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スウェーデン週末紀行 其ノ一 初めてのトナカイ、懐かしのコンビニ
タワーリシ各位、あっという間に6月も下旬にさしかかってしまったのが信じられませんが、お元気にお過ごしでしょうか?私はというと月末に大きな会議を控え日夜その準備に追われる日々を送っていますが、まあ何とか日々暮らしています。


ひと月以上も前ですが初の北欧に足を踏み入れて来ましたので、久しぶりに週末紀行をアップデートしたいと思います。


さて時は5月3日(金)のこと、既に日本が大型連休に入っている中、独りの青年が会社を15時半に飛び出して息を切らしてブラッセル国際空港に駆けつけ17時5分の便に飛び乗りました。かなりスリルがありましたが、15時半にオフィスを一目散に飛び出すために早朝から夢中で仕事をした甲斐がありましたよ。


今回の行先はスウェーデンのストックホルム。学生時代から懇意にしているキリンさんが北欧を旅しているところでしたので、それに乗っかる形で駆けつけました。


北欧なんてこれまで「バイキング発祥の地」「高度福祉国家」という非常に曖昧なイメージしかなかったので、いったいどんなもんなんだろう?と期待に胸を膨らまして降り立ったのはストックホルム・ブロンマ空港。


何だか空港自体も周囲も寂しいような気がしたのですが、どうやらもう1つのアーランダ空港の方が国際線も多く乗り入れていて、年間利用者も10倍くらい多いみたいでしたね。


空港からは「オヤジ、旧市街まで頼む」ということでタクシーで駆けつけた(20分弱)のですが、ちょうどホテルの前に着いた辺りで背の高いキリンさんが外に出ているのが見えました!がっちりと握手をして再会を祝います。


ホテルは旧市街ガムラ・スタンにありました。
大きな地図で見る


まずは部屋に入ってキリンさんがラトヴィアで買ってきてくれたビールでグビリと乾杯!1週間が終わった安堵に胸を撫で下ろしました。(ま、半ばオフィスから逃げ出してきたようなものなのですが・・・)


一通り近況報告などを終えた後には早速夕食を摂りに外に出ようってな具合で階下に降りて行き、フロントのおねいさんのオススメレストランを教えてもらってホテルを後にし、キリンさんと旧市街をスタスタと闊歩します。


外は結構風が吹いていて寒いくらいでした。暑いのより寒いのが好きなので無問題でしたけどね。


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旧市街の路地裏レベルはハンパないです。路地マニアの方々にとっては絶品の路地がいくつも発見できること間違いなしですよ・・・


教えてもらった地図を頼りに10分も歩かないうちに、どうやらここだな?というレストランに辿り着きました。


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レストラン「KRYP IN」。店内は結構混んでいて入るのは無理かと思ったのですが、2人なら何とかOKということで予約もないのに座ることが出来ました。


折角北欧に来たんだから、トナカイを食さぬわけには行かぬだろう、ということで、メインには迷わずトナカイをチョイスさせて頂きました。席に腰かけてつくづく思いましたが、1週間が終わると本当に安堵しますね。乾杯した地ビールが心に沁みるわたっていく気がしました・・・


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何種類かあるパンから食べたいものを取れるようにウェイターのお兄さんが持ってきてくれました。この黒パンは唸るほどの絶品。ロシアのそれとは異なりますが、アロマ的な何かが練りこんであるような雰囲気で、とにかく風味が最高に美味しかったです。


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前菜には大好きな魚であるニシンをチョイスしました。写真のように素人目にはとってもオシャレな姿で登場したのですが、味も甘味があるというか、非常によござんした。ニシンの底力を感じた一品。


そして、今宵のメイン、トナカイさんのお肉です!


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個人的には結構クセがあるかと予想していたのですが、匂いもそれほどでもなく、柔らかくて美味しかったです。何となく「血」を感じましたがそれも旨みのうちでしょうかね。


流石にオススメのレストランだけあって入ってくる人も後を絶たず、予約もなしに入れたのはラッキーでした。乾杯したビールでリラックスしお互いに近況報告をしつつ、美味しい料理に舌鼓を打つ・・・げに善き事哉!


レストランから出た後はガムラ・スタンをしばし散策してからホテルに向かうことにしました。どこかでお酒とおつまみでも買って帰ろうか、なんてつもりでトコトコ歩いていると、衝撃の光景に出くわしました・・・!


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あれ・・・これってどこかでみた看板・・・とっても懐かしくて、とってもいい気分になって体が吸い寄せられます・・・(笑)


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内装も僕が知っているこのお店のような感じで整っていました。残念だったのはおでんも肉まんも唐揚げ棒もなかったことです(笑)


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普段ベルギーで暮らしている私にとってはこういうタイプの棚が無性に懐かしく感じられるのでした・・・残念だったのは伊右衛門もカゴメトマトジュースも三ツ矢サイダーもなかったことです(笑)


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少しのスナックと少しの飲料水を買った僕らはそのまま夜の旧市街を歩いて宿に戻りました。


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旧市街では「ここって人が住んでいるの?」と思えるような建物もよく見かけました。繰り返しになりますが路地裏マニアとか無人マニアにはたまらない場所がとっても多いと思います。ご興味のある方は是非突撃してみることをオススメ致します。


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日中とはうって変わって人通りも非常に少なくなっています。人がいなさ過ぎて犯罪の危険性もないのかな・・・?


