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- 第一幕、開始・・・?
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2010.12.14 Tuesday
面倒くさがりな自分にブログなんかできるのだろうか・・・という心配をよそに、何回かクリックをしていたらブログができてしまった。
凄い世の中になったものである。
思うに日々の生活は至極単純なようで意外に刺激に満ち溢れている。
しかしながら僕らはそれらをキャッチし反応し感じているだろうか。
このブログにストーリーやメッセージはないかもしれない。
ただ、ここにいる或る一人の露西亜好きが、
会社を劇場と勘違いをして俳優修業に勤しむ一人の露西亜好きが、
毎日息を吸ったり吐いたりする中で見たり聞いたり、思ったりしたことをメモできればいいと思っている。
堅苦しいことを書いているように自分でも思うが、要するに喜怒哀楽に関わる何かしらを綴りたい。
趣味のこと、ロシアのこと、笑えること、泣けること、役者には色んな経験が必要なんだ。
- ああ疲れた
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2010.12.16 Thursdayああ疲れた、先程ようやく自室に帰ってきた。
最近は師走の名の通り走り回るほどの忙しさ。
それに加えてあちらこちらで曜日を問わず忘年会やその類のお酒の席があるものだからこれまた大変。
今日も会社の組合関係で一席あったが、僕はてんてこ舞いで退社したのは22:00過ぎ。約3時間遅れの参加になってしまった。
周囲は酔っ払って威勢がいいのに対し、ようやく駆けつけた自分は些か不完全燃焼気味。
来年の計画やら価格やらの話で持ちきりになるこの時期はといえば、失敗もあるしやり直しを命じられる業務もある。時にはがっかりして帰る人も僕の他にたくさんいるんじゃないだろうか。
でもいいんだ。失敗したって原因がわかればいいんだ。
明日になんか持ち越さないで、次に類似の場面に遭遇した時の対応に気をつければ問題ない。
失敗とは向き合わなければならないが、失敗を引き連れてはいけない。
寝て起きて目が覚めたら、僕は全く新しい自分になっている。
新しい気持ちで、新しい風を受けて、新しい空気を胸一杯に吸いこんで、またあの雲に向けてはきだそう。
- 一石三鳥
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2010.12.17 Friday
かくかくしかじかで学生時代にならったロシア語。
かくかくしかじかで露西亜にいた時分には其れなりに使っていたのだが、最近その運用能力の衰えが激しい。
どうしたらいいかと思い悩んだ結果、ながながと原文を読むのも気が滅入るし、そもそも辞書をひくことはなるべく避けたい。そこで、超短編やら短い笑い話・小咄なんかをよく読めばいいという結論に達した。
ご存知の方も多いと思うが、ロシアこそ小咄大国、小咄超大国。街を歩けばあちらこちらでヒソヒソと話をしては肩を震わせて笑っているおじさん方がとっても多い。
僕も噺家になったつもりで、手元にある小咄集の中から幸運にも最後まで読むことができ、なおかつオチが理解できたものを紹介していこうと思う。
そうすれば気軽にロシア語にも触れることができ、なおかつ笑ってストレスを発散でき、さらにはユーモアの修行もできてしまうという一石三鳥だ。無論、本当に笑えるかどうかは定かではないが・・・
今回は医者に関するものから。
・脳なし
「先生、人間は脳がない場合どのくらい生きられるんでしょうな」
「ところでお歳はお幾つですか?」
・確かにおかしい
「先生、どうも主人の様子がおかしいようですの。朝、コーヒーを飲みながらコーヒーカップを食べちゃうんですけど、カップの取っ手だけ投げ捨てるんですの・・・」
「ふむ、確かにおかしいな。だって一番おいしいのは取っ手のはずなのに」
・全て酒のせい
「あなたの悪いところは、全部アルコールのせいですな」
「先生、ありがとう!てっきり全部俺のせいかと思ってたんだ・・」
・なれるかなあ
問診にて。
「お歳はお幾つですか?」
「もうすぐ40になります」
「なれるかなあ・・・」
さて、笑えるかどうかはともかく、明日やってくる山場を越えれば楽になる。
この続きは夢の中で、Спокойной ночи!
