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ブルガリア週末紀行 其ノ五 ブルガリア正教総本山・シマウマのようなリラの僧院
昨日はソフィアの街をよく歩き、よく飲みよく食べた晩を過ごしましたが、今日はソフィアから100kmほどの場所にあるブルガリア正教の総本山であるという世界遺産リラの僧院を目指します。


ソフィアからリラの僧院に行くには街外れ?にあるオフチャ・クーペルというバスターミナルから出る10時20分発のバスを捕まえねばならなかったのですが、平日の業務の疲れが癒えないうちに昨日ソフィアに来て街歩きをしてしまったので、朝はばっちり寝坊してしまいました。


これではトラムに乗っていっても時間までにターミナルに間に合うかわからない・・・これは致し方ない、ということでタクシーを捕まえて「オヤジ、オフチャ・クーペルまですっ飛ばしてくれ」といって乗り込みます。


運ちゃんの名はペータル(Петър)と言い、車内では相変わらずブルガリア語vsロシア語でどこから来たのか何をしているのかなどの尋問(笑)が繰り広げられるのですが、リラの僧院に行きたい旨を告げると「バスに乗らんでもオレが連れてってやるよ」との意外な提案を受けました。法外な料金を請求されるのでは・・・?との疑念もありましたが、発着時刻の決まっているバスよりも融通が利きますし途中のオモシロスポットを運ちゃんの経験から引き出せるかも・・・ということで、お願いしようかな、と思っているうちにバスターミナルへ到着。


「バスの料金も確認して、そこらにいるタクシーにリラまでの相場も聞いてみるといい」と良心的なアドバイスをもらったので、まずは近くにいるタクシーのオッサンに聞いてみると、2倍とまでは行かなくとも言い値は確かに高い。そしてバスターミナルに行ってみると、もう時間もギリギリで間もなく出発かという感じでしたが、ミニバスのような車両に立ち乗りが出そうな程の混雑具合・・・これはもうタクシーをチャーターして行っちゃえ!ということで、戻ってペータルに宜しく頼むぜと伝え出発です。


土曜日なので車通りもそれほど多くないのでしょうか、順調にソフィアから南下し、郊外道路を突っ走って行きます。ペータルの家族構成は、奥さんと2人の大学生の娘さんの4人であるとのこと。奥さんはペータル所有のキオスクのような小店舗の切り盛りをやっていて、上の娘さんは心理学専攻、下の娘さんはコンピューター関連が専門だとか。店持ってるんじゃタクシーは道楽ですかいって話ですね(笑)


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そんなわけで、チャーターしたタクシーで田舎道を爆走していきます。フロントガラスに写っているのはНЕ РАБОТИのサイン。今日は通常のお客さんを乗っけませんぜ、ってやつですね。


途中、サムソノフというジャガイモの産地で有名な街を走り抜け、どんどん南下していきます。


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ご覧の通りリラに近づくにつれて結構な田舎道になってきます。


道はだんだん細くなっていて、山肌も近くなってきました。道のわきには渓流が流れていて、釣竿を持った人もたまに見かけましたよ。このあたりはマスが有名とのことで、美味しいマス料理を出すレストランもいくつもあるようです。


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僧院の敷地への入り口はこんな感じです。この手前に乗用車や観光バス用の駐車場があります。天気の割には人が出ていたと思いました。


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はい、こちらがリラの僧院内にある聖母誕生教会です。ご覧の通り何とも言えない不思議な雰囲気が漂っていました。この縞々模様、ある人に見せたらスペイン・コルドバのメスキータ寺院にそっくりだね、と言われたのですが、検索してみてビックリ。確かにそっくりです。これぞイスラームの影響でしょうかね。


10世紀にイヴァン・リルスキという僧が隠遁の地としてこの地にやってきたとこのですが、14世紀に現在の形になったとか。その後のオスマン朝の支配下でもこの僧院だけはキリスト教の信仰、ブルガリア語の書物の読み書きも黙認されていたとか・・・高校では日本史選択だったのでもっと世界史を勉強しておけばよかった、、最近はどこにいってもこの思いに駆られます。


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修道院では修道女の方々が道を修めるべく生活しているのでしょうか・・・?


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フレスコ画というのでしょうか?独特の壁画があちこちで見られます。


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聖母誕生教会を囲んでいる四階建ての建物の奥にも敷地は続いています。土産物店やレストラン、湧き水などがあり、一息ついている観光客も多かったです。湧き水も飲んでみましたが冷たくて美味しかったです。これほどの山奥なら飲んでも問題ナシでしょう。


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聖母誕生教会の外壁。フレスコ画の何たるかは私にはわかりませんが、実際に目で見てみると何とも言えない色彩、雰囲気を感じます。


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何度見ても不思議ですねえ・・・シマウマの足みたいですね(笑)


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近くに見える山は未だ雪に覆われていました。普段このような景色を目にする機会がないので、何となく日本っぽいな、と感じてしまいます。


時間を確認するとお昼も過ぎてしまっていたので、我々はリラの僧院を後にしました。それほど敷地も広くないので、見学は1〜2時間もあれば充分なところでした。


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帰りの山道を下っていく途中に道の脇で遭遇した牛さん。「あ、どうも、こちらは日本人でございます」と挨拶しておきました。この一帯はこのように気ままに生活している牛が多い模様です。


帰り道、さてお昼ご飯はどうしたものか、と思っていると、ペータルにも「昼ご飯はどうする?ご希望の場所に連れていくよ」と聞かれました。折角なのでご当地名物のマスを食べるのもありかと思ったのですが、こちらに来る途中にペータルが「ここは美味しいセルビア料理レストランだよ」と言っていたお店があったので、「そこが開いていたらそこに行こう」ということで、帰り道の途中のレストランを提案。


そんなわけで、途中で見かけたレストランに帰り道に寄ってみたら見事に開いていました。天気も雨に変わってしまい、この後の観光もどうなるかわからないので、まあ、ゆっくりすればいいでしょうということで入りました。


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こちらはラキヤ(Ракия)という発酵させた果物から作る蒸留酒です。バルカン半島の諸国で非常に広く飲まれているそうですが、度数は40度程度とウォッカと同じくらいです。主にブドウから作られるそうですが、リンゴ、サクランボ、などといった他の果物から作られたものもメニューにありました。写真はサクランボから作られたラキヤです。「これはイッキ飲みをするものなの?」と聞いたところ、「ウォッカとは違うから好きなペースで飲めばいいんだよ」とのことでした(笑)


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昨晩食べることが出来なかったタラトールというヨーグルトベースの冷静スープです。キュウリ、ニンニクとその他香味が加えられていて美味しかったです。


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Кобасица(コバシッツァ)というセルビア風ソーセージ。若干記憶が曖昧でしたが、ロシア語のКолбаса(カルバサ)に似てるな、と思った記憶があるので恐らくこれでしょう。ご覧の通りすごいボリュームでしたが美味しかった!


レストランもかなり賑わっており、ボリュームも充分過ぎる量。「数時間前に知り合ったタクシー運ちゃんと、なぜセルビア料理屋で向かいあっているのだろう・・・?」とも思いましたが、まあこれも独り旅の醍醐味のうちですよね。周りのブルガリア人の皆さんからは奇妙に映ったかもしれませんが2人とも満腹でレストランを後にしました。


さてこの後はどこにいこう、という話にもなったのですが、雨も降ってきてしまったのでとりあえずソフィアに戻ることにしました。お目当てだったリラの僧院はしっかりと観ることが出来たので、ホテルで一息ついてからでも、また夕方に街に出られるといいのですが・・・


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - ブルガリア, 23:23
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