ホテルに着くとアルコールもほどほどにして、一週間の仕事の疲れを癒すべく就寝。もう大学生ではないのですね(笑)明日、明後日の街歩きで色々な驚きや発見に出会えることを期待して目を閉じました・・・ではオヤスミ。


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - スウェーデン, 23:11
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スウェーデン週末紀行 其ノ二 ロシア人だらけのストックホルム旧市街
(5月4日のお話)


翌朝起きてみると天気は快晴!若干風は冷たいか?と思ったものの、日中になれば暖かくなるはず、ということでしっかりと朝食を摂ってホテルを出発。旧市街から街歩きを始めます。


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青空に突き刺さる飛行機雲・・・どこまでも飛んでいけそうな気がしますね・・・


まだ9時台なのでそれほど混雑していませんでしたが、街には観光客の姿がちらほらしていました。というか、ロシア人観光客が大挙して来ていたようで、聞こえてくるのはロシア語ばかりです!(笑)


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ホテルのすぐ近くにあった「貴族の館」。ウソかマコトか、開館は11時30分〜12時30分で土日が休みだそうで、どんだけ貴族的なんでしょう(笑)と思いましたが、議会兼社交クラブとのことでしたのでこんなもんでしょうか(?)


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リッダーホルム教会。もともと13世紀に建てられたフランシスコ会修道院を30年かけて教会に改築したそうな。北方戦争で西ロシアを占領したカール12世もここに眠っているとのことですが、開館は11時からだったので我々はまだ入れませんでした。


14の島からなるストックホルム市の面積は216平方km、そのうちの13%は水が占めているそうですが、旧市街ではどこを向いていても水辺にすぐ出られます。


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あちらに見えますのは、ノーベル賞授賞式後の公式晩餐会の会場として知られている市庁舎でございます。天気が素晴らしいのであの塔の上から街を見渡したらさぞかし爽快でしょうね。


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この写真に写っている人間は全てロシア人です・・・


こっちにはロシア人しかいないし、王宮の方にでも行ってみようってなことになりトコトコと王宮方面を目指し歩を進めていきます。


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道の途中でいきなりカワカマス(Щука)と思しき魚体が目に入りました・・・
まさかと思って恐る恐る建物に近づいて行くと・・・!?


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ストックホルム版の釣りキチ三平??「ギョシンサーン、ボクナラドンナサカナモベリーイージーニツッテミセルネ!」・・・スウェーデン語ワカリマセーン!


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間違いなく筋金入りの釣りキチが居ることを確信しましたよ・・・


釣り具屋に入りたいのはやまやまだったのですが、王宮で運が良ければ衛兵の交替が見られるかもしれないとの情報をキャッチしたため、そのまま坂道を進みました。


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素敵な路地を横目にどんどん上がっていき、大聖堂を右手にしてしばらく進むと・・・


辺りが開けて王宮に到着しました。なんと、ちょうど衛兵交替が始まろうとしているところ、図らずもまさにベストタイミングで2匹は王宮にやってきたというわけです!


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隊長?の掛け声とともに陣形が組まれます。指の先までピンと伸びている、はずですよね・・


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銃剣を持っての行進も見事なもの。毎回結構な数のオーディエンスを相手にしていると自然に洗練されてくるもんでしょうかねえ。


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聴衆も息を飲んで衛兵たちの行く先を見守っています。近くで見るとかなりの迫力を感じました。


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それにしても天気が素晴らしい・・・


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いやあ、本当に天気が良くて気持ちいい・・・


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王宮から南の方角に下っていくと、ノーベル博物館に行き当たりました。何をやった人なのかイマイチわからないノーベルはスウェーデン人だったのですね。


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博物館正面はこんな感じ。まだ開館していなかったのでまた後で来ることにしました。少し観光開始が早すぎたかな・・・?


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博物館前の広場には素敵なカフェが軒を連ねていて多くのお客さんで賑わっていました。こんだけ天気が良ければ空の下でビール飲んでるだけで最高ってのも頷けますよね。


我々がいたところはガムラ・スタン(旧市街)ですが、折角なのでフェリーで他の島にも行ってみようということで、さらに南の船着場のあたりを目指して歩いていくことにしました。途中でちょっとしたオモシロスポットに遭遇したので写真で紹介します。


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旧市街の一隅には、ご覧の通り「奥の細道」的な道があったのです!(どんな道でしょう笑)


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上に登っていくにつれてどんどん幅が狭くなっていく細道・・・己の体の幅が途中で心配になってきましたがどんどん登って行きました(笑)ちなみに写真のタワーリシ各位も当然ロシア人ですよ、念の為。


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「ほ、本当に僕がこの道を通ってきたのか・・・?」とは呟きませんでしたが、一番狭いところで90cmの幅だったのかな?手足を両側に突っ張って上に登って行ける幅であることは間違いなかったです。


