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ブルガリア週末紀行 其ノ二 ソフィアでの面白い出会い
さて、大統領官邸前での素敵な出会いに別れを告げ道沿いに歩いて行くと、結構大きな公園が目に入りました。Градска градина、市民公園とでもいうのでしょうか。細心の注意を払いつつも、市民の行動を観察すべく早速突撃。


公園の中では子供連れやカップルなどが多かったですが、それに負けないくらいチェスをしているおっさん達が多いです。青空チェス大会ってな具合にタイマーもセットして真剣勝負が行われていました。多少の金銭か、ビール一杯とかで賭けているのでしょうかね?


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右下のおっさんには「おおい、君、やらんか?」みたいなことを言われましたが、辞退しときました。チェスも大学の時分に一時習ったのですが、既に忘却の彼方に。忘れる者は幸いなり、です。


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この白熱の一局?をご覧下さい。ヘンな東洋人が近くで観ていても微動だにしないおっさんたちの集中力には脱帽です・・・


公園の近くというか脇には、イヴァン・ヴァゾフ国立劇場があります。イヴァン・ヴァゾフとはブルガリアの国民的作家(詩人)で、科学アカデミー会員でもあったそうです。詩人に劇場と来たら私の出番でしょう(?)ということで、シャッターを構える手にも汗がにじむというものです(笑)


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外観はとっても綺麗な印象ですが、やっぱり毎年夏に修繕しているのでしょうかね?何だか照明のような器具が出ていました。


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劇場の脇の方では思った通り、何かのロケをやっていて俳優らしき人やADらしき人たちがいましたよ。何の番組かも誰かもわかりませんが、何だか得した気分。


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公園の南側には、シティ・アート・ギャラリーという小さな美術館があります。ブルガリア人アーティストが中心の現代アート中心ということだったのですが、以前どこかで現代アートを観てさっぱりわからなかったので今回は街歩きを優先させました。まあ、古代アートを観たってわからないですが(笑)


公園内ではおっさんたちの簡易ジャズバンドが演奏などしている一方、下のように文化的なパネル展示などもあり、うるさすぎず静かすぎずと言った感じです。


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ブルガリア解放135周年、みたいなことが書いてありました。1877-1878年にロシア帝国とオスマン・トルコの間で読んで字の如く露土戦争というブルガリア独立のきっかけとなった戦争があったそうですが、もう少し世界史の教科書を読んで来るべきでしたかね・・・


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「ぶんぶくちゃがま」みたいな遊具で戯れる子供たち。笑い声が大きくて楽しそうです。


さて、そろそろ公園を出よう、と思い大通りの方に向かうと、見慣れた金色のネギ坊主(クーポル)が視界に入りました。「おお、あれはロシア正教の教会に違いない」ということで歩を進めていきますと、教会の向かいでハッピーな物体に遭遇しました!


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・・・本当にハッピーかどうかしりませんが、回転ずしのチェーン店らしきものが。味もどうかしりませんが、中を覗いてみると結構込み合っていましたよ。この出会いを「ハッピーになれよ」という誰かからのメッセージと前向きに捉えていきたいと思います。


そんなわけで、ロシア正教の教会である聖ニコライ・ロシア教会を見学しました。残念ながら内部はかなり大々的に修復を行っていて、入り口を入って短い階段を昇ったところまでしか見学出来ず。それでも次々と人がやってきて十字を切っているようでした。

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近くには緑もあり、ベンチもありで素敵な場所です。「ハッピーになれますように」とお祈りしておいたのですがそのご利益やいかに!?


聖ニコライ・ロシア教会を通り過ぎたあたりから結構大きな教会が見えました。どうやらあれがバルカン半島で一番美しいと言われているアレクサンダル・ネフスキー寺院であるらしいので、早速そちらのほうへ続く坂道を昇っていきます。


すると、先ほどの聖ニコライ・ロシア教会を油絵で描いている神懸った感じの画家のおっさんがいました。油絵を間近で見るのは初めてだったのですが、筆じゃなくてナイフで描くのですね!自分にとっては不思議な光景だったので近くで少し話を聞いてみることにしました。彼の名前はコスタディン・カルチェフ(Костадин Калчев)というそうです。


英語も少し話せたようで意外にコミュニケーションがとれてしまい、お決まりのどこから来たのかに始まり、勉強しているのか働いているのか、そこの角のスシ屋は最近人気だが本物だと思うかなど、話題が尽きません。ブラッセルから来たことを話すと、何だかEUのやり方に少し不満があったようでぶつぶつ言っていましたが、別に酔っぱらってはいない模様でした(笑)


カルチェフ氏はドイツのケルンで描いていて個展も開いたこともあるそうで、ドイツ語はわかるそうです。ロシア語は30年ほど前には勉強したがほとんど忘れてしまったとのこと(といってもなんとか意志疎通は出来ました)。


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1枚につき3か月くらい描いていることもあるそうです。ノートから色々とスケッチを取り出して見せてくれたのですが、踊り子のようなものや、侍を書いたものもありました。エッチングもやったしイコンも書いた、というようなことを言っていました。


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タバコも自分で巻いて吸ってましたよ。「日本にもいつか行ってみたい」とのことでしたが、「遠すぎるし、絵が儲からないからダメだな、ハハハ」と言って笑っていました。「この絵についてどう思う?うまいと思うか」と聞かれたので、「Vivid(鮮やか)だと思う」と答えたらあまりよくわからなかったので、ロシア語で「"Живо"だと思う」と言ったら通じました。嬉しいような複雑なような表情を浮かべて「Живоか、そうかЖивоか・・・」と2回ほど呟いていましたが、的を外したかな?面白いことを言うガイジンだな、と思われたかもしれません(笑)ブルガリア語では"Живо"は「生きている」というような意味があるらしいので、それと混ざったかな・・・?


さて、気が付くと30分以上も長話をしてしまっていましたが、人気ブログ(?)で紹介するからと言って作品の写真を撮らせてもらったことと、創作の時間を割いておしゃべりをしてくれたので、せめてものお礼に絵の具代を置いて、握手をしてさようなら。「観光してるのにすまんかった」なあんて言ってましたが、貴重なおしゃべりでした。いやあ、世の中には色々な人がいるものですね。このカルチェフ氏、ひょっとしてすごい人じゃないかな、なんて思って検索してみたのですが、彼を紹介するホームページが見つかりましたよ。ケルンのことも書いてあるので彼にマチガイなさそうです。


http://fine-art.awardspace.com/BG/about.html


これまた面白い寄り道でしたが、またまた街歩き再開。すぐそこに見えているアレクサンダル・ネフスキー寺院の方にてくてくと歩いて行きます・・・カロリー消費するぜ!


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - ブルガリア, 00:16
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