- 酒飲んで充電
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2010.12.19 Sunday
おいおい何か間違ってないか?というタイトルですが、学生時代に所属していたロシア関係のインカレサークルの忘年会が昨晩ありました。
インカレサークルのいいところは他大学にもつながりができるので、自分の大学とはまた違った情報が入ってきたり、あちこちのイベントに顔を出せたり、したがってOBOGも多種多様で非常に面白い方々です。それほど規模も大きくはないので、かなり深い付き合いもできますしね。
さて、何の縁か私が今回の忘年会の幹事を仰せつかりまして、短い期間になるべく多くのOBOGを集めようと東へ西へ奔走していたわけなのですが、おかげさまで30名弱の参加を頂き、新宿のとあるダイニングを貸切って皆で酩酊できた、というわけです。
結婚した人、子供を産んで親になった人、転職した人などなど、3時間の貸切でも足りないくらいの盛り上がりでした。かなり久しぶりの再会を果たした方もいたのですが、いやいや皆様多方面で活躍していらっしゃる。でも、よくよく聞いてみるとロシアと直に関わって仕事をしている方はほとんどいないという・・・この点は少しだけ残念。しかしながら、美味しいお酒と料理をつまみながら話をしていくと、それぞれのロシアに対する気持ちやこだわりは全く学生の頃と変わっていないことがよくわかって安心です。
実は私も大学の3年生くらいまではロシア語の通訳になりたくて仕方がなかったのですが、通訳のアルバイトやらボランティアやらに首をつっこみプロの通訳の方々の話を聞いてみるとかなり現実は厳しいものでした。そこで、就職活動では「ロシアとかかわるチャンスがある」ということを念頭において各社の試験に臨んだのでした。
現在は残念ながらロシアを担当する部署で働いているわけではありませんが、海外とのやりとりがある部門なのでそれなりに楽しいです。というか、わからないことだらけで楽しんでいる余裕があるかというと甚だ疑問ですが。まあ、特に何のスキルもないままいきなりロシア担当になったって彼の国のゴロツキーやゴロツカヤにはかなわない気がするので、今は修行期間・準備期間として仕事を覚え、じりじりと近づいていきたいと思います。
大学時代にロシアにはまりこんで留学までしてしまったので、もはやロシアからは逃げられないという安心感(焦燥感?)すら感じている次第ですが、昨晩みたいなつながりがこれからも継続的に持てればいいなと切に願います。これからもロシアをキーワードにして多くの方々と出会い、杯を交わし、ロシア話で大いに盛り上がれるかと思うと、日々の辛い俳優修行も耐えられるというものですね。
そんなわけで、酒飲んで充電。来週も泣いたり笑ったり、がんばっていこう。
つい最近「弾丸トラベラー」としてモスクワの地を踏んできた先輩から昨晩頂戴した嬉しいお土産。飲みすぎは禁物だが、黒パンとサラミ・チーズを用意して今すぐにでも始めたい(笑)
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- 明日がくる
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2010.12.20 Monday
さて、この時間になると私のように明日からまた一週間が始まってしまうことに焦りを覚えている皆様も多いことであろう(いや、もっと前から焦り出すか)。
「今目を瞑ったらそれだけで明日になっちまう。まだ寝たらもったいない」などと考えて夜ふかしばかり続くわけであるが、月曜の朝は特に辛いのでサクッと小咄を読んで気を失いたいところである。
明日は上司が出張だから気が楽だ、などと書くと何かしら大きな問題が発生して結局大変な日になりそうな気がするため、そうならないようにという思いをこめて以下の小咄。
・減量
「うちの嫁が痩せたいといって乗馬をやりだしたんだ」
「で、効果の方はどうだ?」
「馬が10キロ痩せちまったよ・・・」
・・・そもそも乗馬って痩せる運動なのだろうか。乗馬経験者に聞きたいところである。
・注射
動物病院へ電話が入る。
「これからうちの姑が子犬を連れて伺いますんで、苦しまずにすぐに楽になれるよう注射をお願いします」
「わかりました。でも誰がワンちゃんを連れて帰るんですか?」
・・・私は独身なので気持ちはわからないが、姑の憎さは世間の夫にとって共通なのだろう。
・どうして・・?