奥の細道を楽しんでからしばらく歩いて水辺に出た我々は、船着場からフェリーに乗りました。行先は東部のユルゴルデン島。この島にはヴァーサ号という、17世紀当時のバルト海最大の戦艦が展示されている博物館があるそうです。


北欧に来た以上はトナカイを食わぬ理由も船舶を見ぬ理由もありませんので、まずはそこを目指していくことにします。


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フェリーの中はこんな感じでかなり賑わっています。近くに座っていた3人組がとにかくつまらなそうにしているのが印象的でした。別にジロジロ見られたとかいうことはありませんでしたけど、東洋人はやはり少なかったですね。


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陸地がどんどん離れていきます。空を飛ぶのもいいもんですが、船で移動するのもこれまた悪くないものですね。


ヴァーサ号博物館がどんなものかわかりませんでしたが、それなりの期待をしつつユルゴルデン島に上陸した我々。果たしてどんな海賊船が待ち受けているのでしょうか!?


次回、ヴァーサ号博物館見学編、乞うご期待!・・・とか言ってしまうとハードルを上げてしまうことになるので、ゆる〜く見学しに行きたいと思います。


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - スウェーデン, 23:52
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スウェーデン週末紀行 其ノ三 大国時代の象徴、戦艦ヴァーサ号の悲劇
(5月4日のお話の続き)



大きな地図で見る
ユルゴルデン島に上陸してみると老若男女がいっぱいいました。「まさかみんなヴァーサ号か!?」とも思ったのですがどうやら違うようです。


船着場のすぐ近くにチボリ公園という名の遊園地があり、そこに遊びに来るお客さんで賑わっていたのでした。


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チケットセンターには多くの人が詰めかけています。フリーフォール的な乗り物や、回転空中ブランコ的な乗り物、一周のルートがありえない形になっている絶叫系マシンなど、市民を楽しませてくれる遊具が結構目につきましたよ。


我々はあまり人通りのない水辺を歩いてせっせとヴァーサ号博物館を目指しました。


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ハーバーって感じでいいですね。博物館を見学した後でこの青空のもとビールを飲むことを心に誓いました。


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10分弱くらいで博物館が見えてきました。入り口は右手からぐるりと回り込んだ辺りにあります。こちら側からではわかりませんが、かなりの数の訪問者がいました。


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入ってみると凄い迫力でどど〜んと出てきましたよヴァーサ号が!


ヴァーサ号は17世紀当時のバルト海最大の戦艦だったそうですが、1628年8月10日に処女航海にでて、残念ながらわずか数百メートル進んだところで沈没したという何とも愛らしい戦艦です。


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大昔の潜水器具に違いないですね・・・左側の図から海中でも息を出来る仕組みが読み取れる気がします。しかし潜るだけで視界も何もないみたいですが、何のために使うのでしょう・・・?


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博物館内は6階ほどの階層があり、様々な高さと角度からヴァーサ号を見ることが出来ます。


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この小舟が登場する間もなく本線が沈没してしまったのですね・・・


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船内の構造を示した模型。人々が忙しそうにあくせくしているのが伺えます、が、こうなる間もなく沈没してしまったのですね・・・


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結構細かいところまで凝っているのが伺えるのですが、これが裏目に出て沈没してしまったのですね・・・


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この甲板の上を乗組員が元気に駆け回ることもなく沈没してしまったのですね・・・


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「沈没してしまったのですね・・・」と書くのはこれでもう5回目にもなるのですね・・・


ものの本に書かれていることによると、沈没した日のうちに事故原因究明委員会が発足、真っ先に艦長の飲酒、操船ミスが疑われたとのことです。その後もなんやかんやあったそうですが結局その当時は原因不明であったとか。まあ、見た感じ「本当にこれが浮かんだの?」というようなところもあり、単に重くて沈んだんじゃないの?と思っていたら後の方に「原因はやはり大砲などの積載量の多さであったことが判明した」とありました。やっぱりね。


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世界中からやってくる訪問者を魅了し、またその好奇心を満たし続けるヴァーサ号。「実際の海では不幸にも沈没してしまったけれど、これから先はずっと人の海の中を立派に航行していくんだな・・・」なんて考えると何だか胸を打たれてしまいました・・・カッコよくしめたようでしまってない感じのフレーズですかね(笑)


ヴァーサ号博物館を見学した後は途中まで道を引き返し、水辺の脇のカフェに腰を下ろしました。


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いつかのセーヌ川沿いでもやりましたが、この世界をビールに透かして見てみるのもなかなか面白いものですよ。


快晴の空の下、ビールグラスを傾けつつ今後のプランについてああだこうだ言った我々は、キリンさんの提案でエステルマルム市場というところにランチを摂りに向かうことにしました。


これまで来た道をトコトコと戻りフェリー乗り場を目指したのですが、なんと、既のところでフェリーに乗り遅れてしまいました・・・仕方がないので近くの停留所からトラムにて移動することにしました。停留所に券売機もなかったのですが、車両内にチケットを売る女性がいたので問題なし。


