフーキン」というなかなかオーチンハラショーな曲がありますので、タワーリシ各位、要チェックですよ!!(ご参考:春の中頃の嬉しいお知らせ


「もう本当に充分楽器を見せて頂きました。わざわざアテンドまでしてくれて本当にありがとうございます」という気持ちで見学を終えたのですが、「つい先日展示を終えたイースターエッグが地下室にあるんですけど、ご覧になりたい?ご希望なら地下室を開けてあげるわよ」との提案が!思わず「あ、はい」と応えていたのでそのまま地下室へ。何だか至れり尽くせりで恐れ入ってしまいますが大変充実した博物館見学であったことは間違いありません(笑)


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そんなわけで地下室でパシャリ。なんでもメリケン人のご一行が来て「イースターエッグを自分でペイントしちゃおう!」的なイベントに参加して帰っていったんですって。名前の如く楽器は常設展示だそうですが、その他にも定期的にテーマを選定して楽器とは別の展示も行っているとのことでした。


こうして非常に充実した見学を終えた私は、丁寧にお礼をいって博物館を辞去しました。見学の途中、何故リトアニアやカウナスに来る気になったのか、とか、仕事は何をしているのか、とか、リトアニア料理は食べたか、なんてことをちょいちょい聞かれたので、彼女らにとっては異質の日本人に対しても興味を持ってもらえたのでしょうね。相手はおばちゃんたち(淑女、のほうがいいか笑)でしたが、色々と気にかけてくれて誠にありがたい限りでした。


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天気もいいですし段々と旧市街にも人が出始めたみたいです。引き続きカウナス旧市街散策を続けます!


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - リトアニア, 19:58
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Comment
ラトビアではkokleクオクレという同様の楽器があります。
daikis, 2014/06/08 10:32 PM
daikis殿、

やはりラトヴィアにも類似の楽器がありましたか!そして、-isみたいなのもバルト語派に特徴的なものなのでしょうか?
駆け出し俳優, 2014/06/11 4:25 AM
駆け出し俳優さま、
そうですね、男性名詞はどちらの言語でも-sで終わり、外国人の男性名(特に子音終わりの場合)にも-sをつけます。
例えばラトビアであればVladimirs Putins、リトアニアであればVladimiras Putinasです。
daikis, 2014/06/20 11:29 PM









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