「ママ、どうして花嫁さんは全身真っ白な服を着ているの?」
「それはね、花嫁さんは今日が人生で一番綺麗で嬉しい日だからなのよ」
「じゃあ、どうしてお婿さんは黒い服なの?」
・・・結婚も就職も、見方によってはその瞬間に自由を捨てたとも考えられる。ここ数年、周囲の友人・知人の結婚ラッシュを感じるが、結婚生活とはどのようなものなのだろう。私はと言えば、まず結婚の前に生涯の伴侶候補を見つけ、愛を育まねばならないのだけど・・・泣
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- 聖なる夜に
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2010.12.25 Saturday先週、今週は年末の業務の中でもいくつか山場がありまして、毎日遅くまでデスクに向かっていました。
それでもなんとか一段落ついたので、来週前半は仕事もそこそこに退社後の時間を大事にしたいところです。
さて、昨日今日の世の中はクリスマス一色といったところですが、そちらの方の記事は気が向いたら書くことにして、クリスマスに関する小咄でも読んでみるとしましょうか。
31 декабря. Звонит ребёнок:
- Ало, скорая? Приезжайте скорее. Наш папа с ума сошел. Надел красный халат, валенки и всем говорит, что он Дед Мороз.
12月31日。子供の声の電話。
「もしもし、救急車ですか?早く来て。うちのパパが狂っちゃったんだ。赤い服を着て長靴をはいて、みんなに自分はサンタクロースだなんて言ってるんだ」
・・・パパがんばったのに、冷めた(覚めた)お子様ですね。小さい頃には、サンタクロースの存在を本気で信じていた人、多いんじゃないでしょうかね。
ところで、ロシアのサンタクロースはДед Мороз(マロースじいさん)といいます。マロースは「零下・氷点下」という意味ですが、欧米のサンタと異なり、Снегурочка(雪娘)を伴ってやってくるんですね。一人でプレゼントを配るよりも、若くてかわいいお姉ちゃんと一緒の方がサンタクロースもやる気がでるってもんですね。
ちなみにこのマロースという言葉からできた苗字が、日本でも知られている「モロゾフ」です(ロシア語では「マローザフ」というような感じで発音されますが)。お菓子屋とか、何かのコーチとか、割と有名ですよね。
こんな感じです。
マロースじいさんの衣服が青い場合もあるんですね。
「なんてひどいプレゼントだ!ビール瓶の一本すらくれなかった!」
お酒を待ち望む酔っ払いの諸君にとっては正直なところでしょう。
本来не положилиは「置いてなかった」と訳すところかもしれませんが、「くれなかった」としました。この動詞が使われているのは、マロースじいさんがもみの木の根元にプレゼントを置くのが定番だということでしょうか。
続きまして・・・
Чем отличается наш Дед Мороз от их Санта Клауса?
Их всегда трезвый и один, а наш всегда пьяный и с какой-то девкой.
欧米のサンタクロースとロシアのマロースじいさんは何が違うか?
サンタはいつも素面で一人、我らがじいさんはいつも酔っ払っていてどっかの姉ちゃんと一緒。
極端な例ですが、羨ましい!
さて、あと一つくらい読んで今晩は外食にでかけるとしましょうか。
- Дед Мороз, спасибо за подарок, который ты мне принес.
- Пустяк, не стоит благодарности.
- Я тоже так думаю, но мама велела так сказать
「マロースじいさん、プレゼントを持ってきてくれてありがとう」
「なあに大したことはない、礼には及ばんよ」
「僕もそう思うよ、でもママがそう言いなさいって言ったんだもの」
・・・もらって嬉しいプレゼント、もらって「なあんだ」となってしまうプレゼントと色々ありますが、こんな子供、嫌ですね。。。現代っ子の発言ですかね。
また気が向いたら、何かしら紹介できればと思います。
ロシア正教のクリスマスは1月7日に祝いますが、とりあえずメリークリスマス☆
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- 風邪に御用心
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2010.12.27 Monday今年も残すところあと僅かとなってきました。
とは言っても、まだ仕事を納めたわけではないのであれこれ振り返るのは早いかもしれませんが、今年も本当に色々な出来事がありました。そして、数えきれない新たな出会いもありました。
ここ数年、その年を振り返りつつ翌年の目標・抱負などを考えている間にタイムオーバーで翌年が到来してしまうという失態を繰り返している私ですが、今年はなんとかそうならないように年末を過ごしたい・・・
そんな思いを込めて心を落ち着かせるために、今日もいくつか読んでから寝ようと思います。
今日は何だか仕事中も風邪っぽかったので、タワーリシ各位も風邪などひかぬようハラショーな日々をお送り下さいね。風邪だからというわけではないですが、今回も医師関係のものをいくつか。
"ВТОРАЯ ЖЕНА"
- Доктор, умоляю, приезжайте немедленно. У жены сильный приступ аппендицита!