トラムはユルゴルデン島から北上し、橋をわたってストックホルム本土?に入ります。地図を見ながら「この辺りで降りたら近いかな?」と思われる辺りで下車。


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トラムから下車したところのすぐ向かいにあったドラマティスカ劇場。大した迫力ですね。こういうのが出てくると俳優魂を揺さぶられます。


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そして、劇場から少し進んだところにあるこのお店(笑)既にこちらの生活に溶け込んでいて非常に安定感がありますね。エステルマルム市場に行くためには右側の通りを進んで行けば着きます。


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途中、こんなSUSHI BARを冷やかし・・・(営業してませんでしたけど)


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こんなアジアンレストランも冷やかし・・・(こちらは営業中)


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そして、どどーんと現れたのがご覧のエステルマルム市場です。ロシアやラトヴィアの市場を想像していたのですが北欧の市場はきれいですね。早速内部に突撃を試みました。


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内部は凄い人の入りです。少年合唱団のような方々がちょうど歌を歌っているところでした。入り口付近なので結構人の流れを留めていたと思います。


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お店の近くにはイス・テーブルがあり簡易レストランになっています。自分で注文した料理とお酒を持って思い思いの場所に座って食べられるのですね。


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新鮮そうな魚類が哺乳類である人間様に食されるために待っている図・・・


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ヨーロッパでは結構「Wagyu Beef」を見かけます。有名銘柄として定着しているのでしょうかね・・・?


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我々はここのお店のランチを摂ることにしました。当然スウェーデン語がわからないのでややハードルが高いかと思っていると、我々の外見を見て気を利かせてくれたおねいさんが英語のメニューを差し出してくれました。流石北欧。民の親切さと愛想がロシアとは格段に異なります。


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ご覧のメニューを白ワインと共に頂きました。スモークサーモンは普段も割とよく口にしますが、トナカイに加えてサーモンも是非食べたいと思っていたので満足です。


ランチを摂った後も市場内をうろちょろして方々を見て回ります。


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大物が1匹、何だか少し悲しげに横たわっていました・・・


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他のお店の脇に貼ってあった淡水魚一覧表。小さくてわかりにくいですが魚の名前が
10か国語くらいで表示されています。よく見たらローマ字表記ですが日本語もありました。私はこういうアイテムが大好きなのです。可能なら持って帰りたかった(笑)


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お店によって品揃えやオススメが違うのでしょうが、色々と質問出来なかったのが少し残念でした。


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皆さんお昼からとっても楽しそう。市場は活気に満ち溢れていました。


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マグロと醤油、ですかね。


市場でランチと白ワインを楽しみ満腹した我々は、腹ごなしもかねて街歩きを続行です。緩やかにガムラ・スタン方面を目指しつつ前進していくと、途中でキリンさんがNK(エヌコー)というデパートを見るというので、ショッピングが苦手なわたくしはしばし別行動(笑)デパートのすぐ向かいにある王立公園を練り歩いてみました。


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もの凄い数の人で賑わっていたので何かと思ったら、どうやらフランス各地の観光地の良さを紹介・アピールしフランス旅行推進(振興)を目指すイベントのようなものが行われていました。


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奥の方ではなかなか素敵なジャズトリオ?が演奏していました。何故かは知りませんが近くにコスプレイヤーの方々もいてダンスを始めて楽しそうにしていました。チャンスがあればジャズもダンスも習ってみたいものです・・・


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さらに奥に行くとレストランもあり、また野外ステージも見えました。ライブ・コンサートも行われているのでしょうね。


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この王立公園はもともと貴族のための畑や庭園で一般の方の立ち入りは禁じられていたそうですが、1953年、ストックホルム市誕生700年祭の時に公開されたとのことです。


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決して本拠地に殴り込みに来たわけではありません。お庭を通らせてもらうだけです。


一通り公園内を見回ったところでキリンさんと合流。近くの家具ショップ?を覗きつつガムラ・スタン方面に向かいます。


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1890年生まれのオペラハウス。「寒く長く暗いこの街の秋から春を優雅に充実して過ごすために造られた」そうです。何だか外国語を日本語に訳したような文ですね。


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オペラハウスの向かいにはノール運河という運河が広がっています。結構流れが急な場所もありました。風が吹いていて意外に寒く感じましたよ。


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オペラハウス前でノール運河に向かって左を向いた図。中央に見えるのがグランド・ホテルです。スモーガスボード(ヴァイキング料理)で有名なレストランがこのホテル内に入っています。予約もしておらず結構いい値段(!)なので今回は本場のヴァイキングには挑戦しませんでした。赤坂にスモーガスボード専門店があるそうですのでご興味のある方は是非トライして感想を聞かせて下さい。


ゆるゆると歩いてきましたがこのノール運河の向こうがガムラ・スタンです。お昼前に訪ねたけどオープンしていなかったノーベル博物館にでも行ってみようかしらん、ということで引き続きゆるゆると運河を渡っていきます・・・


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - スウェーデン, 23:06
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スウェーデン週末紀行 其ノ四 スウェーデンの釣りはフナに始まりフナには終わらないだろう
(5月4日のお話の続き)


旧市街ガムラ・スタンの方に戻るべく運河を見遣りながら歩を進めていくと、何とウェーダーを履いて釣りに興じている市民を発見してしまいました。


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向こう側の岸辺から立ちこみで釣りをしているタワーリシの姿がご覧頂けますでしょうか?


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ズームでお送りするとこのような感じです。フライフィッシングの仕掛けです。ウェットフライを運河の流れに乗せて引いている模様でした。


彼の釣りをもっと近くで見るべく橋を渡っていくと、何と橋の上にもアングラーがいました!


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橋の上から大きなオモリとエサを付けた仕掛けをたらし、じっとアタリを待っているタワーリシ・・・


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ズームでお送りするとこのような感じです。まあ、北海の釣り船でヒラメに使った仕掛けと大差はない感じですね。


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結構激しい流れなのでかなり重いオモリが必要とお見受けします。それにしても何の魚を狙っているんだろう??


・・・と思っていたら、こんな立て札がありました。


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ストックホルムでのスポーツフィッシング的なことが書いてあると思われます。正確な名称はわかりかねますがこれはサーモン・トラウト類です。写真にはかなりの大物を釣り上げた釣り人が写っていました。こんなのが釣れるとなると目の色を変えて竿を振るのも頷けますね。


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黙々とフライをキャストしては引いてくる同志フライフィッシャー氏。釣りには凄まじい忍耐力が必要なのです・・・


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お近くの公園のような場所の岸からは橋の上のタワーリシと同じくオモリ+エサでのんびりとアタリを待っている方々が数名いました。近くでじっと見ていましたが釣果は芳しくない模様でした・・・


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泳いで来た魚を一網打尽にすくいあげる形式の漁船の模様です。


残念ながら魚の姿を拝見することは出来ませんでしたが、釣りとは人間と魚との知恵比べなんて言われる通り、本当に難しい試みであることは私にもよくわかります。一日中やって一匹も釣れない時も何回もありましたしね・・・しかしながら、エサを変え、オモリを変え針を変え、あれやこれやと試行錯誤した結果に釣れた1匹というのは格別で、何物にも替え難い価値を持つ1匹になり、これがあるからやめられない、となっていくんですよね。


その後我々はガムラ・スタンに戻ってノーベル博物館を目指しました。今度は開いていましたよ!


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受付で入館料を払って早速内部を見学です。


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受付の左側にはカフェがあり、カフェの椅子の裏側にはノーベル賞受賞者のサインがしてあるそうです。でも、椅子を裏返してサインを見るわけにもいかないと思うのですが・・・


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わかる、わかるぞ・・・勉強していないのに各言語での意味がわかる・・・まあ学術用語だから当然ですけどね(笑)


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詳細は不明ですが熱心に虫のことを研究してノーベル賞を取った方のことが紹介されているのでしょうか・・・


ホールの中頃には「ノーベル賞受賞者データベース」的なデバイスがあり、年代、分野などで受賞者を検索することが出来ます。以下はそのデータベースからの一部を紹介します。


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佐藤栄作。ノーベル平和賞受賞。


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ヨシフ・ブロツキー。ノーベル文学賞受賞。


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小柴昌俊。ノーベル物理学賞。「英語でしゃべらナイト」か何かの番組に出演されていたのをよく覚えています。


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イリヤ・メチニコフ。ノーベル生理学・医学賞受賞。理由は免役の研究だそうですが、それよりもブルガリアを旅行してヨーグルトが長寿に有効だってことに着目してヨーロッパに普及させたという点が素晴らしいでしょう。


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イヴァン・パヴロフ。同じくノーベル生理学・医学賞受賞。「パヴロフの犬」として有名な実験をした彼はなんと私が初めて訪れた都市であり第2の故郷と言っても過言ではないリャザン出身なのです!


博物館内にはノーベル賞受賞者に関する映像が公開されている部屋もありました。湯川さんがアインシュタインと親しくしているところなんかが放映されていたのでしばし見ていたのですが、なんとその次に登場したのが詩人のボリス・パステルナーク。


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ボリス・パステルナーク。ノーベル文学賞受賞。お恥ずかしながら私は「ドクトル・ジバゴ」を読んだことがありませんし、彼の詩をまともに読んだことがありません。受賞者として発表されたそうですがソ連当局が圧力をかけたため受賞を辞退したそうです。


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館内には他にも様々な展示がされていました。ノーベル自身とノーベル賞に興味がある方にはきっと堪らない場所なのでしょう。


一日街を歩いて消耗した私とキリンさんはいったんホテルに戻り小休止をしました。休憩をした後はディナーを取りに出かけたのですが、今宵のレストランはどうしようかと本を見たりネットで検索したり、旧市街を歩き回ったりして悩みに悩んだのですが、昨晩のレストランが非常に良かったせいか「これだ!」と思える選択肢がなく、結局のところ近くにあったインド・パキスタン料理レストランに入りました(笑)