- Не волнуйтесь. Два года назад я сделал вашей жене операцию и удалил отросток. У человека не может появиться второй аппендицикс!
- Правильно, доктор. Но у человека может появиться второя жена.
・2番目の・・・
「先生お願いです、すぐに来て下さい。うちのが盲腸でえらく痛がってるんだ!」
「心配ご無用。二年前私はお宅の奥さんに手術をして虫垂を取ってしまいました。人間には2つ目の虫垂が現れることはありません!」
「そりゃそうだよ先生、でもよ、2番目の奥さんが現れる人ってのはいるんだからよ」
・・・読み切って笑うというよりは納得してしまった感じですね。ブラックジャックもメスの誤り。違うか。
"ЗАЧЕМ ЖИТЬ"
Там же. Входит дед и спрашивает:
- Доктор, я проживу еще 20 лет?
- Хмм. Курите?
- Нет!
- Пьете?
- Нет!
- С женщинами балуетесь?
- Да нееееее!
- А нахрен вам тогда жить еще 20 лет?
・何のために生きるのか
診察室。老人が入って来て尋ねる。
「先生、わしゃあと20年は生きられますかな」
「ふむ。煙草は?」
「やりません!」
「お酒は?」
「やりません!」
「ご婦人方とは?」
「とんでもない!」
「だったら何のためにあと20年生きるというんです?」
・・・酒、煙草、女とは、先生ロックンロールですかい(笑) ソ連ロック、ロシアンロック侮るなかれ、ですよ。「ご婦人方とは?」の部分は「ガールフレンドは?」でもよかったかなあ。
私がかつてロシアにいた時には幸いにして大きな病気にかかることはありませんでした。ちょっとした腹痛や風邪程度のものはありましたが、先程の話のような盲腸ですとか、あるいは虫歯なんかになっていたら、治療はとても大変だっただろうなと思います。
ロシアの都市はそれほどたくさん訪れたことがあるわけではありませんが、薬局がとても多いという印象が今でも残っています。今はどうかわかりませんが、モスクワでは特に下の写真の薬局があちこちにありました。
「薬局」と書かれています。シンプルイズベスト。
さてここで簡単な問題。写真中の36❤6とは何でしょう?
ロシア通の方はもうご存知だとは思いますが、ロシア人の平熱だそうです。36❤6なんて書くとドキドキして解りにくかったかもしれませんが、何人かの友人に聞いたところ平熱だと言っていました。私は知りませんでしたが、まさかこれは常識?
この薬局の中は、陳列されている商品をレジに持っていって会計をするタイプでしたが、以下のような伝統的?タイプの薬局も多く、小窓の所で係の人に商品を言ってとってもらって買物をしたことも何度となくありました。まず、ロシア語でちゃんと言いたいことを伝えるのが緊張することこの上ない。「あんた何よ?歯ブラシ?固め?」みたいな無愛想な店員さんも少なくないですからね。
だんだん慣れてくると、これも修行!と思ってあれこれヘンなものを買おうと試みた時もありましたが、係のお姉さんが美人でこちらがひるんでしまったり、これじゃ俳優失格です(笑)
さて、こんなことを書き連ねていたら夜ももう遅いので短いのをあと一つ。
"ЗАЧЕМ?"
- Дорогой мой, вам обязательно нужны очки, - говорит врач только что вошедшему клиенту.
- Но вы, доктор, даже не проверили мое зрение!
- Зачем? Вы же вошли ко мне через окно!
・何のために?
「あなたにはどうしても眼鏡が必要ですな」 - 医師は、たった今入ってきた患者に告げる。
「でも先生、視力検査すらしてないじゃないですか!」
「何のために検査を?今あなた窓から入ってきたじゃありませんか」
・・・Дорогой мой, なんて訳せないよ。。。と言いつつも、クスリと笑ってしまいました。(べ、別にさっきの薬局とかけてるわけじゃないんだからね・・!)残念ながら私はロシア語学者でも教師でもないので、ロシア語を頑張って勉強している方々などは私の書くことを信じてあてにすると大変なことになる可能性があるので注意してください(笑)
誰かが言っていましたが、ロシアは半分だけ信じて、半分は信じないくらいでちょうどいいんです。
こんなことを書くとチュッチェフも持ち出したくなりますが、まだ明日も明後日もあるのでまた気が向いた時に。 →人気ブログランキングへ
- この体重計、壊れてんじゃない?