「北欧行ったのにインド料理食うヤツがいるかよ!」とは我々自身も思ったのですが、このレストランが結構大当たり的な味で、何やかんや言いつつも今日もしっかりとディナーを満喫出来たのした。


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地元のビアーを飲みつつあれやこれやと談笑。キリンさんとは知り合って10年近くたつので全く話は尽きません。


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ピロシキが出てきた・・・!?と思いきや違う料理でした。もう名前は忘れてしまいましたのでインド・パキスタン料理に詳しい方は教えて下さい。


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かなり威勢よく運ばれてきたグリル的な料理。最後まで「北欧行ったのにインド料理食うヤツがいるかよ!」という気持ちはあった反面、料理はとっても美味しくて本当にリラックスしつつ楽しむことが出来ました。


観光もディナーも満足した我々はホテルに舞い戻りました。フロントで事前にBARの割引券をもらっていたのでホテルのBARへ行き、ワイングラスを傾けながら遅くまでおしゃべりの続きを楽しみました。


キリンさんは明日5月5日の午前中の便でモスクワに帰る一方、私のフライトは夕方です。明日は独りでの観光時間が多くなりますが、さらなる発見や出会いに期待して今夜も就寝です・・・


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - スウェーデン, 23:50
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スウェーデン週末紀行 其ノ五 ノーベル賞授賞式会場と、素敵なステキなストックホルム市立図書館
(5月5日のお話)


5日の朝もスカッと晴れ渡る空のもとストックホルム観光をスタートです。


キリンさんの帰りの便は午前中だったため残念ながらこのタイミングでお別れ。今回誘って下さってどうもありがとうございました。モスクワで活躍している他のタワーリシ各位に是非とも宜しくお伝え願いたいところでございます。


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旧市街の街並みは今日も変わらず綺麗ですよ!!!


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水辺が近くて本当に気持ちがいいです。酔っぱらってたら泳ぎたいくらいの近さです(笑)


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ガムラ・スタンのメトロの駅。Tと書いてありますが何の頭文字なのでしょうかね・・・?


慣れない地下鉄に乗って目指した先は市庁舎。昨日目前にしていながら訪れる機会がなかったので今日は足を踏み入れますよ!


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メトロ中央駅で降りて10分もしないうちにご覧の市庁舎の建物が見えてきました。


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きっと左側に見える塔からストックホルムの街を見渡すことが出来るのでしょう・・・高いところはそれほど好きではありませんが、折角ここまで来た以上、トライしない手はありませんよね。


朝は少しのんびりしていたもので、市庁舎について館内見学用のチケットを買うと「今しがた英語ガイドの見学グループが中に入っていきましたが、追いかけますか?」と聞かれました。間に合うもんならぜひジョインさせてくれ、ということで急遽グループを追いかけて市庁舎見学ツアーに滑り込みで参加しました。


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そんなわけで英語のガイドさん率いるグループツアーに参加して内部の説明を受けることになりました。


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大広間ブルーホール。こちらはノーベル賞授賞式後の公式晩餐会の会場として知られているそうです。ブルーホールと呼ぶのは当初の設計のイメージとして「青」があったからだそうですが、結局のところ青色にはせずその名前のみ残したとのことでした。


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様々な国から来た方々と見学ツアーに参加する・・・これもまた旅先での楽しみの1つですね。ガイドさんの説明に一同で頷いたり、ユニークな質問に皆で笑ったりするのも楽しいものです。


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2階にあがって廊下をずんずん進んで行きますと・・・


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会社の労働組合の行事で国会議事堂内部を見学しに行った時にひどく類似している感覚に襲われました・・・


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が、このすんばらしい天井を見て「いやいやこれが日本の国会議事堂のわけないし」と考えを改めました。


とっても英語が上手なガイドさんの案内のもと、我々はどんどん内部まで入っていきます。


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南側の水辺に面した通路は明るくて本当に気持ちが良かったです。


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窓辺から見渡した景色。本当に素晴らしいの一言に尽きますね。見学を終えたらここの水辺でリラックスすることを心に誓いました・・・


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何やら奥に不思議な壁画が見えましたよ・・・?


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本当にスウェーデン?と思わせるようなホールだと思いませんか?ご覧の通り黄金の間という名前で、ビザンチン様式だそうです。


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何だか違和感すら覚えますが、なぜビザンツ様式を採用したのだろう・・・?歴史家の卵の方でも歴史家の鶏の方でも構いませんのでご存知でしたら教えて下さい!


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どこかで見たことがあるようなマーク・・・


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ガイドさんが後ろの絵の真似をしているかどうかはわかりかねますが、描かれているのは「メーラレンの女王」という女神様だそうですよ。お釈迦様的な印象を受けたのは私だけではないと思うのですが・・・いかがでしょう?


メーラレンって何の名前かと思ったら、市庁舎の前の湖だそうです。前と言ったって下の地図のように広大な湖を指すみたいですが。



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私はてっきりストックホルムの街はバルト海の水に浸かっていると思っていたのですが海ではなくて湖という扱いなのですね。


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ノーベル賞授賞式の晩餐会のダンスパーティ会場として使われているそうです。こんな広い場所でお嬢さんと踊ったらさぞかし楽しいことでしょうね。私はダンス出来ませんけど。


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1周して青の広場に戻って来ました。ツアーは約50分程ですがあっという間に感じられました。参加してヨカッタです。


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内部を見学した後は、水辺をのんびりと歩き回ってしばし日光浴をしました。


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こちらが件のメーラレン湖というわけです(笑)


さてこの後はいよいよ塔に昇って高みからストックホルムの街を見るぜ!ということで勇み足で塔見学の受付に行ったところ、既に一番近い時間である13時台のチケットは売り切れでした。1時間半くらいの間隔で見学時間が決まっているため、内部を見学する前にチケットを買っておくのも手かと思います。というわけで次の回のチケットを買いましたが、さてこれからどうしようか・・・


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やってくる船を眺めながら、塔の見学までどうしようか、のんびりかつぼんやりと考えていました・・・


どこにいこうか、なあんて言ってはみたものの、実は密かに行ってみたい場所があったのです。その場所はメトロを使ってそれほど遠くないらしいので、カロリーをいい具合に消費するくらいの速度で移動開始!


地下鉄Odenplanという駅で下車し、大体こっちの辺りかなあ・・・?と道を歩いていると、見えてきたのが下の建物です!


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どこにでもあるような四角い建物の上に円筒型の空間が乗っかっているような造りの建物の正体は・・・?


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お分かり頂けましたでしょうか?こちらはストックホルムの市立図書館です。シュターツカヤ・ビブリオチェーカってとこでしょうね。


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エントランスの階段を上がっていくと、それはそれは素敵な図書館が現れました!


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外から見えた円形の建物は3階部分まであり吹き抜けになっていました。ご覧の通り側面に本がギッシリ詰まった棚があり、360°本に囲まれています!館内も明るいし、何だか勉強が捗る気すらしてきませんか?(笑)


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日本が全世界に対して誇る文化「MANGA」も勿論置いてありましたとも。


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ブラック・ジャック。中学生くらいの時に図書室で読み込んだ覚えがあります・・・


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尊敬するアントン・チェーホフ大先生の戯曲もありました!スウェーデン語で見つからなかったのが残念ですが、これを読んで「喜劇って書いてあるけどやっぱり笑えないな」なんつってクスリとしているホルムっ子がいることを想像すると、負けていられない気分になりますね。


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階上からホールを見渡しながら歩いているとすぐに一周してしまいますが、ウロチョロしているだけでとにかく楽しいです。


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写真ではどうしても一部分しか切り取れないのですが、自分の目でこの空間を見ることが出来てヨカッタ。素晴らしい図書館です。青梅図書館もビックリですね(笑)


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こちらはどうやらカラオケの本らしいですが、ホント?発声練習の図でしょうかね・・・(笑)


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円形ホールの外側にも書架があり、1階では大きなテーブルに腰かけて勉強したり調べ物をしたり、自分って何だろう、とか考え事をしたりもできます。


本当は観光目的で行くところではないでしょうが、これまで見た図書館の中でも間違いなく一番素晴らしい図書館だったと思います。図書館マニアの方々、もしもっといいところがある場合は是非とも教えて下さい。


そうこうしているうちに市庁舎のタワー見学の時間もいい具合に近づいてきました。図書館から出て再び市庁舎を目指すことにします。お昼ご飯を食べる時間がありませんでしたが、これまで食べ過ぎているくらいですので丁度いいでしょう(笑)


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来る時には気づきませんでしたが、図書館のすぐ隣にあるこのお店!安定の存在感ですね(笑)飲むヨーグルト的なドリンクを買ったところ、サービスでバナナを1本つけてくれたので幸い空腹は満たされました。これで市庁舎の塔を駆け上るためのエネルギーは充分です。


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - スウェーデン, 00:19
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スウェーデン週末紀行 其ノ六 さらばストックホルム、機会があればまた有酸素運動しにきますね。
(5月5日のお話の続き)


さて、素晴らしい図書館を見学した後は、来たルートを戻って市庁舎に戻ります。いよいよ塔に上って街を眺めますよ。塔の入り口まで歩いて来ると、チケットを持った人たちが既に集まっていました。


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天気も最高だし、きっと見晴らしも最高でしょう・・・


いよいよ塔に上る時間になり皆でわいわいがやがやと建物の中に入っていくと、係の人が「エレベーターの人は右手へ、階段で上られる方は左にお進み下さい」と。エレベーターの方を見遣ると既に人だかりが出来ていて、「今ちょうど上っていったところなので、5〜6分は待つようですよ。足にもいいので、皆さん階段で上がってはどうでしょう?」と言われ、まあそれもそうだ、ということで階段でのぼることにしました。



というわけで、延々とこのような階段をのぼっていきました。最初のうちはよいよいで歩を進めていましたが、日頃運動していないこともあって途中からかなり堪えてきました・・・日本人のお子さん連れのご家族もいらしたようなのですが、小学校低学年と思われるお嬢さんが「こんなのラクちんだよ〜♪」と言いながらスイスイと上っていく一方、パパとママは既に息切れ・・・ママの方はかなり小さな赤ちゃんをおぶっていたので相当大変だったと思われます。お子様のパワーたるや恐るべしですね。


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途中、ホールというか踊り場のような場所があり、色々な展示がなされていました。古代の石像などに興味がある人は立ち止まってじっくり観てみるといいと思います。


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その後も、息を切らしながら夢中でダンジョンのような通路を進んで行きます・・・


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ようやく通路の様子が変わり、もう頂上はすぐそこ・・・最後の力を振り絞って右足と左足を交互に上げるアラサー青年、がんばれ!(笑)


やっとの思いでタワー頂上に辿り着くと、そこには素晴らしいパノラマが広がっていました!