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2010.12.30 Thursdayようやく昨日で年内の業務が終了しました。今日から新年4日まではお休みです。
昨日は16時過ぎから納会が始まり、社内の各部門でしこたまお酒を飲んでは話をしたり聞いたり。
退社して二次会に繰り出しても他部門の方々と出くわし乾杯&乾杯。
少人数での三次会もあったため本当によく飲みよく喋った一日でした。
今日は朝から洗濯をこなし、本が散乱した部屋も片付いたので、これで実家に帰ることができそうです。
しかしながら、今夜は高校の時にバンドを組んでいた仲間たちとの飲み会があるので、家に着くのは遅くなりそうです。お互い久しぶりに会うためとても楽しみですが、「オッサンになったなぁ」なんて言われるんだろうな・・・(泣笑)
これまであちこちでお酒の席やら歓送迎会やらが続き、ズボンがきつくなり、どうしたことか周囲のものが以前より小さくなっていくという怪奇現象に悩まされている今日この頃ですが、部署の忘年会で「来年は5kg痩せて、モテてみせます!」なんて言ってしまったもんだからさあ大変。
今夜も野菜を多めにとってカロリーが高いものを避けながら飲みたいところですが、まあ、無理でしょうね・・(笑) →人気ブログランキングへ
- С Новым Годом! С Новым счастьем!
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2011.01.01 Saturday皆様、明けましておめでとうございます。本年が皆様にとって実り豊かな、笑いに満ちた一年になることをお祈り申し上げます。
毎年思うことですが、一年が過ぎるのは本当にあっという間ですね。
昨年を簡単に振り返ってみると、多くの方々に出会い、そして多くの方々に助けて頂いた一年だったと思います。
仕事ではミスをしたこともありましたが、まさに上司と周囲の協力があってこそのりきれた場面が多かったと思います。社内プレゼンテーション大会に出させて頂いたことは大きな自信につながりました。後半は、今の部署が人の出入りが多い部署であるため業務負荷の都合で非常に忙しく、また人間関係の難しさも感じました。この年末でいくつか山場を越えましたので、来年は少し落ち着きつつ効率的な取り組み方を模索したいところです。
仕事以外ではロシア関連で多くの方々に出会い、交友を広げることが出来ました。自ら飲み会を催したり、他での飲み会にお誘いを頂いたり、あちらこちらで業界を問わず楽しい時を過ごせました。大学の同期会やサークルのOBOG会の機会を持てたことは大変嬉しく、今後も継続していきたいものです。
こうしてみると、日頃仕事ではロシアに関わっていないにしても、仕事以外のところでは結構積極的にロシアにしがみついているかな、と感じます。(このブログもその一環であるわけですが)
以前にどこかでも書きましたが、ロシアに留学までしてしまった以上ロシアからは逃げられない筈ですので、あまり欲張り過ぎずに仕事もロシア絡みも精進していきたいと思います。これからも様々な場面にぶつかり、様々な体験をするでしょう。手を叩いて大喜びしたい時もあれば、声をあげて泣きたい時もある。目を見開いて激怒したい時もあれば、腹をよじって笑い転げたい時もある。
そんな全てをひっくるめての俳優修業、また地道に続けていきます。
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- 新年の過ごし方は色々
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2011.01.02 Sunday
年末29日は会社の納会で酩酊、翌日の30日は高校のバンド仲間と酩酊、その帰りに地元の親友と合流して酩酊、いざ地元の駅に戻ってみると丁度話題にしていた友人が乗り過ごしてタクシーを待っていたため即合流して酩酊・・・とまあ午前3時過ぎまで飲み屋にいましたよ。
31日は実家の周りのあれこれを手伝い、今年の汚れを今年のうちに落とし、晩には紅白やら昭和歌謡やら見ながら過ごしたのでした。紅白の顔ぶれは知らない方々ばかりでしたが、どうだったんでしょうね。特にうまい構成だとも思いませんでしたし、例年に比べて印象が薄かったような・・・
食事の方は普段不足しがちな野菜もたっぷり摂ることができました。私は麺類が好きですが、とりわけ蕎麦が大好きです。そのため、年越し蕎麦をお腹いっぱい食べることが出来た幸福感も手伝って、穏やかに新年を迎えることが出来ました。単純な男でしょう?(笑)
新年を迎えてからは、結構酔っていたこともあり初詣にも出かけず「運命の皮肉」(Ирония судьбы, или С лёгким паром!)のDVD鑑賞です。
この映画は毎年大晦日にテレビで放映されているとのことですが、私がロシアにいた時の大晦日は非常に早い時間から酩酊しており、どのように新年を迎えたかを知ったのは翌日デジカメの中の写真と動画を見てのことでしたので確認がとれませんでした。すみません。
映画の内容はご存知の方も多いと思いますが、以下のようなものです。
大晦日に友人たちとお酒を飲んで泥酔したモスクワに住む男性が、間違えてレニングラード行きの飛行機に乗せられてしまう。レニングラードに着いてタクシーの運ちゃんに自分の住所を言うと、なんと同じ住所にアパートがあり、しかも鍵までピッタリ。千鳥足で帰った男性はそのまま寝てしまいますが、その後、とある騒動に巻き込まれる(騒動を巻き起こす?)