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すぐそこに浮かんでいる島が今回の旅で結構詳しくなったつもりの旧市街ガムラ・スタンです。時間が早くて入れなかったリッダーホルム教会の尖塔が見えます。


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どの方角を見ても美しい眺望が広がります・・・吹きつける冷たい風も有酸素運動後の火照ったカラダには丁度いい冷却材になりました(笑)


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まさに水の都。もう覚えましたね?これもメーラレン湖の一部です。


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右下にストックホルム中央駅が見えます。市庁舎まではメトロの中央駅から歩いて来ましたが10分とかからない距離にあります。


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この空が日本とも繋がっているとはねえ・・・欧州に来て以来、自分は何故ここにいるんだろう?なんて思ってしまう時がよく訪れます。


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島と島をつなぐフェリー。舟の上に生涯を浮かべる者がこの街には沢山いるのでしょう。


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市庁舎のガーデンも最高に気持ちいいです。ここでは流石にドストエフスキーの出る幕はないね(笑)


さて、この後は特に予定もなかったのですが、もう少し街中を歩いてみようと思い、昨日ランチを摂ったエステルマルムのあたりに向かうことにしました。帰りの飛行機は夕方なのでそんなに遠出も出来ませんので、カロリーを消化しつつ街を見物してから帰ろうと思います。


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中央駅に戻る途中に前衛的な標識を発見しました。次元と空間の常識を逸脱した北欧チックな作品ですね。


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さきほど眼下に見えた中央駅。あまり混んでいないように思われたのは駅前を工事していたからかもしれません。


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ストックホルムのメトロはこんな感じ。券売機の近くにはメトロの職員がいて「May I help you?」と親切に声をかけてきてくれてありがたい限りですね。


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結局エステルマルムのあたりでメトロ下車し、周辺をあちこち見物しながら徐々に中央駅、ガムラ・スタン方面を徒歩(かち)にて目指しました。途中お目当てにしていた楽器博物館が開いていなかったのはちょいと残念でしたが、もう充分にストックホルムを楽しめました・・・


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いやあ、このお店は本当にどこにいってもあるんですね(笑)ガルボが売ってたら即買いするんだけどなあ・・・


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昨日通り過ぎたドラマティスカ劇場の向かいにあるニプロ湾。お昼ご飯を食べていなかったのでここのすぐ近くの公園の屋外カフェに腰かけ、ビールとサンドウィッチでしばしぼんやりと過ごしました・・・


その後はとぼとぼと旧市街方面へ。今回の旅も終わりが近づいてきましたね。


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見たことのあるお店。北欧は結構消費者向けの日系企業が進出しているのですね。


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テレキャスターじゃないのが残念でしたが、こういうのが目につくとすぐに写真を撮ってしまいますね。


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ガムラ・スタンのアンティークショップにはこんなお人形さんが佇んでいました。


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国会議事堂があるヘルゲアンズホルメン島を通って中央駅のあたりを目指します。


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凄い迫力の建物が両側に迫っています。ここはそうでもないですが、旧市街の観光客の往来もこの時間あたりがピークだったのではないでしょうか。


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こうして水の都、ストックホルムともお別れです。メトロやバスで空港に行く方法を知らなかったのですが、スウェーデンクローネ余らしてもしょうがないし、ということで中央駅からタクシーで空港に向かいました。少し時間もおしていたのですが、無事にブロンマ空港に到着。


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帰りは(行きもですが)こじんまりとブラッセル・エアラインズにて帰着。


なかなかきっかけがないと自分から北欧に行くことはなかったので、今回キリンさんに誘ってもらえてとてもヨカッタです。いちいち円換算していると結構高い旅なのかな(笑)とも思いましたが、旧市街、ノーベル博物館、ヴァーサ号、市庁舎と、行動範囲はそれほど広範ではないかもしれませんが料理も含めかなり楽しめた旅でしたね。次回来ることがあるかわかりませんが、もしそのような機会があれば次回こそはスモーガスボード(ヴァイキング料理)にトライしてみたいです。


ブラッセルに着いた時はいつもの通り「また明日から仕事か・・・」とため息すら出ましたが、こういった週末があるからこそ平日もがんばろうという気になるもの。サザエさんは久しく見ていませんが、またがんばりましょうね、タワーリシ各位!


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author:駆け出し俳優, category:週末紀行 - スウェーデン, 23:54
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