映画の顛末はこれ以上は割愛しますが、邦訳もある筈ですので興味のある方は是非ご覧下さい。バーニャという公衆浴場で乾杯を繰り返す場面とか、オンボロのエレベーターとか、ロシア的なるものが溢れていてとっても面白いと思いますよ。
さて、そんな新年の気分で新年にまつわるものを今回もいくつか読んでみたいと思います。
- Тебе сколько лет?
- Не знаю.
- А сколько раз ты смотрел фильм "Ирония судьбы, или с легким паром"?
- Ну, раз 20.
- Значит, тебе 20 лет.
「君、何歳?」
「知らないよ」
「じゃあ『運命の皮肉』は何回見た?」
「うん、20回くらいかな」
「ってことは20歳ってことだね」
・・・やっぱり毎年放映されているみたいですね。特に笑いがあるわけではありませんが。
После новогодней елки в детском саду отец говорит сыну:
- Сынок, ты уже большой, должен понимать, что никакого Деда Мороза нет. Это был я.
- Да, я знаю. Ведь аист - это тоже ты.
幼稚園での新年のお遊戯会の後、父が息子に話している。
「なあお前、お前ももう大きいんだから、サンタクロースなんてものはいないってことを理解しなくちゃならんぞ。あれはパパだったんだ」
「うん、僕知ってるよ。だって、コウノトリだってパパだったんでしょ」
・・・大きくなると、色々な物事がわかってくるんだよね・・・さて、елкаというのは「もみの木」という意味だとばかり思っていましたが、「飾り付けたもみの木の周りで踊ったり遊んだりするお祝い事」というくらいの意味もあるとは知りませんでした。
Праздник нового года - это ужин, заканчивающийся завтраком...
新年のお祝い、それは朝食によって終了する夕食のことである・・・
・・・朝まで飲んでるということですね。私もロシアでは随分明け方まで飲んでいた時もありましたが、最近はどうも途中で眠気がきてしまいます。今度オールナイトカラオケでもやって発散したいところです。
Гаишник останавливает автомобиль, превысивший скорость.
- Куда вы так спешите? - спрашивает он водителя.
- Домой. Мы встречали Новый год с друзьями, я немного задержался. Жена волнуется.
- Но ведь сейчас май на дворе.
- Поэтому и спешу.
交通警察がスピード違反車を停める。
「そんなに急いでどこへ行くんです?」 - 警察官は運転手に尋ねる。
「家に帰るんです。友達と新年を迎えたんですがちょっと遅くなってしまって。妻が心配してますから」
「でももう5月になりますよ」
「だから急いでるんですってば」
・・・好きだなあ、このずれ方(笑)
- Молодой человек! - возмущается отец. - Вы обещали мне привести мою дочь домой к встрече Нового Года, то есть к двенадцати часам ночи!Сейчас уже четыре часа утра, и вообще, это не моя дочь!
「おい、君!」 - 父が怒って言う - 「君はうちの娘を新年を迎えるまでに連れて帰るって、午前零時までに連れて帰るって約束したじゃないか!もう朝の4時だ、それにな、そもそもこいつはうちの娘じゃない!」
・・・約束の時間を過ぎた上にどこか余所の女性を連れ帰ってしまった若者(笑) 本当の「うちの娘」はどこで何してるんだって話ですが、お父さんのお怒りはごもっともですね。私も娘より息子が欲しい・・・(数ステップ飛ばした発言ですね)
そんなわけで、あちらこちらで様々な新年模様があって楽しそうですね。皆様はどんな楽しい新年を過ごされたでしょうか。また気が向いたらいくつか紹介したいと思います。
↓宜しくお願い致します↓